2007年11月11日

上海蟹堪能

羽田発、虹橋行き』、

上海の午後』、

上海雑技』の続き。

雑技を鑑賞した次は、いよいよお目当ての上海蟹。別名はシナモクズガニ(「モズクガニ」ではないのは「羽田発、虹橋行き」で書いた通りなので注意)。江蘇省昆山市というところにある、陽澄湖で取れたものが最高級とされる。今回食べに行ったのは、「成隆行蟹王府(かいおうふ)」。当然、陽澄湖産をうたっている観光客にも人気のお店だ。2年前は、このお店にいけなくて、新光酒家というお店に行った。こちらも蟹の味では定評があるそうだ。

上海蟹は鋏の裏側に毛がびっしりと生えていて、はじめはびっくりする(モクズ=藻屑)。自分で処理して食べようとするとそれなりに大変だ。今回はお店の人にお任せで次々と捌いていってもらう。蟹の身だけで言ったらタラバガニ等の方が大きいし食べやすいが、上海蟹で何より魅力なのは蟹味噌。卵黄の様に濃厚な味わいで、とろりとした舌触りが絶品。この蟹味噌と豆腐をいためた蟹粉豆腐という料理もある。ところで、蟹を食べに行くといつも話題になる蟹味噌は、「中腸腺」という器官らしい。けして脳味噌ではないので念のため…。

ShanghaiCrab.jpg.JPG

蟹を食べた後は、外灘(バンド)観光。金曜組はもう観光してるが、夜は夜でライトアップされた建物群が美しい。特に西側からだと川越しに東方明珠塔の姿も見られる。観光客も多く訪れているが、と言うことは当然、お土産屋さんも大勢進出。プラスチックの内部に、建物の姿がレーザー光線で焼かれたよくあるお土産があるが、上海の名所を焼きこんだお土産が、下の土台からの光に照らされるお土産を見つけた。100元だか何だかを、20元まで値切ったところ、どうしても向こうが25元から降りてこないので、みんなとはぐれないように諦めて離れる。すると、帰りにちゃんと店舗を構えたお土産屋さんで全く同じものがなんと10元。この手のお土産屋さんの殺し文句、「今なら箱もちゃんと付けるよ」も飛び出し、見事商談成立。10元なら仮に壊れても気にならないし、今でも我が家のテレビの下で、時々ぴかぴか光っている。

翌朝は再びスーパーでお買い物。こちらのスーパーはエスカレーターで階をあがっていくとき、手すりと手すりの間に日用雑貨品等が置いてあって思わず手にとってしまう配置になっている。大型スーパーでカート移動が主だから出来るとも言えるが。あと気づいたのは、レジで商品をPOSに通した後、日本ならまた別の買い物籠に入れなおすが、こちらでは店員さんの手元にビニール袋がセットされており、会計が済んだ商品からどんどん袋詰めされていく。合理的といえば合理的だが、こちらのビニール袋は妙に薄いのか良く破れる(日本で言うと、マツモトキヨシのペラペラの袋みたいな感じ)。また、きっとエコバッグが普及するまでにはもうしばらくかかるのだろう。例の"I'm Not A Plastic Bag"の偽者(?)が80元で売っていたりはするのだけれど。

帰りの飛行は2時間程度で日本着。随分と慌しい旅ではあったが、蟹も小龍包も満足だったし、在上海の友人の心温まる歓待にも感謝。こんなに近場なのだから、また機会があれば是非行ってみて蘇州等にも足を伸ばしてみたい。
posted by としゆき at 20:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 上海紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

上海雑技

羽田発、虹橋行き』、

上海の午後』の続き。

上海と言えば雑技、と言うことで、今回の目玉の一つ、雑技団鑑賞。当初、上海経験者が土曜日入りと言うことで金曜夜に予定されていたが、土曜日に変更してもらえたので僕たちも見られることになった。2年前に来たときは、リッツカールトンホテル等の入っている上海商城というところにある雑技団を見に行った。雑技と言うともっとシンプルに肉体を用いた曲芸を披露するものかと思っていたら、意外にコミカルな演出やジャグリング等、ショー的要素も強くて思った以上に楽しめた記憶がある。

今回行ったのは、白玉蘭劇場というところ。上海市内にはいくつかの劇場があるそうだが、上海の友人によるとここが一番お勧めだと言う。組み体操のピラミッドのような「いかにも雑技」なものから、皿回しやジャグリング、上から下がる帯一本で体を支えて空中を飛び回る演技等、盛り沢山。高さ5メートルはあろうかという一輪車に乗ったまま、片足でお皿を蹴り上げて頭の上にどんどん積んでいく雑技や、何段にも重ねた輪(しかも回転し続けている)を器用にバク宙で潜り抜ける演技等、思わず「うぉ〜」と叫んでしまう熱演が続く。

途中には普通の手品のような演目もあった。小さな箱時計の中に少女が入ったまま、何本もの剣が突き刺されていく。ところがドアを開けてみると中からは元気な少女が生還…とここまではよくある手品だが、次から次へと5人もの少女が出てくる。劇場で買ったDVDを家に帰ってから皆で見直してみたのだが、やっぱりどこにタネがあるのか分からない。結局、雑技団なのだから想像も付かないような隙間に隠れていたのでは…と言うことになったが、はてさて。

最後にはここのショーの見せ場だと言う、金網の球体内を幾台ものバイクが疾走する演目。一台で金網内をぐるぐる回るところから始まり、徐々に台数が増えていく。最後には、5台のバイクが衝突ギリギリのところをかわしながら走り回っている。思わず手に汗握ってしまう。帰りに話題になったのは、一体あれは普段どううやって「練習」するのだろうか?と言うこと。ゆっくり始めて徐々にスピードを上げていくと言うのは、通用しそうにない。それだと金網内を一周するのは無理だろう。と言うことは、練習段階からかなりのスピードで飛ばさなければならず、とてもじゃないけれど素人には真似できそうにない。まあ、それこそが雑技団の雑技団たる所以なのだろう。バイク乗りの5人はカラフルな衣装をまとっていたが、そこは5人組、リーダーはやはり赤色なのだった。
posted by としゆき at 22:20| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 上海紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月05日

上海の午後

羽田発、虹橋行き』の続き。

金曜日組は前日にバーベキューを行い、外灘(バンド)や豫園といった上海観光の二大名所に足を運んでいる。土曜日に上海入りした僕と後輩は、この上海の知り合いを以前にも訪ねて来ており、経験者と言うことでその手の定番は金曜日に行こう…と言うことになったのだ。東京から来た5人のうちの紅一点は、前日に豫園商城でチャイナドレスを購入しており、本日はそれに着替えての市内散策。ちなみに豫園には南翔饅頭店という小龍包の名店があり、以前に訪れたことがある。東京だと六本木ヒルズに支店が入っている。

さて、本日のお昼は小龍包は小龍包でも、台湾が発祥の鼎泰豊(ディンタイフォン)。こちらも新宿の高島屋に支店が入っている。上海では虹橋、浦東、新天地、そして豫園にまで支店が存在しており、僕たちの行った虹橋店も大勢のお客さんでごった返していた。ところで鼎泰豊のホール店員さんの胸には、"Emma"だの"Jane"だのといった英語名の名札が付いていた。それでその場で出た話題なのだが、アジア人はよく海外に留学したりすると英語名を使っていたりする。香港人は有名だし、韓国人や台湾人も見た目の(アジア人な)雰囲気からは想像も付かないようなベタベタの英語名を名乗ってたりする。台湾では、そうした名前を英語教師が勝手に(?)つける事もあり、さらに彼らの場合は、パスポートにまで英語名を入れることが出来るらしい。マクドナルドでおなじみの故・藤田田(デンと発音してください)は、自分の経験も踏まえて子供二人の名前を英語的にも発音しやすいものにしたという事をその著書で書いている。ちなみに「デンと発音してください」と言うのは、僕が入れたのではなくて藤田田(デンと発音してください)本人が自分でよくつけていたもの。

小龍包に舌鼓を打った後はすぐお隣にあるDVD屋さんをひやかす。こちらでは様々な映画やテレビ、音楽CD等がものすごく安い値段で売られている。知財無視もはなはだしいのだが、こちらでは観光客だけでなく地元の人たちも多く購入しているらしい。さらに、リージョンコードも付けられておらず、関係者が見たら卒倒しそうな状況だ。値段はDVDのメディア1枚当たり10元(1元は約16円)で、連続ドラマ等記録メディアが複数枚になる作品は、たとえば全5枚なら50元、全8枚なら80元と大変分かりやすい。コンテンツのコストがあってないようなものだから、シンプルな「ブックオフ形式」でも問題ないのだろう。中には画質の良い特別製の物もあり、そちらは1枚20元になっている。逆にDVDと言いながら、単にDVDメディアにVCDを焼きこんであるだけの場合もあるようなので要注意。ご興味のある方は、あくまで自己責任で…。

その後、お土産を求めてお買い物。DVDと同じで真贋の怪しいブランド物が所狭しと並んでいる。腕時計・ゲームソフト・バッグ等と並び、中国テイストの雑貨等が売っていたりする。日本でも良く売っている、レーザー光線で模様を焼いたプラスチック製の置物もある。いくつか欲しい物があったので、買おうとするとやっぱり最初はふっかけてくる。値切ればどんどん安くなるのだが、「適正価値」が一体幾らなのかは分かったものじゃない。まあ、その値段なら欲しいと思えたら、それが自分にとってのフェアバリューなのだろう。日本円にしたら大したことないしね。ちなみに、横浜中華街に「横浜大世界」と言うテーマパークビルがある。そこで見かけた、パンダが太極拳の様々なポーズを取るTシャツを上海でも発見。というか、こちらで仕入れた日本人にも好まれるお土産を売っているのだろうが。このTシャツ、確か横浜でも2000円しなかったと思うのだが、最初に言われた値段は200元…ってそれはさすがに高いでしょ。「安いよ〜」と客引きをするのに「買わない」と答えると「見るだけ〜」と追い討ちをかける。どこの国に言っても感じるのは、商魂逞しいお土産屋さんの語学力。

その後、スーパーのカルフールへ。ご存知フランス資本の大スーパーだが、中国語では「家楽福」。お得意の、音を真似ながらも意味も伝えると言う中国語一流のネーミングだ。上海で大人気の「三得利」(サントリー)ビールもこの類か。あと、上海のタクシーに多く用いられているのは「上海大衆」(フォルクスワーゲン)の車だが、こちらは意訳だけかな。カルフールではお菓子やお酒等、お土産を物色。スーパーを見終わって時間があったら魯迅公園でも行こうかと思っていたのだが、時間も迫っていたのでみんなで上海雑技を見に出発。
posted by としゆき at 21:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 上海紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月04日

羽田発、虹橋行き

週末は1泊2日の強行軍で中国は上海へ。大学時代の知り合いが現在、上海に赴任しているのだが、みんなで遊びに行くついでに、ちょうど旬の上海蟹を食そうという企画。都合のつくメンバーは2日の金曜日から出発しているのだが、金曜日が仕事だった僕は後輩と一緒に3日土曜日から現地入りすることに。ところが、前日にも会社のチームディナーがあったせいか、土曜日の朝は寝坊。荷物の準備もそこそこに、とりあえずパスポートだけ持って空港へ向かう羽目になった。

以前は上海行きと言えば成田空港から、上海東部にある浦東(プートン)国際空港へ行くのが定番だった。ところが、浦東国際空港から市内へ出るためには車で1時間程度かかる。それが、この9月29日から、羽田空港発、上海虹橋(ホンジャオ)空港へのフライトが就航した。虹橋地区は日本人も多く住み、上海市内までも車で20〜30分程度と近く、特に忙しいビジネス客にとっては上海への移動が随分と楽になった。もっとも、下手すると日帰り出張などと言う事も普通になってきてしまうかもしれないが…。

ちなみに浦東空港からは上海っ子自慢のリニアモーターカーも走っている。僕も2年前に乗ったが、時速430キロ以上のスピードで走る車内はなかなか快適。もっとも、リニアの終着駅はまだ黄浦江の東側(東方明珠塔等の新しい観光地がある浦東地区と同じ)であり、市内中心部にはさらにタクシーを拾わないといけないので、ネタとして乗ってみる以外には、空港からの移動手段としては結構大変かもしれない。

さて、慌てて羽田に着いたはいいものの、降り立ったのはANAの飛ぶ第2ターミナル。ところが、出発便案内のどこを見ても虹橋空港行きは見当たらない。国際線は別ターミナルだったのだ。地上職員に教えてもらい、移動バスに飛び乗って何とか辿り着いた。まだまだ国際線は少ないせいか出発ロビーにはお店も少なく、人影もまばら。殺風景な中、上海蟹は日本国内には持ち込めませんというポスターが目に入る。どうも繁殖力の強い上海蟹は、国内のモクズガニを駆逐してしまう恐れがあるため、現在では特定外来生物として持込が禁止されているらしい。「上海蟹は中国か中華料理屋さんでどうぞ。」という親切なアドバイスまでされてしまう。ところで、恥ずかしながら今までずっと「モズクガニ」だと思い込んでいた…。

羽田から虹橋へは飛行時間3時間程度、時差が1時間なので10時発のANAはお昼にはもう上海へ到着。空港でピックアップしてもらい、まずは一旦知り合いの家に荷物を置いて、みんなと合流する。2年ぶりの上海上陸だ。
posted by としゆき at 19:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 上海紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする