2012年07月24日

ヒューストン

妻がかつてヒューストンに留学した際に、在ヒューストン日本総領事館にアドレスを登録したままになっており、今でも在住邦人向けのメールが届く。たとえば、

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件名: [在ヒューストン総領事館]ウエストナイル熱の発生についての注意喚起

 6月30日付ヒューストン・クロニクル紙に、ハリス郡(ヒューストン市を含む郡)で今年初めてウエストナイル熱感染者が確認された旨の報道が掲載されました。また、7月18日付の同紙にも、大雨の影響でハリス郡各地でのウエストナイル熱媒介蚊の発生が懸念される状況にある旨が報じられています。

 ウエストナイル熱についてはハリス郡だけでも昨年11例、一昨年は28例、2名の死亡が確認されています。

 ウエストナイル熱はウイルスを保有した蚊に吸血された際に感染する感染症で発熱,激しい頭痛,関節痛,筋肉痛,背部痛,発疹等を起こします。

蚊の活動が活発になる季節は特に注意が必要で、大雨のあとの水たまり等も蚊の発生源として注意しましょう。長袖,長ズボンを着用し,素足でのサンダル履き等は避ける、虫除け剤や蚊帳の使用等により,屋内のみならず屋外でも蚊に刺されないように注意する等の対策が必要です。
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なんて感じで、現地で生活していく上での注意情報なんかをお知らせしてくれる便利な物だ。かと思いきや、

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件名: [在ヒューストン総領事館]銃器使用事件に関する注意喚起

 7月1日付のヒューストンクロニクル紙に、テキサス州が2007年に「キャッスル・ドクトリン(自身の身や財産に危険を感じた場合の殺傷能力のある武器使用を正当化する法律)」の範囲を拡大し、身に迫った脅威に対して可能な限り逃げることを義務づけていた条項が撤廃された結果、罪を問われることなき殺人事件が最近大幅に増加している旨報じています。テキサス州法はその他の州の法律よりさらに広範な銃器等の使用を認めており、自身や財産の保護だけでなく、強姦、放火、不法侵入、強盗、夜間の窃盗、夜間の器物破壊等にも殺傷武器の使用による防護が認められています。現に、2010年には、州内でこのような「合法的殺人」が計48件発生し、約半数がグレーター・ヒューストン、9件がダラス、8件がサンアントニオでの事件であった由です。

 在留邦人の皆様におかれては、銃器等の所持が一般的である当地においては、不測の発砲があり得ることを改めて認識し、万が一にも間違って発砲対象とされたり、思わぬ場面で銃撃に巻き込まれたりすることのないよう、注意した行動を徹底するよう願います。
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なんて物騒なお知らせもやってくる。さすがテキサス、さすがアメリカ南部、彼女がホームステイしていた家庭でも護身用に銃を持っていたというしなぁ。と改めて「銃社会アメリカ」を再認識。僕自身は幸いにして銃を向けられた経験はないけれど、「発砲対象とされたり」したらどういう気持ちがするんだろう。まあ、この辺りは風土病や社会構造を背景にしたお知らせなのだが、さらに怖いことに、

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件名: [在ヒューストン総領事館]高速道路での飲酒運転事故に関する注意喚起

 最近、I-45(ヒューストンとダラスをつなぐハイウェー)のコンローやウッドランズ近郊附近で、車道を逆走した自動車が事故を起こし、死傷者が出る事故が立て続けに発生したことが報ぜられました。どちらの事故も深夜に発生しており、また逆走した自動車の運転手は大量の飲酒をし、運転をしていたとのことです。

 7月15日付けのヒューストン・クロニクル紙によると、テキサスでは、一定の飲酒量での運転が合法であることに加え、場合によっては極めて大量のアルコールを摂取した上で運転する例があり(上記事件も同様)、極めて懸念される状況である由です。なお、同紙によると、ハリス郡はアルコール関連の死亡事故数が全米で最も多い地域であるとのことです。

 夜間から深夜にかけての長距離ドライブはなるべく避け、やむを得ない場合であっても、高速道路での他の車の急な車線変更や、ランプ附近で逆走車に出くわす危険に十分に注意してください。
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なんてのも。『一定の飲酒量での運転が合法』ってのも凄い。テキサスが他州に較べて飲酒量が多いのかどうか寡聞にして知らないが、この辺は地方自治が進んでいるアメリカならではだなぁ、と感じる。日本でも福岡市職員が飲酒運転での事故を起こしてたりしたが、やっぱり九州は酒量が多そうだし、飲酒運転なんかに対しても甘めに見る風潮がありそうだ。ありがたいことに中央集権国家・日本では、福岡県だけ「一定の飲酒量での運転が合法」なんてふざけた法律はできそうにない。この辺りにも日米の文化的な違いを感じて興味深いものがある。

ところでこのメルマガを担当している総領事館職員、よもや主な仕事が「ヒューストン・クロニクル紙」を熟読すること、じゃないだろうなぁ。
posted by としゆき at 21:27| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月13日

タンメン

南麻布に大宝という中華料理屋さんがある。土日祝がお休みで、お店が開いているのは平日ランチと夜のみという強気なお店。しかも食べログによると、営業時間は『12:00頃(開店遅れがち)〜14:00、20:00頃(開店遅れがち)〜22:00』となっている。「遅れがち」って…。しかしタンメンとチャーハンが絶品だというその店は、常連さんや開店を並んで待っている人でいつも賑わっている。

先日も久々に行ってみて、20時少し過ぎだったのだが、店の前に行列が。「混んでる」と思ったら、まだ店が開いてなくて開店を待っている人の列だった。お店自体は場末の中華料理屋さんといった印象で、お水も2杯目からセルフの給水機。冷房もなく、厨房では汗だくで料理する主人。タクシーの運転手さんなんかも店の前に車を停めて食べていたりするから、口コミでの評判はやはり良いのだろう。

初めてカウンターに座ってタンメンを注文。コンロは相当年季の入った代物で、正直、手で触りたくないなと思ってしまうくらい積年の油が蓄積されている。そういう意味では、潔癖症な人には向かないかもしれない。カウンター越しに主人の調理を眺めていると、豪快に中華鍋で野菜を炒め、大胆に油や調味料を加え、素早く丼に持っていく一連の流れ作業はなかなか見ごたえがある。途中、テーブルに並べた丼の位置を微調整したり、鍋の角度を少しだけ動かしたりしていたのが印象的。既に「型」があって、長年の経験で最適化された動きでも出来上がっているのだろうか。

麺は太麺。これまた大きめな中華鍋で、ぐつぐつと煮られる。主人の奥さん?が注文と麺を取り仕切っていて、主人の炒める野菜が出来上がるのに合わせて麺もゆで上がるという見事なコラボレーション。このお店に行く機会があったら、是非カウンターで調理の様子を見てみると楽しいと思う。

麺もそれ自体しっかりとした味があるが、たっぷり乗せられた野菜も食べ応えがあり、普通盛りが既に大盛りの貫禄。これだけでもお腹一杯になる。ところが、最初は無理、無理と思っても、知らず知らず完食してしまうというのが不思議。よく考えたら初めて来たときは、このタンメンに加えて、チャーハンと餃子まで食べるという暴挙に出たのが懐かしい(帰り道は相当苦しかった)。これから暑くなってきたら、ビールと餃子で熱々タンメンも美味しいだろうな〜。近々また行ってみよう。



posted by としゆき at 19:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする