2008年01月14日

オーロラからの帰国

アラスカへ』、

オーロラ出現』、

雪山の年越し』の続き。

オーロラ鑑賞の時間は午前3時まで。ホテルまでの移動もあるのでスキー場を後にするのは2時過ぎの予定だ。帰りの時間が刻々と近づいている中、はじめは全く見えなかった星空が徐々に姿を現し始めた。北斗七星やカシオペア座の分かりやすい形状が見えてくる。空の割と高い位置に見えるそうした星の周りに、次第にぼんやりとした物が浮かんできた。前日までの経験から、そんなに高い場所にあるのは雲じゃないか…と思いつつも、念のためデジカメのスイッチを入れてみる。するとその結果は…3夜連続のオーロラの姿だった!

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やや見えにくいが、前日までと違ってカーテン状のヒダの様子も見て取れる。さらにこの日のオーロラは突然現れたことからも分かる通り、強弱の変化も大きく、眺めていても活発な活動に入ったかと思えば、夜の暗闇に紛れ込んでいく、といった振る舞いを繰り返す。それまでロッジにこもっていた人たちも、歓声を上げながら次々と飛び出してくる。ロッジの管理人がデジカメで撮影してプリントしてくれるサービス(1枚20ドルとなかなかいい商売だ)にも、我先にと行列が出来ていく。昨日、チナ温泉で山頂に上った僕たちには観測出来たが、麓に留まって見られなかった人たちにしてみれば、2日連続で駄目かと思っていた矢先のオーロラだっただけに、喜びもひとしおだったのだろう。帰りの時間に迎えのバスがやってきたが、印刷サービスが終わるまで出発を延期します、というアナウンスがなされた。3日中、3日とも、それも元日からオーロラが見えたということで僕個人も大喜び。さっきまでシャボン玉で遊んだりしてやさぐれていた(?)のが嘘のよう。これは2008年も縁起がいいぞ、と勝手に考えて帰途に着いたのだった。ちなみに「凍ったバナナで釘が打てるか?」実験用のバナナはずっと屋外に置いてあったのに硬くならず、帰りのバス車内での夜食になってしまった。残念。

翌日はフェアバンクスを後にしてアンカレッジへ。乗り継ぎの関係で一泊することになるのだが、現地でJTBの委託を受けていた業者がいい加減この上ない。空港でろくに員数確認もしないまま出発しようとするは、一部の参加者(関係者?)へのあからさまな優遇はするは、手続きの粗雑さ(翌朝に約束されたモーニング・コールは結局鳴らず)…まあ、一年中同じ仕事の繰り返しでやる気を失っているのかもしれないが。

それはさておき、アンカレッジでホテルに着いたのが午後1時。良く考えてみたら、当日は元日、1月1日だ。さすがのホテルも、メインのレストランも夜8時には閉まるは、お土産屋さんは殆どお休みだは、と全くのお正月モード。市内の観光施設も閉店なので、かろうじて開いていたアラスカ動物園に行ってみることに。タクシーも待ってないので呼び出してもらうが、運転手も「動物園?やってるの?」と聞いてくる始末(一応、事前に確認して出発したのだが)。アンカレッジ市内は思いのほか広く、片道で40ドル近くかかってしまう。さらに冬の動物園は、展示されていない動物も多く、かろうじてムース(ヘラジカ)やカリブーといった「アラスッカっぽい」動物が見られた。

夜はまた片っ端から電話して開いてた地元のシーフード・レストランへ。相変わらず料理のボリュームも付け合せの量もものすごく、腹ごなしとコンビニ探し(結局見つからなかったのだが)も兼ねてホテル近辺を散歩する。最初にフェアバンクスに着いたときから思っていたのだが、もう年も変わったというのにあちこちにクリスマス・ツリーの飾りが残っている。

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「ここは時差一週間か?」なんて下らない冗談を言ってたりもしていた。現地では、一般のお宅の飾り立てたクリスマス・イルミネーションを見に行くと言う「便乗」ツアーもあったのだが、1月10日まで催行される由。クリスマスが終わるとすぐにお正月モードに突入する日本と違って、割と遅い時期まで飾られたままであるようだ。もっとも、ホテル内を散歩していたら用済みとなったツリーが何本も置かれた一角を発見。現地でもクリスマス・シーズンは終わりつつあるようであった。

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本当はフェアバンクスからアンカレッジまで、丸一日かけてアラスカ鉄道で移動する選択肢もあったのだが、どうせならアンカレッジで半日過ごした方が良いだろう、と思って飛行機にしたのだった。次にくるときはそれも一つの方法だろう。

翌朝、7時発の飛行機のはずがホテルロビーに4時集合。早過ぎると思いながらも「ツアーだから仕方がないか…」と我慢して空港に向かうと、他の人たちは6時発だという。現地代理店の怠慢(?)で十把ひとからげにされたのだ。空港まで送られても何の指示もないまま全員途方に暮れるし、空港内ではeチケットによるチェックイン→荷物を預ける、と分かりやすい指示が出ていたにもかかわらず、全員を相談窓口の様なところに並ばせる始末。代理店と空港職員が口論していたり、とてもまともなツアーには見えなかった。挙句の果てに時間節約とばかりに"web check-in"をした人用の列に無理やり移動させられる。『アラスカへ』でも書いたとおり、eチケット控えがないままなので、事情を説明し、ガイドの勧めに従って皆と同じ6時の便で発券してもらったのだが、乗り換え地点のシアトルまでだけで、残りはゲートで受け取れ…と言う。こんなことなら最初から自分で手続きしたほうが早かった、と愚痴りながらも一路シアトルへ・タコマ空港へ。

シアトル空港は各ゲート間を地下鉄が走っており、日本人観光客も多いためか日本語表示・アナウンスも目立つ。さて、シアトルで僕たちを迎えたJTBの代理店は、僕たちなんて知らないと言う。考えてみれば一便早めたからなのだが、その連絡も全く届いていなかったらしい。ゲートで受け取れと言われたチケットも結局受け取れず、この時点で放り出されてしまう。「他の皆さんは搭乗券もお持ちだし、あなたたちが何を言ってるのか全く理解できないですね」とのたまうガイドに愛想を尽かし、自力でノースウエストのカウンターで発券手続きを行う。こちらの方が圧倒的に早いし、いまだにこんな高飛車で前近代的なガイドがのさばっているとは信じがたい。また別のガイドが後ほど僕たちを探していわく、「彼はアメリカ暮らしが長いので、対応が不躾なのかもしれません」…ってそういう問題じゃないだろうに。シアトル旅行を考えている方は、JTBのツアーだけはやめたほうが賢明かもしれない。前年のエジプト旅行でのJTBは完璧だっただけに、その格差に驚いた。まあ、JTBが、というよりは、そのやる気のない現地ガイドの問題なのだと信じたいが。

後日、旅行前に申し込んでおいた、フェアバンクス観光局によるガイド・ブックが届く。もう遅いよ…。でも、太陽活動の周期性により、2011年には再びオーロラ活動が活発になることが予想されている。頭上に舞うオーロラを夢見て、3年後に再挑戦してみたい。
posted by としゆき at 18:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | オーロラ紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

雪山の年越し

アラスカへ』、

オーロラ出現』の続き。

3日目はまたオーロラ観光に出発するのが夜10時から。2日目は夕方まで寝込んでしまったが、せっかくなのでオプショナル・ツアーに参加することにした。オーロラ観光旅行でよくあるのは、犬ぞり体験、スキーやスノーモービルに加えて、フライト・シーイング(遊覧飛行)が有名だ。ちょうどフェアバンクスとアンカレッジの中間くらいに、デナリ国立公園が位置している。「デナリ」とは現地の言葉で「偉大なもの」、標高6194メートルを誇る、北米大陸最高峰のマッキンリー山の事だ。

2日目にオーロラを見終わった深夜、JTBが契約しているツアー・デスクに聞いてみるも、さすがに当日の申し込みが通るかどうかは分からないとの事。とりあえず翌朝10時にもう一度来てもらえれば、そのときに旅行会社に聞いてみるという事だった。ホテルには別の会社によるフライト・シーイングのパンフレットが置いてあったので、もし駄目なら自分で片っ端から電話をかけるしかないですか…と聞いてみると、先方も(おそらく諸々の事情により)それは避けて欲しいようで、申し込めるように努力してみると約束してくれた。そして眠い目をこすりながら翌朝10時に出向いてみると、何とか追加申し込みに成功した。

セスナが出発するのは、通常の航空機と同様のフェアバンクス国際空港。往復90分程の飛行で、マッキンリー山の頂上付近へと向かうフライトだ。途中、凍りついた大河や氷河を目にしながら、並み居る山脈を目にして行く。残念ながら本日も天候は曇り、マッキンリー山も雲に覆われ、頂上を目にすることは出来なかったが、道中の雪景色を眺めていくだけでも楽しいものだった。

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ところが、天候のせいかセスナが揺れる、揺れる。途中、写真を撮るためにシートベルトを外していたところに乱気流で、天井に頭をぶつけてしまったりもした(飛行中はシートベルトを締めましょう)。普段、さほど乗り物酔いもしないのだが、さすがにげんなりして帰り道は疲れて眠り込んでしまった。

その後はスーパーで下ろしてもらい、買い物を楽しむ。食料品、衣料品だけでなく、子供向けのおもちゃや大工道具まで並び、所謂ハイパーマーケットと言った方がいいのかも知れない。フィッシング用品の横に、普通にハンティング用のライフルがずらりと並べてあるのがいかにもアラスカらしくていい。

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他にも、アメリカ人の大好きなドクター・ペッパーも勿論売っていたが、「ドクター・ペッパー・ダイエット」もあったのがアメリカっぽい。オーロラが見えなかったときのために、スキー場で遊ぼうと思っていろいろと購入。まずは「凍ったバナナで釘が打てるか?」の実験用にバナナと釘を。「マイナス20度でシャボン玉がどうなるか?」の実験用に、そのものずばりのシャボン玉液を(見つけたときは感動してしまった)。スーパー内のデリからストローも頂戴して、準備万端。また、当日は大晦日ということで、年越し蕎麦の代わりにカップラーメンを仕入れる。このスーパーにはセルフのレジも存在して、自分で商品をPOSに読み取らせる事が出来る。やってみると意外に面白いものだが、正確にバーコードを読み取らせるのはなかなか熟練の技を要する。

さて、いよいよオーロラ観光最終日。ホテルを出るときも、スキー場(初日と同じ)もどんよりと曇っており、星一つ見えない。ツアー客達も手持ち無沙汰でロッジ内にたむろしており、ロッジの日本人店員とオーロラやお土産の四方山話をして時間を潰している。まずはバナナをロッジ外に置いて凍らせ始める。続いておもむろにシャボン玉実験を開始。おそらく10年ぶり以上にシャボン玉で遊んだが、意外に童心に帰って楽しいものだ。ストローを吹く力を加減すると、シャボン玉の大きさや個数までいろいろと変えられる。さあ、ストローを離れたシャボン玉はどうなったか?マイナス20度の世界では、期待通り、次から次へと凍り付いていく。地面に積みあがっていくシャボン玉は、なんともいえない不思議な光景だった。

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その後、年越しイベント用にロッジからはシャンペンが振舞われる。カウントダウンと共に花火が打ち上げられ、いっせいに歓声が上がる。生まれて始めて海外での年越しだ。時差の関係もあって、日本時間ではとっくに年越しをしているというのも、頭では分かっていても不思議な感覚だ。星も、オーロラもない真っ暗闇に打ちあがる花火の姿も美しいものだった。ある意味、この瞬間にオーロラが見えてなくてラッキーだったのかもしれない。

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紅白も除夜の鐘もないまま年を越え、年越しラーメンを食す。人間、誰しも考えることは同じなのか、他のツアー客の中にはわざわざ日本からインスタントのお蕎麦を持参していた人たちもいた。もともとスキー場で食べるラーメンは暖かくて妙に美味しく感じるものだが、手に入ったのが海外仕様であったのが残念だった。海外版のカップヌードルは何度か試したことがあるが、やはり味付けは国内版の方が美味しく感じる。慣れのせいもあるかもしれないが。それとも、化学調味料のせいか!?いくつか食べてみて発見だったのは、海外版マルちゃんは意外に行ける、ということ。チキン味とエビ味を食べてみたが、どちらもマルちゃんに軍配が上がった。もっとがんばれ、日清食品。

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posted by としゆき at 16:31| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | オーロラ紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

オーロラ出現

アラスカへ』の続き。

45分程バスに揺られてスキー場へと到着すると、ガイドが「今、オーロラ、出てますね!」。俄然盛り上がるバス車内。バスを降りてみると、遠くの山際にぼんやりと白いものが浮かんでいる。パッと見、雲と変わらないのだが、良く見るとゆらゆらと揺らめいている。オーロラと言うと想像するような、頭上にカーテン状の光の帯が舞っている…と言うのとは異なるが、今見ているのは、もっと北方に発生しているオーロラを横から眺めた姿だ(基本的にオーロラの様々な姿は、カーテン状のオーロラをどの位置から眺めるかの差である)。慌ててデジカメをセットするが、残念ながら僕のパナソニックLUMIX、DMC-FX30では撮影できず。別名通り「お嬢様デジカメ」では力不足か…。

仕方がないので、借り物のデジカメ、これまたLUMIXのDMC-FZ50でチャレンジしてみる。持ち主がそのまま撮影に成功したというセッティングを拝借してISO800、シャッタースピード30秒でチャレンジ。逸る気持ちでシャッターを押し、30秒間の露光、同じく30秒間のデータ処理を終わってみると…そこには見事な緑色の映像が!「見た目には白っぽいのに、撮影すると緑色」と聞いていたので、改めてオーロラであることを確認。しばらく肉眼でオーロラの姿に酔いしれる(背景に写りこんでいるのはスキーのリフト)。

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遠方のオーロラであっても、実際に波打っている様子が感じられる。とはいえ物理的存在である光のカーテンが波打ってるのではなく、発光する場所が次々と移り変わっていって、人間の目にはあたかも揺らめいて見えるのだが。眺めている間にもどんどんと姿を変えて行き、活動が激しくなったかと思いきやまた暗くなるといったこともしばしば。その存在を知らぬまま、突然の自然現象を目にした古来の探険家たちがその驚きと感動を書き記しているのも分かる気がする。

幸運にも初日からオーロラに遭遇できて喜びながらホテルへの帰路に着く。考えてみれば、土曜日の15時過ぎに日本を発ち、ホテルに着いたのは日本時間だと日曜日の21時…いかに機内で仮眠を取ったとはいえ、さすがに体力も限界に近づいており、ホテルに戻ったらすぐに眠りについてしまう。翌日は16時過ぎに、フェエアバンクスからバスで1時間半程のチナ温泉に行く予定だったが、ほとんどその直前まで寝込んでしまう。やはり疲れていたのだろう。

と言うわけで、2日目はチナ・ホットスプリングスへ。本日も天気は曇っており、バスの中でもガイドが「オーロラは見えなくても、温泉もあるので楽しんでくださいね」と慰め始める。現地について食事を済ませ、まずは「氷の博物館」へ。文字通り、氷で出来た建物の中に、氷のシャンデリア、氷のベッドルーム(実際に宿泊も可能!)、氷のチャペル等が並んでおり、様々な氷像が展示されている。

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氷のバーカウンターでは、氷のグラスでマティーニも楽しめる。

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氷の博物館内部はマイナス5度であり、マイナス20度近い外部よりはずっと暖かいのが不思議に感じる。とはいえ氷の世界で身体も冷えてきたので、チナ名物の露天温泉につかる。条件さえ揃えば満点のオーロラの下で温泉を楽しむと言う、この上ない極楽気分も可能なのだが、残念ながら今日は曇り…。

とは言いつつも、事前に申し込んでいたとおりキャタピラーの雪上車に揺られて山頂へと向かう。オーロラは基本的に北の方向に出現するのだが、チナ温泉は北方に山が控えている。少しでもオーロラが見える可能性を高くしようと、その山に登ってみることにしたのだ。山頂に到着しても星空はぼんやりしている。やはり曇りか…と諦めていたのだが、小一時間もすると徐々にもやもやしたものが目に入ってくる。すわオーロラか、と目を凝らし、デジカメで撮影してみると、やはりそれはオーロラの姿だった!少しずつ光の強さを増しながら、姿を現しては消えていくオーロラ。初日よりもぼんやりとしたものではあったが、二日連続で観測に成功した満足感に酔いしれながら再び帰路に着いたのだった。
posted by としゆき at 21:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | オーロラ紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月06日

アラスカへ

年末年始はカレンダーにも恵まれて6連休を取ることが出来たので、以前から行ってみたかったオーロラ鑑賞の旅に出ることにした。太陽から飛来するプラズマが大気中の粒子と衝突して励起状態に移す。励起状態から基底状態へと遷移する際に発せられる光がオーロラとして鑑賞される。太陽プラズマは地球の磁力線に沿って飛来し、磁極(回転軸の極である北極・南極とは少し異なる)を中心とするドーナツ状の地域で多く発生する。オーロラというと北極のイメージが強いが、実は南半球でも発生しているのだ。また、北極点近辺よりも、やや南の北緯65〜70度近辺(「オーロラ・ベルト」と呼ばれる)が主要な発生場所となる。

アラスカ、カナダ、北欧等、様々な場所でツアーが催行されているが、オーロラ鑑賞に最も重要なのは、なによりも天気が良いこと。北欧は天気が悪いことも多く、観測可能性が最も高いのは北米、中でもアラスカ・フェアバンクス近辺だとされている。実際、フェアバンクスには世界各国の研究機関がオーロラ観測の基地を置いている。残念ながらアラスカには日本からの直行便がない。毎年冬にはJALのチャーター便によるツアーもあるのだが、年末年始は混み合っており予約できず。仕方がないので、ノースウエスト航空でシアトルに飛び、アラスカ航空でアンカレッジ、フェアバンクスと乗り継いでいく事になった。

何故かツアーを申し込んだJTBからはeチケットの控えが送られて来ず、成田でチェックインする際にもノースの係員に散々問い詰められる。最近はパスポート番号さえ分かれば航空会社のシステムで発券も可能なのだが、これが実は後でいろいろと問題の原因となる。成田でのノースのカウンターは自動チェックインの端末が多く置かれ、基本的には自分で作業する、ハズ、なのだが、各端末に係員が付きっ切りで作業を代行してくれる。これでは普通に窓口で手続きするのと変わらない気も…。

シアトルまでは約9時間、シアトルからアンカレッジが約3時間半、さらにアンカレッジからフェアバンクスが1時間の飛行となる。シアトルが太平洋標準時(日本との時差17時間)なのに対し、アラスカはまた別のゾーン(時差18時間)となる。つまり、地理的には一旦東に進んで西に戻る形となるため、乗り換え時間等も含めると、時間の限られた年末年始、直行便がいかに効率的かが思い知らされる。

そんなこんなでフェアバンクスに到着。17時頃にホテルにチェックイン。事前に調べてきた範囲では、フェアバンクスの天気は曇り、また、オーロラ活動も低調が予想されていた。現地についてテレビで確認してもやはり曇りとの予報。若干の不安を覚えながらも、夕食をとり、夜10時からのオーロラ観測に備える。1月の最高気温でもマイナス18度というフェアバンクス。オーロラ関係の資料ではどんな服装が必要かと言うことが必ず書いてある。運動する事を前提に作られているスキーウェア等は防水・防風には強いが、保温機能はそれほど高くないので、基本的に寒中でじっとしているオーロラ鑑賞には不向きな由。今回のツアーは防寒着のレンタル付き。また、旅行前にユニクロで大量にヒートテックのインナーやシャツを大量に購入し、カイロも大量に持参したので寒さに関しては特に問題なし。偶然、僕よりも10日程早く、同じフェアバンクスでのツアーに参加した知り合いからのアドバイスに従って、指先だけが出るような薄手の手袋も用意する。カメラを取り扱ったりするときには、この手袋が思った以上に役立った。

フェアバンクス市中心部は街の明かりもあるので、オーロラ鑑賞のため郊外のスキー場へと向かう。ホテルを出て空を見上げると…そこには満点の星空が!天気予報にもかかわらず、空は晴れてくれたのだ。山の天気は変わりやすいとは言うものの、なかば諦めていただけに嬉しい誤算だ。後はオーロラさえ出現してくれれば…。
posted by としゆき at 01:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | オーロラ紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする