2014年08月13日

CFA

CMAとCFA』を書いたのもずいぶんと昔になってしまったが、結局その後、日本の証券アナリストを取得し、CFA受験も続けてきたのだが、今年無事にCFAのLevel IIIに合格して、「CFA協会認定証券アナリスト」(日本CFA協会による"Chartered Financial Analyst"正式訳)となることが出来た。

CFA試験は毎年6月にあるが、2011年は証券アナリストの2次試験とかぶって受験出来ず、2012年は試験自体さぼってしまったので、結局2013年にLevel II、そして2014年Level IIIと3年半もかかってしまった。僕がCFA試験を受けようと思うきっかけとなった会社の元後輩は、12月にLevel I(Level Iだけ12月と6月に試験がある)→翌6月にLevel II→さらに翌6月にLevel IIIと、最短の1年半で終えているので、彼と比べても随分と遅い歩みとなってしまった。

CFA資格を取得するにはLevel IIIまでの試験に合格し、投資関連で4年以上の実務経験を有し、さらにCFA協会(日本CFA協会じゃなくて、CFA Institute=CFAI)の正会員となる必要がある。正会員を申請する際はすでに正会員であるメンバーの推薦が必要だが、「試験結果発表後は混むから早く申し込んでおきなさい」と親切にもCFAIからアドバイスが届いたので、先の優秀な元後輩と、元同僚の方にお願いして既に入会していた。なので、試験合格の通知が来て、本日CFAIのページにログインすると既に自分の名前の後に", CFA"と表記されており、ちゃんと"Earned the CFA charter on 12 August 2014"と表示されていた。

ところでCFAIへの申請はオンラインで行うのだが、自動的にlocal society(日本の場合は日本CFA協会)へも入会申し込みするように誘導される。別にCFA資格の必須でもないし(CFAIに確認済み)、高い会費(200ドル)を払うこともないので、こちらには入会せず。日本CFA協会は、CFA受験料の奨学金を出したりしているのだが、対象を会員限定としている(つまり奨学金がもらえるかどうか分からないが、とにかく会費は払えということ)。今後CFA受験する方は日本CFA協会が必要かどうかをよく考えて決めてください。

CFA試験のLevel Iはmultiple choice、各問題に対してAからCの三択でどんどん答えていく。Level IIはitem setと呼ばれ、設定を述べた小文(vignette)が与えられ、各小文に対して同じく三択で6問ずつ答えていく。小文と言っても複数ページに渡ったり、表が含まれていたり、読解力も必要となる。そしてLevel IIIも午後はこのitem setだが、午前はconstructed response(あるいはessay)と呼ばれる形式で、要は証券アナリストの2次試験のような筆記試験だ。この形式を苦手とする受験生は多いらしく、まして英語ネイティブでない我々には試験勉強していても、自分の答えが合ってるのか違ってるのかピンと来ない。

CFA講座のあるTACのような予備校にでも行けばいいのかもしれないが、独学だった僕はこのエッセイ形式には最後まで達成感を得ることができず、Level I、II、そしてLevel IIIの午後も全部7割超の正解率だったのに、午前は全11問中3問、配点にして180点中55点分の問題で、51-70%の正解率だった(CFAIは問題毎に得点状況を5割以下、5-7割、7割超の3分類で教えてくれる)。日本CFA協会が受験生有志によるグループ勉強会を主催したりしているようなので、不安な方は参加してみてもいいかもしれない(ただし例によって会員限定だったりするので、入会のコストとベネフィットを良く考えて)。

エッセイという形式自体の難しさは別として、問題内容自体の難易度はやはり良く言われるようにLevel IIの方が高いと思う。だからLevel IIに受かると、もうCFA資格を取った気になったりするわけだが、そんな難関Level IIを突破した人の約半数がLevel IIIに落ちるわけで(今年の合格率は54%とのこと)、やはり最後まで気を抜いては行けないということなのだろう。

ちなみにCFAIは2013年から、試験日程を世界的に6月最初の土曜日と統一したようだ(その前は日本では日曜日だった)。土曜日に最後の追い込みをかけられる地域とそうでない地域の差をなくそうということかもしれないが、試験前は土曜日に勉強できないことを辛く感じたが、いざ終わってしまえば翌日曜日にゆっくりと休めるのはありがたかった。なにせ午前午後3時間ずつ、計6時間の試験なので、終わったときにはぐったりなのだ。この日程変更によって、理屈の上では証券アナリスト(日本では日曜日)とCFAを同時進行で受けられるようになったが、よっぽど体力面に自信がある人以外にはお勧めできないので、素直に順番に取っていきましょう。

とにかく、これで長きに渡ったCFA受験勉強からやっと解放されることになった。株式や不動産、行動ファイナンス等、自分の専門外も含めて、金融分野をたっぷり勉強するのは、なかなかよい経験だったが、さすがに毎回参考書を英語で1,000ページ以上読み込むのは疲れる作業であった。もうしばらくの間、英語の試験は遠慮しておこう。
posted by としゆき at 20:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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