2018年04月15日

ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)

ロンドン出張2017』の続き。

10日の月曜日。朝4時頃に目が覚めてしまい、そのまま研修資料読み込みの続き。前の日早く寝たからか、時差ぼけなのか(?)、あまり眠くない。地下鉄でベイカー・ストリート駅に移動し、歩いてLBSへ向かう。半円形の階段教室みたいな講義室での研修だが、昨年の香港研修でも一緒だったインド支店の女の子や、東京からの参加となる株式調査部の同僚もすぐ目の前の席。東京からはもう一人参加なのだが、グローバルに全部で150人いる参加者を3つのコーホートに分けており、彼は別の日程での参加であった。僕にとっては全3回の研修でこれが最初だが、一足先に女性限定の研修セッションがあったため、女性陣はみんな既に顔見知り。僕も名前だけ知ってるけれど初対面の人や、僕の上司のことを知ってるよ、という参加者もいたりして、こういうネットワーキングの機会は本当にありがたい。しかも今回の研修は、部署にかかわらず、フロント・オフィスからバック・オフィスまで、本当に幅広いプールから参加しているので、ランチやディナーのときの会話でも、まったく知らない会社の様子が知れたりして、刺激的なのであった。

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LBSはいろいろな会社のスポンサーがいるらしく、こんな看板もあった。

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研修も、LBSの教授たち(一人はうちの会社のOGだったり)の授業で内容も非常に面白いのだが、とにかく英語が大変。一対一じゃなくて、集団に向かって話しているのでまだ聞きやすいのだが、講師も興が乗ってきて早口モードになると聞き取れないし、聞くだけじゃなくて参加者間での自由討論みたいになると、もっときつい。夜は翌日に向けてまた少し資料を読んで、また早めに寝る。

翌朝、ホテルで朝食を取ろうとすると、開店が遅れて待たされ、行列が出来てしまう。実は前日も待たされたのだが、この辺はホテルがスペイン系だから、ラテンのノリで適当なんだろうか?この日は天気予報も雨で少し肌寒い。研修での英語も、少し慣れ始めたのか昨日ほどではないが、集中し続けていると、やっぱり頭が疲れる。言葉の面でのハンデ(?)もそうだが、こちらの人たちは偉い人のプレゼンとかでも、がんがん遠慮せずに質問をぶつけていく。この日も取締役会からゲスト・スピーカーが来たのだが、びしびし突っ込みを入れてたりして、やっぱりその積極性には脱帽。

その積極性は、授業中もだけれど、お昼の間も、そこかしこで議論が始まってたりする。彼らも全員顔見知りというわけじゃないはずなのだが、こういう機会を生かそうとする姿勢は見習わないと。この日はLBSのお庭でサンドイッチをつまみながらのランチだったが、僕なんかはもっぱら、みんなの意見の聞き役になってしまったのだった。そうこうしてたら、すごい大雨になって部屋に戻れなくなってしまう(庭の屋根つき東屋みたいなところにいたので、濡れずにはすんだのだが)。小降りになったときになんとか走って建物に逃げ込む。

午後は小さなグループに別れてワークショップ。よくある360度フィードバックと違って、同僚、家族、友人等に依頼して、本人の「ポジティブなところ」だけを聞くというアンケート結果に基づいた議論。"Point Positive"と言って、どういう場面で、その人がもっとも輝いている(いた)か、という内容。自分にとって良いことを書いてもらうのは気分の良いものだが、要は、その"positive"な面・要素を、他の(仕事の)場面で「活用・応用する」にはどうしたらよいか、というお題。これはなかなか難しい質問で、結構みんな悩んでいたようだった。

そして夜は料理教室みたいなところに全員で移動して、自分で料理して食べる感じのイベント。僕もファヒータ、お寿司、ハンバーガーを作って食べました。お昼に同じグループで議論してた在パリの営業と話しこんでいて、その後帰ることにするも、外はまだ大雨。タクシーで帰るが、何故かカードの暗証番号効かず、泣く泣く現金払いとなってしまう。今回、5月に使い残した£50くらいしか現金を持ってきていなくて、あとは出来るだけカードで…と思っていたのだが、このままいくとなけなしの現金がなくなっちゃうかも。

この日は周囲の積極性に気圧されるは、英語の実力不足を痛感するは、雨に降られるは、手元不如意になるは…で、なんだかんだとメンタルに疲れた一日。仕事もだけれど、心構えの面でも、もっともっと頑張らないといけないと痛感させられたのであった。

だからと言うわけでもないが、水曜日はちょっと寝坊して、少し遅れて朝食に行ったら、団体さんにぶつかってしまって激混み。相席みたいになったが、相手はたまたま同じ研修の参加者で、今日はどうやって移動しようか?という話になる。というのも、この日のプログラムはちょっと毛色が変わり、会場も会社近くのコンベンション・センターのようなところで丸一日、「偉い人のお話」。頭取はじめ、取締役メンバーがずらりなので、偉い人中の偉い人たちであり、人事からは「この機会を最大限に活用せよ!」との号令が下る。地下鉄だとちょっと面倒だなーと思ってたので、朝食一緒に食べた人が呼んであったタクシーに便乗させてもらう。他には、UBERみたいなのを呼んでる人も多かったようだ。実際、帰りは地下鉄で帰ったら、かなり時間もかかってしまったので、朝乗せてもらえてよかったかも。

翌木曜日は研修の最終日。この日も少し目新しい内容で、最近流行りのFinTechとか、超長寿社会とかについて、考えさせるのがテーマ。LBS内部の小部屋を順番に回りながら、2100年(?)に過去を振り返って物語る老人だの、ネット送金のスタート・アップの若者達の会話だの、小芝居を見せられて、あとでみんなで議論する、という内容。内容はともかく、形式が(文字通り)芝居がかってたせいか、参加者にはいまいち不評なようだった。ともあれ、4日間のラップアップの後、秋以降の第2回、第3回へ向けて「宿題」も出て、研修は無事に打ち上げ。この日に帰国する人も多く、みんなが泊まっていたMelia White HuseからLBSまで荷物を持ってきてくれていた。僕は金曜日にはオフィスに行くから、会社近くのいつものホテルに移動だったのだが、よく考えたらどうせ一日しか出勤しないのだし、空港も近いのだから、ホテルもそのまま連泊にしてしまえばよかったと後悔。
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2018年02月15日

ロンドン出張2017

2016年にはリージョナルで行われた研修プログラム(『香港出張』、『香港上陸』参照)に参加したが、2017年度に、グローバルで行われる、また別の研修プログラムに参加することになった。第1回目がロンドンで行われ、その後各リージョンで第2、3回目が行われるという、約1年通してのプログラム。

研修は月曜開始なので、普通なら日曜発のフライトなのだが、前日の土曜日入りするとなんと、ホテルの宿泊代を考えてもトータルで安いということで、半強制的に(?)土曜日出発。やはりビジネス客は夜便やら日帰りやらのニーズが多いからか、逆に余裕を持った日程の方が需要が少ない!?というわけで、7月8日の土曜日に出発。『ロンドン父子二人旅』のゴールデンウィーク旅行時のスーツケースに、トラベルグッズがそのまま詰めっ放しだったりするので、それを流用して荷造りも順調。

ひどい渋滞の中、羽田空港につくと、チケット安いとはいえ空港も混んでいる。ビジネスですら長蛇の列で、エコノミーのチェックインカウンターにいたっては気が遠くなるほどの混み具合だった。今回はお昼の便なので、かねてからの念願であった自動化ゲート登録をしてみることにする。登録待ちでも行列で待たされたのだが、一度登録してしまえば次回からは快適(なはず)。ただ、パスポートへの出入国スタンプがデフォルトではなくなってしまうので、寂しくてわざわざ窓口で押してもらう。

羽田空港へ来ると、いつも出国審査を出たところにある六厘舎が気になっていたのだが、出張の時はラウンジでご飯食べちゃうことが多いから食べられずにいた。が、今回は会社の秘書さんから羽田空港の株主優待券を頂いたので、初めて食べてみることにする。

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とか言いながら、ラウンジに着いたら着いたで、やっぱりカレーライスとか食べちゃって、いきなり満腹状態での出国。

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ロンドン出張は約2年振りで、久々のフルフラットシートで寛ぎながら、未見だった映画の「君の名は。」とか見て過ごす。昼便ということもあって、あんまり眠れないままロンドン到着。羽田も酷かったけれど、ヒースローの入国審査も相変わらず凄い列。そう言えば、過去に一度だけファスト・トラック・パスをもらえたが、それ以外はいつも長時間待たされる。ベビーカーの子連れも結構いて、5月に来たとき、よく長男が飽きずに耐えてくれたと改めて思う(その時は、もうちょっとすいていた様な気もするけれど)。なんか掲示してあったポスターを見ると、Registered Travellerという制度があって、UK/EUパスポートのレーンを通れたり、ICチップ入りなら自動化ゲートを通ってあっというまに入国できる…らしい。どうやって登録するんだと思ったら、ビザ所有か、過去24ヶ月以内に4回以上入国していること…うーん、結構ハードル高いぞ。

Registered Traveller: faster entry through the UK border

なんとか入国して、ヒースロー・エクスプレスで市内へ。5月は雨だったけれど、今回は良いお天気。ロンドンはいつも服装で失敗するけど、今回は日本から着てきた夏服のままで大丈夫かな。今回の研修は会社じゃなくて、ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)のキャンパスで行われる。ので、宿泊先としてはいつもの会社近くのホテルじゃなくて、LBS近くのMelia White Houseというホテルを現地の人事が指定してきてた(コストは東京持ちなんだけれど…)。ここは初めてだったけど、なかなか小奇麗なホテル。最近増えてる、行きたい階数を押すと乗るエレベーター指定される仕組み。日本でももっと普及すればいいのに。

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土曜日で特に予定もなく、ロンドンに来たら恒例行事(?)のラーメン・ツアー(『ロンドン・ラーメン事情』参照)という事で、ウォーレン・ストリート近くのバス停から金田家に向かう。この日はロンドン・プライド2017のパレードか何かあったらしく、バスの運行が不規則らしい。Googleマップでもちゃんとその旨が表示されてる。それなので、少し手前でバスを降ろされてしまい、徒歩でお店へと向かう。ちなみにGoogleマップ見てたら、『ロンドン・グルメ』に出てきた、中華料理のHakkasanのHanway Palace店が近くにあった。今回は行けなかったけれど、また今度来たら食べに行きたいな。あと、Googleマップといえば、金田家を検索すると同名のお店が出てきて、偽物かと思ったらいつのまにかピカデリー・サーカスに2号店が出来てたらしい。

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会社の元後輩には、「ロンドンまで来て、なんでわざわざ金田家行ってるんですか」と突っ込みを受けてしまった。

翌日は日曜日。ホテルはビュッフェの朝食付きなのだが、味は…うーん。目玉焼きも出来合いだし。この日は、5月に結婚式に参加した会社の後輩夫妻とランチの約束が入ってた。彼が取ってくれたお店が、宿泊先にも近いベーカー・ストリート近くのロイヤル・チャイナ・クラブ。年末にはお子さんも生まれるという報告もあって、まことにめでたい。このお店もなかなか美味しいので、ロンドンに来たときのレストラン候補がまた一つ増えた。

帰りに、オイスター・カードを2枚持っていたので、一枚リファンドすることにする。でも、調べてもらったら、古い方のカードはなぜか残額マイナス£1.5、だからこちらから支払って精算するか、そのまま捨てちゃってくれ…と言われる。デポジットの最低額は割り込んでるかもとはと思ったけど、一体全体、どうやったらマイナスになったんだ?

そしてホテルの部屋に戻り、昨日から部屋のテレビの調子が悪いのでレセプションで修理を依頼する。すると、後で誰か送ると言うから、わざわざ外出もせずに待ってたけど誰も来ない。3時間程して誰か来たと思ったら、全然伝わってなくて「何か問題ありますか?」。テレビがおかしいと言うと、いきなり「ホテルは満室だし、スタッフは大勢休み取ってるし、誰も働きたがらないし、自分も11時間以上働いてる!」と愚痴って帰っていく。その後やって来たエンジニアも「やれることは何もない!」と逆切れ。テレビは諦めて、研修の資料を読み込んでいたら、いつの間にやら夜7時。もったいない時間の使い方してしまったけれど、ルームサービスで夕飯を済ませて、翌日以降に備えて早めに寝ることにする。
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2017年01月11日

ロンドン・ラーメン事情

バッキンガム宮殿』,

ケンウッド・ハウス』の続き。

さて、ロンドンでは現在、空前のラーメンブームらしい。しかも、とんこつラーメンが主戦場だと言う。いくつも店舗がある中で、一番人気なのがトテナム・コート・ロード駅近くにある金田家(かなだや)だと言う。と言う訳で、「わざわざロンドンまで来てなぜ?」と言う感じもするが、食べに行ってみることにする。到着してみると、確かに店の外に行列している。

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日本人の家族連れ等も見かけるが、現地の人も食べに来ているようだ(もちろん日本人以外の店員さんもいる)。日本だったらわざわざ行列してまでラーメンを食べるほど通ではないのだが、せっかくなので待つこと20分程度、注文したチャーシュー麺の出来は、なかなかのものだった。

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最初スープを飲んだ時、薄口すぎる?と思ったが、食べていくうちに絶妙なバランスであることが分かる。日本でもこれだけおいしければ十分にやっていける…って言うか、日本の人気店がこちらに店を出しているというのが正解なんだけれど。

ちなみに、このお店の間向かいにはあの一風堂も店を出している。と言う訳で、悲鳴を上げる胃を叱咤激励し、食べ比べてみることに。

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金田家に比べると、餃子を出したり、お酒を飲ませたりと、海外によくあるラーメンバーの雰囲気。それでもラーメンはこちらも期待通りの日本風とんこつラーメン。確かに美味しい、美味しいのだが、個人的には金田家に軍配が上がるかな(お腹一杯だったというのを差し引いても)。ロンドン在住の後輩も、ロンドンで一番と太鼓判をおしていた(がっかりするから、その後一風堂には行かないようにとのアドバイスももらっていたのだが…)。

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ちなみに一風堂と言えば、来るときのANAの飛行機の中でも味噌ラーメンが提供されていた(とんこつじゃないのは、匂いを気にして?)。気圧のせいで沸点が低いせいか、こちらはお世辞にも美味しいとは言えず、その後輩とも意見が一致したのだが、帰ってお店のイメージに悪影響があるんじゃないか…と思うほど。

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まあ話のタネにはいいかもしれないが、お味の方が期待しないで食べてみて下さい。

ロンドンは日曜日が最終だったのだが、帰国前にナイツブリッジのデパート、ハロッズへ。余りにも有名なこのデパートだが、実際に来るのは本当に何年振りだろうか…10年以上来てない気もする。日曜日ということで遅めの11時半開店なのだが、少し早く来すぎてしまったせいで、地下鉄のハロッズ側出口もまだ閉じられたままで、やや遠回り。お店前には開店を待つ人の群れ…と思ったら、それを当て込んでか大道芸人が芸を披露している。カップや帽子でボールを消したり出したりと言う定番芸だったが、最後のお金の回収がやはり大変なのか、「私は別にハロッズに雇われてるわけじゃないし、みなさんからのお金がとっても大事なんです」と力説する。

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「相場は一人20£ですよ」と笑わせ、さらに「ドイツとかサウジアラビアから来た方は50£です」も受けている。「ギリシャ人なら…"I understand"」では爆笑。やっぱりこっちでもギリシャ危機は普通に話題になってるんだなぁと実感(さらにその後、「ドイツ人が代わりに払ってくれるよ」とも言っていたり)。

ハロッズは11時半開店ではあるが、おそらく法令上の関係(営業時間制限?)で、レジが開くのは12時から(それまでは"browsing time"…つまり「見てるだけ」)。その間にもあっという間にお客さんが増え、12時になるとレジには長い行列。なんとか買い物を終わらせて、ホテルに荷物を取りに戻る途中、途中下車してまたもやWAGAMAMA(ワガママ)に立ち寄ってしまう(『やや風邪気味…』参照。しかし僕はロンドンに来ると風邪ばかり引いてるんだろうか?)。ネットで金田家について見てた時に、『いつぞやに食べた「ちくわ入りなんちゃってラーメン」とは大違いである』なんて書かれていた(こちらの食べログの記事)が、ワガママのラーメンにはちゃんと、ちくわが入っていたのだった。

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お腹一杯になりながらホテルのあるリバプール・ストリートへと戻り、腹ごなしがてら最近またいろいろと増えているシティの個性的な高層ビル群を見て歩く。フェルメールとラーメンを満喫したロンドン出張(もちろん仕事も!)だったが、次に来られるのはいつになるのだろうか。

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ちなみにこの最後のビルに入っている”SUSHI SAMBA”は、ブラジル風寿司屋だそうなのだが、高層ビルの上のほうにお店があって眺めがよいということで、予約の取りづらい超人気店らしい…今度また来た時には、トライでもしてみようかな。
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2015年10月08日

ケンウッド・ハウス

バッキンガム宮殿』の続き。

そしてそのまま地下鉄を乗り継いでロンドン北部ハムステッド・ヒースに位置するケンウッド・ハウスに向かう。映画「ノッティングヒルの恋人」にも登場する美しい白色の館だ。

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ケンウッドハウスはいろいろ行き方があるが、良くお勧めされているのが地下鉄ノーザン線Archway駅からバスで15分の行き方。Archway駅はゾーン2とゾーン3の境界なので、ロンドン中心部からゾーン1・2限定のトラベルカードでもそのまま行けるのがポイント。もっとも、地下鉄の駅でカードを買う事気に気づいたのだが、週末はオフピークだからか、ゾーン6まで乗れて実は同じ値段(12ポンド)だったので、あんまり気にしなくても良かったのだが。自動券売機で買う時に、ゾーン1・2のボタンがホワイトアウトしていて最初驚いたのだが、同じ値段なんだからゾーン6までのを買いなさいという親切心だったらしい…もっともその説明がない(価格表示が最後にしかない)ので、戸惑ってしまうのだが。

また地下鉄駅内のATMでお金を下ろしたのだが、市内のATMではほとんど手数料無料をうたっていた。なぜか自宅にいくらかポンド札が残っていたので、今回の出張では(羽田を含めて)一度も両替せずにすんでしまった。余談だが、お金を下ろすとすぐにホームレスが近寄ってきて、「お前はお金を下ろしたが、俺にはお金がない」等と無心して来る。日本と比べるとATMの目隠しなどがなくむき出しだし、現金も丸見えなので治安上はやや問題があるような…。

ケンウッドハウスは入場無料。入ってどんどん進んでいくと、そこにお目当てのフェルメール「ギターを弾く女」が。

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ちなみにこのケンウッドハウスのコレクションはアイヴィー伯爵のものだった。アイヴィー伯爵というのは、本名エドワード・セシル・ギネス。ギネスビール設立者の曾孫だという。

館の庭園(こちらも無料で入場可能)では、親子連れやカップル等がピクニックを楽しんでいる。今回は家族は東京でお留守番だが、いつかは一緒に来てのんびり過ごしたりしたいものだ。

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こうしてバッキンガム宮殿の「音楽の稽古」、ケンウッドハウスの「ギターを弾く女」を鑑賞し、今回の目標は無事に果たせたわけだが、まあここまで来たらついでだから…と言う訳で、翌日にナショナルギャラリーにある「ヴァージナルの前に立つ女」、「ヴァージナルの前に座る女」も鑑賞。2枚とも既に見たことがあるが(『ロンドンの日曜日』参照)、ナショナルギャラリーは入場無料なので、文字通りこの2枚の絵「だけ」を見るために再訪。滞在時間10分程度。

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ロンドンにあるフェルメールは以上4枚で、イギリス国内にはあとスコットランド国立美術館(エディンバラ)に「マリアとマルタの家のキリスト」が存在するが、こちらは以前、東京都美術館で鑑賞済み(『フェルメール参照』)。真贋論争のあるものも含めて、全部で37点が現存するとされるフェルメールの作品のうち、これで18点を鑑賞。

今年はこの後、「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展で「水差しを持つ女」が初来日予定。東京では六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで年明けに公開予定なので、今から楽しみ。こちらの作品はニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵だが、やっぱりフェルメール作品をコンプリートするには、大量に抱えるアメリカに乗りこまないとだなぁ。
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2015年10月07日

バッキンガム宮殿

9月、久々にロンドン出張に行って来た。今年はゴールデンウィーク前に、一泊四日の弾丸シンガポール出張(水曜深夜羽田発、金曜深夜チャンギ発)があったのだが、今回はさすがに前泊出来る「普通の」日程。それでも出発前に体調を少し崩してたり、3日間立て続けにミーティング漬けだったり、出張中にFOMC(=Federal Open Market Committee、連邦公開市場委員会)ミーティングがあって、ロンドン時間午後7時(ニューヨーク時間午後2時)に利上げがあるかないかで盛り上がったりと、それなりに忙しく疲れる出張ではあった。

そんな出張も無事に終え、週末には気分転換も兼ねて、バッキンガム宮殿とケンウッドハウスへと足を向けることにする。バッキンガム宮殿はもちろんエリザベス女王のお住まいなのだが、夏季限定で一部が一般公開されており、内部を見学出来る。ヨーロッパの他の宮殿やお城も見学できたりするが、なにぶんこちらは現役バリバリ、エリザベス女王がスコットランドで避暑する間のみの限定公開なので、ロンドンを訪れる時期によっては中を見ることは出来ない。

実は以前も一度訪れているのだが、今回のお目当てはこちらに所蔵されているフェルメールの「音楽の稽古」。フェルメール作品の中でも鑑賞難易度上位の作品だろう。


音楽の稽古


バッキンガム宮殿は例の衛兵交代があったりして観光客でごった返すし、この時期はラグビーワールドカップの時期でもあり、世界中から観光客が押し寄せていた。予め日本で見学チケットを予約しておいたのだが、バッキンガム宮殿、クイーンズ・ギャラリー、そしてロイヤル・ミューズ(厩舎)を含む"Royal Day Out"というチケット。クイーンズ・ギャラリーは小さなスペースで、入場時間が決められているのだが、衛兵交代(11時頃)と重なる10時半からの枠しかあいておらず、それに合わせてホテルを後にする。

バッキンガム宮殿の最寄り駅ではなく、宮殿正門へとつながるThe Mallを歩くべく地下鉄チャリング・クロス駅へ。この週はお天気も悪く、薄着の用意しか持って来なかった僕は、ロンドン到着時にコートを来ている人を見て愕然としたのだが、この週末はBBCの天気予報でも"lovely"と言う通り、実に好天気。騎馬警官とバッキンガム宮殿の絵もなかなか。

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フェルメールの「音楽の稽古」は、ここにあるのは間違いないのだが、なにぶん前回来た時に見逃しているくらいなので、どこに飾ってあるのか調べていたのだが今一つ確信は持てず。さらに"Masters of the Everyday: Dutch Artists in the Age of Vermeer"と題して、今年の11月から来年の2月まで「音楽の稽古」を含む特別展がクイーンズ・ギャラリーであるので、宮殿内部なのか、ギャラリーなのか、はたまた現在はどこかに貸し出されていたりするのか。

クイーンズ・ギャラリーに少し早く10時過ぎに到着すると、スタッフからまだ早いからお土産屋さんで時間でも潰してね、と言われる。ちょうどそこに件の特別展のポスター(当然「音楽の稽古」がモチーフ)が貼ってあるので、「この絵は今どこにあるの?」と聞くと、特別展に向けて梱包作業中(?)だと言うではないか!見学前からいきなり心折れて、しばし呆然。冬にまたロンドンにやってくるか、はたまた来夏にまた出張を入れるか…。

そんなわけでクイーンズ・ギャラリーも足早に去り、ロイヤル・ミューズで一通り王室の馬車を眺めて、いよいよバッキンガム宮殿へと向かう事にする。

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バッキンガム宮殿(に限らずだが)では多言語の音声ガイドで案内を聞ける。やはりこの手のガジェットは時代とともに進歩しており、タッチパネルは当たり前、言語別に用意しなくても、ボタン一つで選べたり、必要なら追加情報を細かく調べたりできる。将来的にはアプリを用意して、必要な人がダウンロード出来るようにすれば、機械を用意しなくても良くなるかもしれない。

ともあれ、おもむろに解説を聞きながら内部を見学していくと、ピクチャー・ギャラリーで、部屋に入ってすぐ飾られており、音声ガイドでもイの一番に登場するのが何と「音楽の稽古」ではないか!梱包作業ってなんだったんだ。思わず興奮して、そこに立っているスタッフに「クイーンズ・ギャラリーの人には展示されてないって言われたんだけれど、僕はまさにこの絵を見に来たんだ!」等とまくし立てて、「ごめんなさい、その絵のことはあんまりよく知らないの」等と言われたりする。

本当に部屋に入ってすぐのところにあるので、あまり立ち止まらずに通り過ぎていく人も多いが、そういう人に(そして前回思いっきり見過ごした僕自身に)「フェルメールはここにありますよ」と教えてあげたい気分だ。

気分を良くして残りも見学。宮殿を出たところにあるガーデン・カフェでお茶にする。本当にいい天気で、庭の綺麗な芝生と青空に、宮殿の美しい姿が良く生える。頼んだケーキのチョコレートには王冠マークも。

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2011年10月21日

ロンドン・グルメ

ロンドン2011』、

ストーンヘンジ〜ソールズベリー』、

バース』の続き。

水曜日がフランクフルトへの移動日でもあったので、ロンドンのオフィスにいたのは水曜日のお昼くらいまで。月曜と火曜は、それぞれ東京から異動してる日本人チーム、デスクのメンバーとディナーの予定が入っていた。

イギリスと言うと美味しいものがないようなことを言われるが、必ずしもそうではない。特に外食であれば。

月曜日は中華料理のHakkasanと言うお店。ミシュランの星ももらったようで、ロンドンで今話題の中華レストラン。一緒に行った後輩によると、ロシア系(?)の資本が入っているのでは…ということで、中華料理とは思えないお店の外観。黒服のドアマンがいたり、(お酒を飲む方の)クラブのような東欧系の女性店員がいたり、なんだか怪しげなお店に来てしまったか!?と思わせるが、フロアに降りると接待と思しきビジネスマンの一団や、カップル、家族連れなど、様々なお客が来ているようだ。

ロンドンではHanway PlaceとMayfairに店舗があるが、僕らが行ったのはMayfairの方。内装は実にお洒落で、六本木とか西麻布に支店を出しても充分にやって行けるんじゃないかと思わせる。料理の方もなかなかで、ミシュランの星も納得の美味しさ。お値段はそこそこだが、ロンドンに行って中華を食べたくなったら、ピカデリーのチャイナタウンもいいけれど、このHakkasanも是非どうぞ。

Hakkasan Mayfair

そして火曜日は会社近くのイタリアン、L’Anima。会社の営業さんなんかと話していても、「今夜はL’Animaだよ」と言うと、「あぁ、いいレストランだよね」なんて言われる。ネットで口コミを見ると、味は一級だがサービスとお値段(コストパフォーマンス)が今一つ…なんて書いてある。この日は同僚による「招待」なのでお値段は気にせず、味を堪能する事にしよう…。

シティから近いせいか、接待と思しきテーブルも多いし、日本人のお客さんも来ている様だった。まずはバーカウンターでみんなが揃うのを待つ。今回の出張の直接の目的ではないものの、名前は知ってるメンバーも混じって和気藹々。うち一人は日本人とのハーフだかクォーターだかとかで、日本語多少話せたりするという新たな発見も。このレストラン、個室もあるようだが、この日は予約できなかったらしい。もっとも、開放的で明るい店内なので、その方が雰囲気が楽しめてよかったけれど。料理のお味もここはオススメ。シティ近辺にお仕事の用事がある向きは是非どうぞ。

今話題のギリシャ危機について、ロシア人(ロシアは1998年にデフォルトを起こしている)が「ギリシャと当時のロシアは違う」と言えば、韓国人(韓国は1997〜98年のアジア通貨危機で大混乱に陥った)が「ギリシャがデフォルトしたら大混乱だ」と返す。するとドイツ人(ユーロ圏でも経済優等生のドイツは対ギリシャ強硬派)が「何でギリシャなんかをユーロ圏に入れたんだ」と愚痴れば、フランス人(フランスはAAAからの格下げの噂もある)が「ドイツが金を出せばいいんだよ」と混ぜっ返す…みんなネイティブじゃない分、なんとか英語のやり取りにも付いていけて、食事時の会話も楽しめる。お酒が進んで、怖いもの知らずだったせいも大きいだろうけれど。

ところで、何か知り合いによく似た日本人がいるな〜と思ったら、その知り合い本人だった。さらにホテル(このレストランからも近い)も同じだった事が判明。翌朝にはホテルのエレベーターでまた別の知り合いにも出くわして、偶然とは言え狭い世界だなぁ…と再確認した次第。

L’anima
posted by としゆき at 23:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月18日

バース

ロンドン2011』、

ストーンヘンジ〜ソールズベリー』の続き。

バスはその後バースへ。ローマ帝国支配下でも浴場が建築され、温泉の町として発達した。当時の遺跡が発掘され、ローマン・バスとして博物館になっている。

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実際に温かいお湯が流れているが、衛生面から実際に入浴するわけにはいかなくて、見学するだけ。僕が見て廻ったとき、足湯をしていたおじさんが係員にこっぴどく怒られていた。

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ローマといえばモザイクだが、当時の浴室に使われていた見事なモザイクタイルも発掘・展示されている。

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ちなみにバースの街中で見つけた家具屋にも、これまた見事なモザイク柄のライオンの置物が置いてあった。これちょっと欲しいかも。ちなみにライオンの足元に書いてあるAquae Sulisというのは、ローマ時代のこの街の呼び名。

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バースはジョージアン(18世紀、ハノーヴァー朝のジョージ1世〜4世に由来)様式の建築で知られ、世界遺産ともなっている。煙突と地下室を持つ長屋造りが特徴で、街中のThe Circusと呼ばれる円形広場や、Royal Crescentと言う半月状に並んだ建物が見事な見所。

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街を流れるエイヴォン川(この川沿いに、シェークスピアの生地、ストラットフォード・アポン・エイヴォンがある)には、パルトニー橋が架かる。この橋、ちょっと変わってるのだが、何が変わってるのだろうか?

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まっすぐ見ると別に普通の道の様だが、少しずつ視点をずらして右に流れて行くと…

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橋の欄干が建物になっているのだった。逆に言うと、最初の写真で分かるように、まっすぐ走ってる分には橋だという実感がないかも。

さて、バースにはサリー・ランズと言う、1482年築のパン屋さんが存在。内部は600年前からの木造建築で、実際に食事を楽しむ事もできるし、サリー・ラン・バンと言う名物パンがお土産に買えたり、当時の様子を展示したちょっとした博物館(というほどでもないが…)になっている。

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さて、バスに乗ること3時間、駆け足のエクスカーションからロンドンに戻る。本日最後に目指したのは、言わずと知れたキングスクロス駅。映画版の「ハリー・ポッター」も完結したことだし、9と3/4番線を目指すのだが…

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というわけで、駅舎を出て少し歩くと…あった、あった。これで新学期に遅刻しないで済む。

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2011年10月17日

ストーンヘンジ〜ソールズベリー

ロンドン2011』の続き。

翌朝は「ストーンヘンジとバース終日観光」に参加。ツアー会社は昨日嫌な思いをしたHISだが仕方ない。イギリスには何回も来た事があるのに、ストーンヘンジは未見だったので一度行ってみたかった。

この日もロンドンは29度。真夏の様な暑さで、天気も快晴。ピカデリーサーカス近くの三越前集合で、タクシーで向かうとそれらしき集団がたむろしている。一番近くの日本人男性に「ツアーの(方に参加される)方ですか?」と聞くと、「いいえ。」と冷たい返事。実際、三越にはツアー以外の日本人も何人か来ていて紛らわしいので「すいません」と答えたのだが、後で見るとちゃっかり同じバスに乗っていた。自分が主催者じゃないって事かも知れないが、誰がガイドかくらい教えてくれてもいいのに。

ツアーは最初にストーンヘンジへ。紀元前3000年頃から建造が始まったと言われる。子供の頃に「世界の不思議」みたいな感じで読んだ事はあっても、実際に足を運んだ事がある人は少ないのかもしれない。今回のツアーでも、半分以上は現地在住の日本人だった。そのせいで、ガイドが一生懸命用意したイギリスネタ、ロンドンネタが空回りだったのはご愛嬌。

バスが近づくと、ストーンヘンジは意外なほどにあっさりと視界に入ってくる。なんか、「あっ、『石』だ」と言う感じ。近くによって見学するにはチケットを購入しなければいけないが、フェンスの外から眺めるだけの観光客も多いようだ。

Stonehenge.jpg

内部は日本語もあるオーディオガイドで自ら見学。ガイドは45分程度だが、観光時間も同じくらいなのであんまりのんびりしていられない。とりあえず見て廻ろうと先に遺跡の周囲を一周してしまい、おもむろにもう一周しながら見学してみた。これは正解で、絶好の撮影ポイントをあらかじめチェックできるし(朝早いせいで逆光になるゾーンが多いのだ)、オーディオをゆっくり聞いて歩みの遅い集団に巻き込まれなくて済む。

Stonehenge2.jpg

観光自体は割りとあっけなく終了。バスはそのまま、ストーンヘンジ最寄の街であるソールズベリーへ。ソールズベリー大聖堂は、1200年代に建造され、イギリス最高の123メートルの塔を擁する。

SallsburyCathedral.jpg

この大聖堂には、あのマグナ・カルタの現存する写本4冊のうち1冊が納められている。ところが、この日は日曜日でミサが行われていたと言う事もあり、マグナ・カルタのあるチャプター・ハウスは12時半からの公開。というわけで今回は残念ながら諦める。

ソールズベリーの街には、木造建築の建物も多く残っている。ロンドンは1666年のロンドン大火によって木造建築の多くが焼失してしまったが、ロンドン以外ではこうして目にすることが出来る。見た目にも傾いたり歪んだりしている家が多く並び、実際に人が住んでいるというのが凄い。

Sallsburry.jpg

ちなみに「地球の歩き方」に書いてあった豆知識。大聖堂が他の教会と何が異なるのか?、英国国教会やカトリックは教区と呼ばれる教会行政単位ごとに活動を行い、各教区は司教によって治められる。司教が長を努める教会が大聖堂となる(従って、大聖堂には司教座=A Bishop’s Chairが置かれている)。セントポール大聖堂は英国国教会ロンドン司教区の大聖堂。ロイヤル・ウェディングも行われたウェストミンスター寺院は、イギリス王室の教会であり、ウェストミンスター大聖堂は英国国教会ではなくて、カトリックの大聖堂…と言うこと。勉強になりました。

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2011年10月15日

ロンドン2011

10月頭にロンドンとフランクフルトの出張に行って来た。ロンドンには前回来たのが2007年(『ロンドン再上陸』参照)だから、随分と久しぶりな気がする。フランクフルトは去年観光旅行で訪れたが(『フランクフルト』参照)、仕事で来るのは初めて。両都市で一週間と言う駆け足の出張だ。

事前にブライトンに住んでる知り合いに聞いたところでは、ロンドンは非常に暑いと言うことだった。一方この時期のドイツは寒いから、持って行く服にも困ったが、とりあえず薄手と厚手を両方用意して行く事に。実際現地についてみると、ニュースでもケントで10月の史上最高気温29度を記録…などとやっていた。そりゃ、暑いわけだ。

ヒースロー空港に着くと、悪名高き入国審査の大行列。午後3時到着予定のところ、15分ほど早く着いたのも焼け石に水、結局2時間程かかっただろうか。行列の中に、World Skills何とか…と書かれた日の丸ユニフォームを着た一団がいる。何かの日本代表かな?と思うと、行列の前方には同じように香港代表もいた。この人たち、確か成田の出国審査でもいたが、後で調べたところ、旋盤、レンガ積みから洋裁、パン製造と、何でもありの「手に職」系な国際大会らしい。2011年はロンドン開催と言う事で各国代表がロンドン入りしていたのだ。

日本代表頑張れ…と思ってたのだが、ここで不愉快だったのはHISの現地担当者と思しき人物。ヒースローの職員に、行列について文句を言い始める。しまいには自分達は50人以上の団体なんだから特別なブースを用意しろと詰め寄っている。その後にイベントが控えていたり、時間的な制約があったのかもしれないが、恥ずかしい事この上ない。結局無理やりショートカットさせていた。現地での日本の評判が悪くなりませんように。

何とか無事に入国し、既に地上に並べられていた中から自分の荷物をピックアップ。今回はホテルが今まで愛用していたピカデリー・サーカスのものではなく、シティの会社近くのところに変えたので、ヒースローからの移動もタクシー直行ではなくて、これまた久々のヒースロー・エクスプレスでパディントン駅へ、そこからタクシーと言う事にする。

途中、以前住んでいたマーブルアーチを通ったり、4月のロイヤル・ウェディングでもパレードしていたバッキンガム宮殿前の赤い舗装道、”The Mall”を通ったり、久々のロンドン気分に浸る。土曜夕方だったので結構な人混みで、道も渋滞していた。2012年のオリンピックに向けて、あちこちで工事も進んでいるようだ。ホテルに着いたのは夜7時くらいだったか。機内食のおかげでお腹もそれほどすいてないし、翌日朝も早いしで、歩いて数分のリバプール・ストリート駅のマックで夕飯を済ませる。そういえば成田での朝食もマックだったなぁ、なんて思ったが、この後マックには何度も何度もお世話になるのであった。
posted by としゆき at 18:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月28日

三度目の正直?

ロンドン再上陸』、

ロンドンの日曜日』、

やや風邪気味…』、

ミーティングいろいろ』、

ソーシャル・ディナー』、

イングランド銀行』の続き。

土曜日、早いもので本日はもう帰国。9時頃に朝食を食べようと再びピカデリー・サーカスからレスター・スクエア方向へ。まだ朝が早いせいか人出も少なく、開いてる店も少ない。先週末、ロンドンに来たときに外したので、今日こそはリベンジしようとイングリッシュ・ブレックファーストに再挑戦。前回はイタリア人(?)のお店だったのが良くなかったのだろうと、今度はその辺のパブで食べてみることに。レスター・スクエアを超えて、そのままコベント・ガーデンまで歩く。朝食を食べて、帰りはまだ期限の切れてない7日間パスで帰ればいいか…と思っていると、なんとコベント・ガーデン駅は12月まで出口としてのみ使われているらしい。地下鉄に乗ると、良く「週末のコベント・ガーデンは混むから周囲の駅を使って下さい」と書いてあったが、年内にロンドンに行かれる方はご注意を…。

CoventGarden.JPG

適当に歩き回ってみると、「ブレックファーストあります」というパブ発見。もう店も開いてるし、そこで食べてみることにする。出てきたものは…

EnglishBreakfastPub.JPG

確かにトマトは焼いてあるし、ベーコン、目玉焼き、ソーセージも揃っているが…何かが違う。端的に言えばあんまり美味しくないのだ。量も少なめだし。元々、イングリッシュ・ブレックファーストが好きになったのは、研修でホームステイしていたとき、毎朝出してもらっていたのがきっかけだった。その後、タワーブリッジ付近のお店にふらっと入って出された一皿が、ボリュームもたっぷり、味も最高、これぞイングリッシュ・ブレックファースト、という美味な一皿だったのだ。もしかして、その店が特別に美味しくて、以来幻を追い求めていたのだろうか…。

コベント・ガーデンには"THE TEA HOUSE"というお茶屋さんがある。緑茶や中国茶も置いてあり、微妙にオリエンタルなテイストも。最近人気が出てきているというこのお店でお土産のお茶をいくつか買って帰る。いつも迷うのだが、ティーバッグの方がはるかに簡単なのだが、お茶の葉で買った方がいろいろ種類も楽しめるし、量もお得な事が多い。僕は面倒なのでティーバッグ派だが、世間的にはどちらが多いのだろう。

TeaHouse.JPG

お昼の飛行機なので慌しくなったが、そのまままっすぐホテルまで帰ってヒースロー空港へ。帰りの機内での朝食には、三度目の正直とばかりに"British Breakfast"を選んでみたのだが…

EnglishBreakfastBA.JPG

悲しいかな目玉焼きじゃなくてスクランブルドエッグでしたとさ。次回またロンドンに来られたら、タワーブリッジ近くの、あのお店にきっとまた行ってみよう。
posted by としゆき at 00:47| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

イングランド銀行

ロンドン再上陸』、

ロンドンの日曜日』、

やや風邪気味…』、

ミーティングいろいろ』、

ソーシャル・ディナー』の続き。

土曜日が早いので、金曜日のお昼時間にBank of England(英国中銀、日本で言う日銀)の博物館に行ってきた。以前から一度は行ってみたかったのだが、お役所らしく月〜金の夕方5時までしか空いておらず、ずーっと行けなかった。ロンドンは日本と違って取引所がお昼に閉まったりしないので、ランチは基本的にデスクでサンドイッチやお弁当を食べるのが基本なのだが、金曜日にお昼の買いだしに行くついでに、会社から足を伸ばしてBoEまで行ってきた(会社から歩いて5分弱)。

博物館は無料で、設立当時の内装や、紙幣の印刷、金融制度の歴史等を展示している。ただ、"The Bank Volunteers"と言う紹介コーナーで、「銀行のボランティア」とカタカナ書きしてあったのは頂けない。ここは当然BoE職員による「志願兵」となるべきだ。

ここの目玉は金の延べ棒に触れられること。約280ポンド(約13キロ)の延べ棒がケースの中に置いてあり、穴から手を入れて持ち上げたり出来る。純度は997.9と刻印されていた。今日の価格は15万ポンドと書いてあったが、現在の金先物が1トロイオンス=(厳密に)31.1034768グラム当り770ドルくらい、1ポンド=2.05ドルくらいだから、大体そんなもんか(2007年10月18日の値段)。ガラスケースの中に山積みになって触れられない展示もあるのだが、そちらは複製品らしい。

展示の順路の最後の方には、金融政策の説明や為替のトレーディングとは?といった説明もある。ここでは実際に為替トレーディングのバーチャルゲームもあり、画面にニュース速報のヘッドラインが流れたり、業者間で他社からプライスを聞いてきたり(僕の時は何故だかLloydsばかりだったが…)、ブローカーを呼び出して取引したりと言うことも出来る。ユーロ対ドルしかないのだが、ちょこまかちょこまか取引しているうちに時間制限が来てゲーム終了。なんとか最後にユーロをフラットにしてドルをいくらか残して勝ち逃げ。ここで負けてたら示しがつかない。

また、博物館にはちょっとしたお土産屋さんもあるので、過去の硬貨のコレクションを買ってきた。ワシントンの造幣局では印刷して切断していない紙幣のシートを(額面よりも高い値段で)売ってたりする。面白いので以前購入して我が家でも飾ってあったりするが、これくらいの遊び心がないと…BoEのお土産屋さんは品揃えが今ひとつかな。
posted by としゆき at 22:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月25日

ソーシャル・ディナー

ロンドン再上陸』、

ロンドンの日曜日』、

やや風邪気味…』、

ミーティングいろいろ』の続き。

木曜日の夜は、ロンドンで僕の両隣に座っていた同僚二人がディナーに連れて行ってくれた。ピカデリー・サーカス近くのモロッコ料理屋さん「モモ・レストラン・ファミリアル」(「地球の歩き方」でも紹介されていた)。モロッコ料理は初めてだったが、小洒落たお店で、料理もなかなかだった。二人はフランス語が話せて(一人はフランス人、もう一人はフランス留学経験あり)、モロッコ料理屋だけに店員さん(モロッコ人?)もフランス語で応対していた。お肉が美味しい、ラムがお奨めということで食べてみたのだが、柔らかく煮込んであって確かに美味しい。ただ、これをフランス料理です、と言って出されても全然違和感がないので、「モロッコ料理標準」としてどうなのかというのは良く分からなかった。そう言えば最近のロンドンは禁煙が徹底していて、レストラン等の屋内ではタバコが吸えなくなった。それで店の外にあるテラス席では、シーシャを楽しむ人々の姿も見られた。「食道楽」でも書いたように、僕は普段タバコを吸わないのに、シーシャはお気に入りだったりするのだが、さすがに今日は遠慮する。というよりも、まだ風邪気味だし早く帰って寝たかったのだ。

そして最終の金曜日は、こちらに来てる同期の営業の子、月曜日に一緒に「江戸っ子」に行った後輩と、トットナム・コートロードにある"Fino"というスペイン料理へ。営業の彼いわく、お値段も手頃でなかなかお勧めの店だという。人気の店らしく、日本の居酒屋のように時間制限までされてしまう。最終日は仕事でオフィスに遅くまでいたので、ディナーには遅刻してしまったのだが、料理も食後のデザートも楽しめた。他にも日本人のお客が来ていたようだが、ロンドンに来た知り合いを連れて行くにはもってこいのお店だと言う。二人とはその後ピカデリー・サーカスで遅くまで飲み続ける。ロンドンなのに、何故だかお客も、店員も、周囲にいる女の子も、全て日本人のお店に行ったのは内緒の話…。

とは言うものの途中からは酔っ払ってるのにイギリスの各都市の英語方言についてのディープな話が展開される。一緒に行った後輩はネイティブに「あいつはモルト島出身か!?」と言われるような英語を話すのだが(イギリスの大学院出身)、僕には分からないいろいろな話で盛り上がっていた。英語のスラングで"Essex girl"というと、なんというか「おつむの弱い」軽い女の子を馬鹿にした表現だそうだが、お店にいた女の子の一人がエセックス大学大学院で応用言語学を学んだインテリだとかで、そのギャップがなんとも言えず面白かった。ふと気がつくと、途中から向かいのテーブルに座り、女の子を何人もはべらしたお客(聞いてみるとどこぞの商社マンらしい)が、「量子論と相対論は矛盾するんだけれどね…」と酔って熱く語り始めたのも面白かった。ロンドンでこの手のお店に来るのは商社と金融が半々、残り10%がその他、という感じらしい。接待も多いのだろうが、営業の同期によると、お客とか職場の知り合いとは自然と行き着けの店が違ってくるそうだ。そりゃ、取引先のお客さんがすぐそばにいるかもしれないなんて考えたら、くつろげないもんね。
posted by としゆき at 23:31| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月24日

ミーティングいろいろ

ロンドン再上陸』、

ロンドンの日曜日』、

やや風邪気味…』の続き。

出張の最大のメリットは、色々な人たちと直接会って話が出来るところ。以前、東京に1ヶ月だけ来ていた同僚ともミーティングがあった。元々は商品開発を担当していて、東京へ来たときもその関係で短期滞在だったのだが、急遽トレーダーとしてロンドンに呼び戻されてしまった。僕たちの仕事は商品開発チームとも関係が深いので、その両方に造詣があるのはなかなか強みでもある。彼は非常に人当たりも良く、分からないところを聞くと本当に親身に教えてくれる。以前にこういう場面では、こういう失敗もしたんだ…と、非常にぶっちゃけた話もしてくれる。僕たちの仕事は、実際に手を動かしてみるまで本当に何が怖いのか分からなかったりもするから、こういう経験は非常に参考になる。

他にも東京で1年以上一緒だった人がこちらに戻ってきてたり、何度も東京にヘルプに来てくれた人がいたり、来るたびごとに「知った顔」が増えているのがうれしい。やはり、全く知らない人と、いきなり会うのはやはり抵抗があるし、言葉の問題もあって非常に緊張するものだ。

水曜日。ロンドンではミーティング・ルームだけの階があり、そこに上がって行くと、そのフロア専門の受付がいたりする。外部のお客さんが多いからかな?部屋に入ると突然「こんにちは」と日本語が。聞いてみると、ミーティング参加者の一人が、以前、日本に1年間留学していたという。でも他の人もいるのでミーティングはしっかり英語で行われ、小一時間苦労することになるのだが。ちなみに「どこの大学に留学してたんですか?」と聞いたところ、本人いわく「ぜんぜん良い学校じゃないのですが、行く機会を得たので…」という言い方をしていた。ちゃんと固有名詞も聞いたのだが、本人がそういうのでとりあえず匿名。

また、この日は同期とも簡単なミーティング。もともとフランクフルト(本店)で働いていたのだが、今年の初夏からロンドン支店に転勤になった(だから、春に出張で来た際には会えなかった)。メールでは何度かやり取りしていたが、実際に会うのは6年ぶり。年末になるとシニアなトレーダーがみんな休暇を取ってしまうから、自分が一人でカバーしないといけないんだ…と言いながら、ありとあらゆる商品を扱えるように修行中。実際に既にかなりのやり手となっている。同期の一人としては、頼もしくもあり、羨ましくもあり。

さらにミーティングは続く。午後からのミーティングは議題がかなり技術的な問題で、お互いにメモを取るノートにも微分記号が登場したりする。文章化されたマニュアルもあるにはあるのだが、やはり適宜質問を挟んだりしないと理解できないことも多い。参考書だけ読んでても良く分からなくて、学校の先生に質問する生徒になった気分。ふと横を見ると、これまた以前東京で一緒だった顔がある。幸いにも僕のことを覚えてくれていた。彼は山登りが趣味で、休職して大学院に入りなおしていたときも、休暇を利用して日本に登山に来たりしていた。日本アルプスというのは、その筋の人にはなかなかのブランドらしく、人気があるのだという。僕自身は登山どころかトレッキングもしたことがないのだが、今年たまたま知り合い何人かが富士山に登っていた。いつかは体験してみたいと思いつつも…早く実行しないと体力が持たなくなるかも。いや、登山だけじゃなく、ミーティング漬けも体力を必要とするのです。
posted by としゆき at 20:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

やや風邪気味…

ロンドン再上陸』、

ロンドンの日曜日』の続き。

月曜日は地下鉄で出社。春に出張に来て以降、元チームメイトの後輩やら同期やらがこちらに転勤になっており、日本人部隊も数が増えている。オフィスに到着してメールを見てみると、アジア時間に営業から面倒な取引の引き合いがあって、東京と電話する必要があったのだが、こちらの電話機にはちゃんと東京直通ダイヤルが登録されていた。ちょうど日本時間の夕方がロンドン時間の朝なので、東京で一日作業して、その結果を伝えたり、議論したりする事も多い。ただ、時差もあってなかなか共同作業も捗らなかったり、電話だと微妙なニュアンスを伝えにくいこともあるので、こうしてたまに物理的にやって来たりする。新しくロンドンでチームに加わったトレーダーとは初対面だ。そういえば、2年前の出張も、今年春の出張も、また別な同僚のデスクを借りてるのだが、毎回彼が不在の時に来てるので、一度も顔を合わせたことがない。まあ、今後も、お互い行き来する機会があるだろう。

夜は後輩とホルボーンの日本料理屋さんへ。「江戸っ子」という居酒屋さんで、お客さんも店員さんも日本人だらけ。メニューもお刺身盛り合わせだの、バッテラ寿司(これが大きくて美味しい!)だのを頼んで、途中から「一体全体、ここはどこの国だ?」と思ってしまうくらい。以前ロンドンで研修していた時にも行きつけの日本料理屋さんがあったが、この日お昼を買ったお弁当屋さん(これまた日本食)に置いてあった"EAT-JAPAN"だとかいうパンフレットによると、イギリスには450店以上もの日本料理店・食材店が存在するとか。結局、お腹いっぱいになって目玉のバッテラ寿司を食べきれず、泣く泣く残してしまった。

火曜日。月曜日も寒かったが、今日はもっと寒い。良く見るとこちらの人は完全に冬用のコートやらマフラーやらを着てたりする。スーツだからまだ何とかなるが、上着を持って来ればよかったと後悔することしきり。しかも小雨もぱらついてるし、その上、せっかく日曜日に買った折りたたみ傘はホテルに忘れて来てしまうし(こちらの人はちょっとした雨ならいちいち傘をささないことも多いようだが)。

ところで、以前に「出勤」でも書いた無料新聞の「Metro」、ピカデリー・サーカスの駅では見当たらないと思ったら、普段と違う出入り口のところに山積みになっているのを発見。これで行き電車の中でもゆっくり読んでいける。ロンドンでは無料新聞が大流行で、競争も激しくなっているらしく、駅でもわざわざ人を張り付けて通行人に配ったりしている。基本的には広告収入で生きてるので、これだけ無料新聞が増えると部数を確保するのが大変なのかもしれない。また、前回見つからなかったビジネス版無料新聞、「Citi A.M.」もちゃんとゲット。でも新聞としては「Metro」の方が読みやすいかな。

さて、本日ミーティングしたロンドンの同僚は、先週までお休みを取ってタンザニアに行っていたという。タンザニアの後にこの寒さだと体調崩すんじゃないかと思ってしまうが、僕自身がどうも風邪気味なのか、喉が痛い。後輩からお湯に溶かして飲む風邪薬をもらったのだが、社内にあるコーヒー・ショップでお湯を所望したら「20ペンス頂きます」…只で貰うのじゃ悪いから、お水のペットボトルを買うついでに頼んだのに。あとで後輩に聞いたら、彼は無料でもらえたらしい。いったいその差は何故!?

会社から帰ろうとしたら、地下鉄が止まっていた。

MetroStop.JPG

よりにもよって僕が乗り換えるべきホルボーンの駅で、人が地下鉄の下にいる!?

仕方がないので迂回しようとしたら、乗る電車の方向を間違えてあらぬ方向の駅についてしまう。乗り換えようとしたら駅でも道に迷ったり、ホテルについても降りる階を間違えたり、やはり風邪気味で頭がボーっとしてるらしい。本当は体調がよくないのだから栄養をたっぷりと取った方が良いのだろうが、昨日のバッテラでまたお腹いっぱいなので、夕飯は、「ワガママ」という日本食チェーンへ。ラーメンだの餃子だのが売りなのだが(良く考えたら日本料理じゃないか)、味の方はお世辞にも美味しいとは言えない。けれども、こちらに来ると何故か無性に食べたくなるのは何故だろう。
posted by としゆき at 22:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

ロンドンの日曜日

ロンドン再上陸』の続き。

ホテルで一泊し、翌朝、歩いてレスター・スクエア周辺へ。美味しいものがないといわれるイギリスだが、僕は結構イングリッシュ・ブレックファーストが好きだったりする。大きなソーセージ、目玉焼き、焼きトマトにベーコン。あの甘く味付けした豆だけは苦手だが、ボリュームたっぷりな一皿がたまに無性に食べたくなる。たまたま見つけたレストランに「ブレックファーストあります」と書いてあるので頼んでみると…トマトが単なる冷やしトマトのスライスになって、レタスの上に乗って出てくる。これじゃサラダじゃん!と思いながら我慢して食べたのだが、オーナーがイタリア人っぽいし、他のメニューはパスタとかだから、来る店を間違えてしまったのかもしれない。

EnglishItalianBreakfast.JPG

ところで、過去に何度も足を運んだレスター・スクエアだが、足元に国名を書いたプレートが埋まっているのを始めて発見。こちらの方角にはこの国がありますよ、という観光地などによくある仕掛けだ。日本を探してぐるっと公園を一周するも見当たらず…シンガポールだの、インドだの、あるいはカナダだのはあるのだが。で、よくよく考えてみたら、出てくる国は全部、コモン・ウェルス諸国じゃないか。日本がないのも当然だ。

朝食後、ナショナル・ギャラリーへ。前回の出張でも来たのだが(「ナショナル・ギャラリー」参照)、ここの目玉作品のひとつにフェルメールの「ヴァージナルの前に立つ女」という作品がある。ギャラリーのその解説にいわく、「ヴァージナルの前に座る女」もこのギャラリーのコレクションです」。前回は見つからなかったので、今回はその雪辱で再来したのだが、やっぱり見つからない。諦めて係員に聞くと、違う部屋にあるという。「〜立つ女」の展示されているルーム25が"Vermeer and Delft Painters"なのだから、そこに並べておけばよいものを、「〜座る女」はルーム27の"Dutch Scenes of Everyday Life"にあった。これじゃ気づかずに見逃すのも仕方ない。





ナショナル・ギャラリーでは、前回興味を持った折りたたみ傘を購入。ついでに同じデザインのトートバッグもあったので買ってみた。少し大きめだが、なかなか使い勝手が良いので割りと気に入っている。

LakeKeiteleToteBag.jpg

その後、お隣にあるナショナル・ポートレート・ギャラリーへ。以前にも来た事があるのだが、トマス・モア一族の大きな絵画から始まって、現代までのイギリス人肖像画が1000点以上展示されている。日本だと銅像とか肖像画とか、政治家でもない限りなかなか縁がないが、その辺の文化の違いも含めて興味深い。家族の集合写真を撮ったりする人は多いだろうが、家族の肖像画を描いてもらったりするのも面白いかもしれない。

午後はスタバで明日からの仕事用資料を読むことに。ちょうど行きの飛行機で「スタバではグランデを買え!」を読んでいたので、Venti(グランデのもうひとつ上のサイズ)を頼んだ。マグカップも小ジョッキじゃないかというくらい大きくて、確かに飲みごたえはある。日本では余り見かけないが、成田空港第1ターミナルのスタバには置いてあった。ただしマグはさすがに用意されておらず紙コップのみだったけれど。

そして夜はこちらの知り合いと夕食へ。ピカデリー近くに最近出来たという「丘記茶苑」という中華料理屋さん。お店のデザインや内装を見ている限りとても中華料理屋さんには見えないのだが、メニューは点心がずらりと並んでいる。ちょっとしたフージョン系中華というべきか。
posted by としゆき at 23:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

ロンドン再上陸

今年春に続き、一週間の予定でロンドン出張へ行くことになった。前回の出張はANAだったが、今回はBA。久々のBAではキャンペーン期間中で、ファーストクラスにアップグレードしてもらえた。以前にも出張時にアップグレードでBAファーストに乗ったことがあったが、考えてみたらもう6年も前になる。当時はたとえばエコノミーだと、映画等の機内エンタテインメントが定まったスケジュールで放映されていて、巻き戻しも一時停止も出来ないものだった。それに対してファーストでは、ビデオテープの貸し出し制になっており、好きなときに好きな物を見られるとは言うものの、いちいちアテンダントさんを呼ばないといけなくて、逆に頼みづらかった。今ではDVDでそもそも好きなときに見られるようになっている。そういう意味ではファーストの利点はなくなってしまった。

食事も好きな時間に頼めるようになっている。とは言うものの、時差もあるし、空腹度合いによらず食べた方が良い気もするので、「平均的には何時頃食べるんですか?」と聞いてその通りにしてもらった。到着直前(ロンドン時間で午後3時頃)に出てきた食事は、ちょっとしたディナーなみに重くてびっくり。

ところで、ファーストでは就寝用のパジャマ上下が配られたのだが、いちいち洗面所で着替えるのだろうか?今回は乗客が3人しかファーストにいなかったこともあったので、照明が消えた頃にこっそり座席で着替えてしまったのだけれど。上にかける毛布だけじゃなくて個人個人に敷布団が用意されており、ベッドメークをしてもらってからは、もっぱら本を読んだり寝て過ごす。しかしなぜ飛行機にハードカバーの本を持ち込むと、降りる頃には装丁が歪んでしまうのだろう?

そんなこんなでロンドンに到着。ビジネス客向けに用意されているはずのファースト・トラックがこの日は閉鎖されており、普通の入国審査で並ぶことに。イギリスのイミグレは経験するたびに厳しくなっている気がする。「商用です」と言うと、無表情で「どこで働くんだ?」と聞いてきたり。僕の前ではアジア系の人が何人もの係員に取り囲まれて、なにやら大声で揉めていた。

前回はオイスターカードが早く欲しかったので地下鉄で移動したが、今回はタクシーで移動することに。空港からピカデリー・サーカスまで55ポンド、約1万4千円の出費はやはり痛い。ポンドへの両替は売値250円、買値230円とかいうボッタクリ状態で、さらに場所によっては10%の手数料がかかったりする。3万円分両替したうち、早くも半分が消えてしまった。ちなみに、今回、出張前に海外対応の携帯に買い換えたのだが、確かに到着直後から普通に電話もメールも出来るようになっている。GSMには対応してないので、アメリカに行くときは使えないのだけど、まあ、そのときはそのときだ。
posted by としゆき at 20:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

ナショナル・ギャラリー

倫敦到着』、

出勤』、

再会』、

塩とお酢』、

ミュージカル』、

おのぼりさん』の続き。

最後に、ロンドンはトラファルガー広場前に聳え立つ、ナショナル・ギャラリーに行くことにした。大英博物館と同じでじっくりと見て廻る時間もないので、ガイド・ツアーに参加することに。おそらくボランティアなのだろう、高齢だが、大声で元気いっぱいのガイドが、この日は20人以上の聴衆を引き連れて館内を巡り歩く。

このガイド、見所を掻い摘んで紹介してくれるのかと思いきや、自分のお気に入りの絵を何点か選んで随分とマニアックな解説をしてくれる。途中歩いていても、「あれ、あの絵はどこかで見たことあるぞ」とか、「パンフレットにお奨め作品として紹介されてなかったっけ?」という絵があっても無視。結局1時間で4点の解説が行われ、絵の作者は一人も知らなかった…。もっとも、他の参加者達とはいろいろとやり取りをしていたので、こちらでは割と有名だったのかも知れない。僕自身、美術関係には造詣が深くないし。

その後、パンフレットを見ながら、自分で適当に見て廻る。寡作で知られるフェルメールの『ヴァージナルの前に立つ女』が見られて嬉しい。

美術館、博物館と言えば、欠かせないのがギフト・ショップ。意外に小洒落たお土産が売ってたりする。ずっと前にニューヨークのMOMAで買って愛用していた折り畳み傘をなくして久しいので、ナショナル・ギャラリー版を探してみる事に。モネ、ゴッホの物が目立つが、ちょっと仰々しい色使いで、普段使いの傘にはちょっと向かない気がする。一方、フィンランドの画家だと言うガッレン=カッレラ(Gallen-Kallela)の、"Lake Keitele"という作品を元にした傘がとても気に入ったのだが、いかんせん、知らない画家だったのでミーハーな僕は買うのを諦める。あと、元の絵を見ると確かに湖なのだが、知らずに見ると青空と間違えてしまいそうなのも気になった。でもデザイン自体はすごく気に入ったので、もしご興味のある方がいればどうぞ。

LakeKeitele.jpg

リンク先はナショナル・ギャラリーのオンライン・ギフト・ショップだが、アマゾン等でお馴染みの"People who bought this also bought"が商魂たくましい。もっとも、入場無料の施設だから、こういうところで、しっかりと稼いでもらわないと。

その後は、飛行機が夜便だったので、持て余した30分程度をピカデリー・サーカスでぼーっとして過ごす。いつ行っても手持ち無沙汰な人たちが座ってたりして、「あの人たちは一体何をしてるんだろう?」と思っていたが、やっぱり特に何もしてないのかもしれない。後から分かったのだが、会社の同僚が、友人の結婚式に参加するためこの日、ロンドンに滞在中だった。事前に知ってればお茶でも出来たのに。
posted by としゆき at 19:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

おのぼりさん

倫敦到着』、

出勤』、

再会』、

塩とお酢』、

ミュージカル』の続き。

土曜日はオフだったので、久々に「観光名所」にでも行ってみようということで、まずは朝からマダム・タッソー蝋人形館へ。ちなみにアムステルダムの支店(?)にも行った事があるが、本家ロンドンに行くのは11年振り。ご存知の通り、政治家、スポーツ選手、エンタテインメント関係の有名人の蝋人形が所狭しと飾られている。あっちを向いても、こっちを向いても有名人ばかり。しかも製作技術が向上しているのか、やや薄暗めの照明もあいまって、リアルにそこに立ってるように見えてしまう。

科学のコーナーでは前回も一緒に記念写真を撮ったアインシュタインがいたりするが、もう物理学科の学生じゃないし、隣にいたスティーブン・ホーキングは本人と会ったときに記念写真を撮ったし、今回はとりあえずパス。それでも映画関係のコーナーでは面白がって写真を撮りまくる。帰国してから分かった事だが、思わずシャッターを押す被写体と言うのは11年前にも撮影してたりして、興味や好みは変わらないのだなぁ、と感心しきり。「ジャイアンツ」のジェームス・ディーンや、「カサブランカ」のハンフリー・ボカード、「7年目の浮気」のマリリン・モンロー等。開館直後に見に行ったため、まだ空いていて、カップルで来ている観光客などは地下鉄通風孔からの風で舞い上がるマリリン・モンローのスカートの覗き見をしたりしていた。さて問題、この中身は一体どうなっているのでしょうか?

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日本人で展示されているのは千代の富士関と吉田茂…というのは有名な話だが、今回は見当たらず。見落としたかな?政治家コーナーにはブッシュ、ブレア、プーチン等が並ぶ中、見知らぬタキシード姿のダンディーな男性が一人。名札を見ると…トルコ共和国初代大統領、ケマル・アタチュルクだった。トルコの名前が持つイメージとはちょっと違っていたが、今にもいたるトルコ欧化政策の立役者だけに、当然といえば当然か。

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マダム・タッソーに行った事がある人はご存知だと思うが、イギリス人は残酷なものが意外に大好き(?)で、中世の処刑シーンを再現した部屋や、マリー・アントワネットの首を切り落としたとされるギロチンの刃が展示されている。また、日本でいうところのお化け屋敷のようなエキシビジョンもある。このお化け屋敷、想像以上に怖くて、来る、来る、と分かっていても大の大人が声を上げて叫んでしまうほど怖い。蝋人形かと思っていた死体が突然襲い掛かってきたり、何より芸が細かい事に、一旦驚かされてやり過ごしても、ぐずぐず歩いていると再び後ろから襲い掛かってきたり。僕の前を歩いていたカップルを驚かせた後、振り向きざまに僕に向かってきたりと、仕事熱心ではある。

その後、地下鉄を乗り継ぎ、タワーヒル駅を降りてロンドン塔を横目に見ながらタワーブリッジへ。実はこの日の正午には、タワーブリッジが開く(橋が上がる)予定だったのだ。インターネット等で調べてみると、思ったよりも頻繁に橋が開いていることが分かる。タワーブリッジのホームページはhttp://www.towerbridge.org.ukからどうぞ。英語版で"Bridge Lifts"の部分が日本語版だと「橋は持ち上がる」となっているのがおかしい。

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その後、大英博物館にも足を伸ばす。もちろん、短時間で全部は見られないので、昨年訪れたエジプトにちなんでエジプト・コーナーを重点的に。大英博物館には、そのシンボルとも言うべきロゼッタ・ストーンをはじめ(お土産コーナーにはロゼッタ・ストーンのグッズだらけ)、エジプト関係の展示品もかなり多い。ギザの大スフィンクスの顎(の一部)もちゃんと展示されている。しかし、そこはやはり展示品の質・量ともに、カイロのエジプト考古学博物館に一日の長があるか。なんと言ってもあちらは「専門」だし。

そのロゼッタ・ストーンがガラスケースに入れられてから見に行ったのは初めてだったが、紛らわしい事に、レプリカが違う場所に置いてある。レプリカと言っても多分、原寸大くらいで、非常にリアルに作られている。思わず、「あれ?裸の展示は止めたんじゃ…?」とか思いながらしばらく眺めてしまった。これから大英博物館に行く人は御用心。

駆け足でエジプト関係を眺めてからは、一旦ホテルに戻って先日書いたように「レ・ミゼラブル」のミュージカルを鑑賞。夕方からは、ロンドンに住む知り合いと久々に会ってディナーへ。この知り合い、9歳のときから20年間もロンドン在住なのだが、「最近の若い日本人は、古き良き『日本人らしさ』を失いつつある」と力説する。そもそもそんなに「最近の若い」日本人に接する機会もないと思うのだが、やはり外から眺めると、郷愁の念もあってその様に感じるのだろうか。郷愁と言っても、既にイギリスに住んでる時間のほうが倍以上も多いのだけれど。
posted by としゆき at 16:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

ミュージカル

倫敦到着』、

出勤』、

再会』、

塩とお酢』の続き。

ホテルのあるピカデリー・サーカスに到着し、翌土曜日のマチネーでミュージカルでも見ようとチケットを物色してみることに。この辺りには劇場が立ち並び、作品を選ぶには事欠かないが、定番「オペラ座の怪人」や「ライオン・キング」はニューヨークで見た事があるし、映画にもなった「シカゴ」は6年前にロンドンで、「レ・ミゼラブル」は東京で劇団四季版を見た事がある…と言う事で、「マンマ・ミーア!」を見ることに。アバの曲をたっぷりと使ったミュージカルで、面白いとは聞いていたのに、今まで見る機会がなかったのだ。劇場に着いて「明日のチケットはどこで買えるか?」と聞くと、「明日買いに来い」との事。前売りはしてないのか…と思った矢先、「5分後から今晩のステージが始まるけれど、それじゃ駄目なのか?」と聞いてくる。そうなのだ、金曜日はいつもより遅めの時間、20時半からの回があったのだ(平日は19時半、金曜日には17時と20時半の2回制だったらしい)。慌ててチケットを購入して席に着く。2階席だったが、逆にステージ全体が見渡せて悪くはない。

ストーリー自体はシンプルで、自分の結婚式に、父親候補の3人を招待して、本当の父親を探す…といった設定なのだが、僕でも聞いたことのある曲が次々と登場して、聞いてるだけでも楽しい。アバの曲と言う事もあって、客層も年齢が高めなようで、僕の座席の周りはどちらかと言うとお年寄りという表現が似合うような人たちも。ただ、曲に合わせて体をスイングさせたり、手拍子も力いっぱいに楽しんでいる様子が、青春時代を思い出しているようで微笑ましかった。

ミュージカルに付き物のカーテンコールは、"Dancing Queen"による、コンサートのような形式。観客は全員(僕を含めて)総立ちで、劇場全体がライブ会場になったかのような盛り上がりだった。ミュージカルを見に行って、汗びっしょりになったのはこれが始めてかも知れない。

そんな訳で、土曜日の予定が金曜日に見られたので、土曜日は違う作品も見てみることに。「マンマ・ミーア!」が随分と明るい作品だったので、今度はしっとりと「レ・ミゼラブル」を見ることに。原作も好きだし、四季版も面白かったが、やっぱり本場で見ておきたいもの。

ストーリーは余りにも有名だとは思うが、パンを盗んだ罪で19年の刑に服し脱獄したジャン・バルジャンが、身寄りのなくなった少女コゼットを引き取り育てていく。フランス革命の激動の中、登場する人々の悲劇的な人生が描かれていく(余談だが、中学時代の教師が「『レ・ミゼラブル』、すなわち、『The みじめ』ですね」と言っていたのが今でも頭から離れない)。

「マンマ・ミーア!」とはうってかわって重厚な曲が続くが、特にラストシーンで"Do you hear the people sing?"の歌声とともに登場人物たちの姿が浮かび上がってくる場面では、鳥肌が立ってしまう。

ところで、この「レ・ミゼ」は各国で上演されており、1987年には日本語版が初上演された。そのときのコゼット役は斉藤由貴だったが、彼女が主題歌を歌う「レ・ミゼラブル〜少女コゼット」が、現在BSフジで復活した「ハウス世界名作劇場」として放映されている。こちらの「レ・ミゼ」はお子様向けと言う事もあり、いかにもアニメ調の絵柄だったり、ストーリーも簡略化されていたりする。たとえばコゼットと離れ離れになった後、娼婦にまで身をやつして死んでいくコゼットの母・ファンティーヌだが、「世界名作劇場」版では、酔っ払いに絡まれて、服の背中に雪球を入れられ、それが元で肺炎をこじらせて死んだ事にされてしまっていたりする。

このアニメを見て育った「お子様」も、いつかはミュージカル版を楽しんで欲しいものだ。
posted by としゆき at 21:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

塩とお酢

倫敦到着』、

出勤』、

再会』の続き。

金曜日は東京オフィスもそうなのだが、ロンドンもカジュアル・フライデーだった。こちらは一応出張中の身分なので、スーツ姿で出勤したが、やっぱり浮いていた気がする。

たまたまこの日は、ロンドンの営業がカバーしてるお客との取引で必要なやり取りがあり、ロンドンの営業〜東京オフィス〜ロンドン出張中の僕、という複雑なコミュニケーションで話を進めていた。午後になってその営業から、質問があるからデスクまで来てくれ、というメールが入るが、悲しいかな相手がどこに座っているのか分からない。

ロンドンのトレーディング・フロアは東京よりもずっと広くて、東京が長方形だとすると、ロンドンはその長辺くらいの長さの正方形というイメージ。どこに行けばいいかと聞くと、とりあえずフロアの中央、左右どちらの通路でもいいから歩いて来い…とおっしゃる。仕方がないので、おのぼりさん観光客のようにキョロキョロしながらなるべく目立つ歩き方をしていたら向こうの方で手を振る姿が。普段、電話やメールでしか知らない相手と直接やり取りできるのも、出張の大きな利点の一つだと思う。

その後、短い出張も終えてオフィスを出る。例によって外はまだ明るく、折角なのでシティ近辺を散歩して一駅歩く事にする。リバプールストリート駅を出てすぐのUBSのビルは、ガラス張りでとてもお洒落なデザインだ。また、スイス再保険が入っていた「ガーキン」の愛称で知られるビルは、目立つだけに「地球の歩き方」でも採り上げられている。さらには、ロイズの入る工場のような建物もなかなか面白い。

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夕飯は、折角イギリスだから…と言うわけで定番のフィッシュ・アンド・チップス(F&C)を。以前、ロンドンに留学していた大学時代の知り合いが、自分のホームページでロンドンでお奨めのF&C店一覧を載せていたので、その中の一つ、Fryer's Delight(最寄駅はホルボーン)に行ってみる事に。「地球の歩き方」にも載っているお店で、パブでもなく、ファーストフードのお店に近い内装。F&Cはソルト&ビネガー(塩と酢)をたっぷりとかけて食べるべし、という教えに従って食べてみる。普段はお酢は苦手なのだが、テーブルに置いてあったお酢はそれほど香りもきつくなく、元々白身魚で淡白な味のF&Cが、驚くほど味わい豊かになる。

ところで、この「チップス」がいわゆるポテト・チップスではなくて、フライドポテト(フレンチフライ)を意味するのは有名な話だが、日本で言うポテト・チップスは、こちらでは「クリスプス」と言う。いろいろな銘柄があるが、Walkers社の製品が定番で、スーパーやBoots等でも大量に売っている。ここでもSalt&Vinegar味が人気のようで、以前もイギリス経験の長かった会社の人に頼まれて、大量にお土産に買ってきたこともあった。余談だが、Walkersの広告には、Jリーグ・名古屋グランパスでもプレーしたゲーリー・リネカーが登場しているらしい…なんだか随分と老けたなぁ。

Walkers社はhttp://www.walkers-eathappy.co.uk/まで。
posted by としゆき at 13:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする