2014年12月30日

長男誕生

僕が疲れから爆睡している間、病院では22時に破水(高位破水じゃなくて、いわゆる本格的な方)が起こり、22時半には子宮口が8〜8.5センチになっており、「様子を見始めているから、出られる用意だけして自宅待機しているように」というメールが妻から届いていた…のだが、まったくそれに気づかず、深い深い眠りに落ちていた僕は家の電話が鳴っても聞こえなかったらしい。わざわざ深夜に病院に戻って来て下さった女医先生には、「旦那さんは立ち会えないんじゃないの?」なんて言われていたようだが、日付変わって13日の土曜日、深夜0時55分には、そのまま産むことに方針決定。携帯の電話が鳴り、相変わらず爆睡中の僕も、今度はなんとか電話に出ることができ、事態が急進展していたことを知る。

余談だが、マタニティタクシーというものがあって、予め自宅や病院、電話番号を登録しておくと、家までお迎えに来てくれて、そのまま病院に向かってくれる。産気づいて利用する人用に防水シートが用意してあったり、運転手は救急救命士のライセンスを持っていたりと何かと安心。今回の僕のように、家族が使うこともできるし、普段の健診で通院にも使える。この時もとりあえず電話を入れて(専用ラインなので、予約が混んでいても優先的に取ってくれる)、「妻が破水したので大至急病院に行きたいのですが」と伝えると、「分かりました。では念のためにバスタオルをご用意下さい」等と言われて、最初何のことが良く分からなかったのだが、妻を連れて病院に行くのだと思われたようだ。ともかく、寝ぼけまなこで慌てて用意して病院に向かう。

実際に産むという事で、麻酔を切ることに。これでまた痛みはぶり返すのだが、やはり陣痛がないと、いわゆる「いきむ」タイミングが分からず、子供がうまく降りてこないらしい。一方で、会社の知り合いなんかは完全無痛をうたう病院で産んだりしているから、やりようはあるのかもしれないが…。

いったん診察するという事で僕はLDRの外に出ていたら、助産師さんがやってきて、「このまま産みますのでLDRに戻って下さい」。この日は他にも出産ラッシュだったようでLDRは埋まっているし、併設する産科クリニックから緊急の患者さんが運ばれてきたり、助産師さんたちも他の部屋との掛け持ちでばたばたしており、LDRに何度も二人きりで取り残されたりした。お腹に圧力計の様なものを装着し、それによって陣痛の強さをリアルタイムでモニター出来るようになっている。これで麻酔中でも陣痛の度合いが見てとれるし、実際に痛みを感じない僕でも「はい、今いきんで!」とか、「痛み引いてきたから息戻して!」とかアドバイス出来る。ちなみに表示されている単位が何だろうと思って助産師さんに聞いたのだが、「…圧力です。」って、それじゃ答えになってない。血圧と同じくmmHgなのか…誰か知っている人教えてください。

実際に赤ちゃんを取り上げてくれるのは、件の女医先生。僕は妻の足を手でしっかりと抑え、手を握り、目をしっかりと開けているように半ば絶叫し続ける。僕は血に弱い方なので見るとはなしに見ていたのだが、最初に赤ちゃんの頭が出てきて、そのあとすぐに全身が出てくる。その瞬間、「おぎゃ〜」と言う鳴き声が聞こえてまず一安心、ちゃんと手も足もついている、手の指なんてものすごく小さい!あくびしてる!あっかんべーしてる!時々眼を開く!なんてかわいい!!!と、こちらは興奮しっぱなし。丸一日以上かけて大仕事を成し遂げてくれた妻は、本当に疲れきった様子で見ていても可哀想になってきてしまった。誕生時刻は午前3時23分、体重は3346グラムと最近では大きい方かな?もっとも、会社の後輩にも少し前に産まれていて、その子は4000グラムを超えていたらしいのだが。

産後のいろいろ処置を行うという事で、女医先生の指示で僕は赤ちゃんを連れて新生児室へ移動。産まれたばかりなのに空中移動をしているのが分かるのか、「どこへ連れて行くんだ!?」と言っているように見えてならないのは親の勝手な思い込みか。この間に両家の家族に無事誕生の報告を入れる。僕たちの赤ちゃんは新生児室の内部でいろいろ処置を受けていたりして外からは見えなかったのだが、他の赤ちゃんたちがガラス窓から見えて、産まれたばかりの赤ちゃんでもちゃんと表情の違いがあるんだなーと実感。ま、一番かわいいのは当然うちの赤ちゃんだ…と思えてくるから父性愛というのは不思議なもの(単なる親バカともいう)。

LDRで少し休んだ後、妻は車椅子で病室へ移動。何はともあれ仮眠を取って、8時頃に朝食を一緒にとる。本当に産まれたんだなぁ〜と感慨に浸りながら、一度帰宅して僕も家で仮眠をとり、これから必要になる授乳クッションを持参してまた病院へ。妻の家族がまた来てくれて、赤ちゃんと御対面。二人で夕食を食べた後、病院内のスタバに買い出しに行こうとすると、新生児室から3人の赤ちゃんが乗った大きな荷台がガラガラ運ばれてくる。まさか、三つ子!?と思いながら買い出しを終えて病室に戻ると、何のことはない、新生児室からの配送で我が子が(他の部屋の子と一緒に)届けられていたのだった。この病院では出産当日の赤ちゃんは新生児室にいて、泣いたりすると病室にお届けになる。お腹がすいたのか、母親の胸元で口を動かしているが、眠いのが勝ってしまったのか母親の腕の中で安心して寝てしまうのだった。

本当にまだ小さな命だが、ひとつの、新しい生命が、確かにそこに誕生したという厳粛な事実にただただ感動するばかりの一日だった。そして最初の陣痛開始からは26時間31分、破水からだと43時間以上の難産を耐えてくれた妻にただただ感謝。
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posted by としゆき at 21:12| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
バカ親さんおめでとうございます!
残念ながら一番可愛いのはうちの子らですが,その次くらいでしょうか
Posted by いっちゃ at 2014年12月31日 08:29
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