2011年07月27日

証券アナリスト

今日家に戻ってくると、日本証券アナリスト協会から封筒が届いていた。6月に受験した第2次試験の結果通知だろうが、『CMAとCFA』にも書いたとおり、第1次試験の結果はシールをはがすタイプのハガキ。今回は何やら書類が入った封筒が来ている…と言う事で、早速開封してみると「第2次試験合格通知」が。通信教育講座も含めて2年弱の課程が無事終了。あとは入会金1万8千円なりと、年会費1万8千円を納めれば晴れて「公益社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員」と言う事に。

業界歴も10年になって、今更証券アナリストと言う話もあるが(最近は学生のうちから受ける人も多い)、まあ総合的には受けてみて良かったかな、と思う。証券アナリスト試験では最近統計学のウェイトが上がっていたり、一般人には馴染みの薄い債券数理やデリバティブの話題も多いが、幸いにして理系出身・金利デリバティブ担当としては、その辺はさほど苦にはならず、大学時代学ばなかった経済学や会計・財務分析の勉強に注力する事が出来た。証券アナでも受けないと体系的に学ぶと言う事はなかっただろうから、これは役立った。また、いわゆるコーポレート・ファイナンスも(触りだけとは言え)なかなか興味深かった。同じ金融でも市場部門にいると、あんまり触れる機会もなかったし。

ところで第2次試験は記述式なのだが、午前、午後と3時間半ずつ、計7時間書きっ放し。3時間半もの試験時間じゃ飽きちゃうんじゃ、という心配は無用。書くことが余りにも多いし、答案用紙の紙質が悪くて消しゴムも使いまくり。どちらかと言うと時間が足りない。試験を受けるときは、何はなくとも素早く最後の問題まで解いてみて、おもむろに引っかかった問題を潰していく…と言うタイプなので、ここまで余裕がないと精神的に辛い。本当に手を動かし続け、腱鞘炎というか、手が攣りそうになった。普段キーボードばかりで筆圧が弱くなっていることを、改めて思い知らされる。

紙質といえば、証券アナリスト協会には是非反省して改善して欲しい(ってもう試験受けないけど)。いや、質としては実はむしろいい紙を使っているのかもしれないが、鉛筆(シャーペン)の乗りが言いように、わら半紙の様な、ザラっとした紙質の方が計算も解答もしやすい。ボールペンも可だったから、それで記入する人にはいいのかも知れないが、さすがにこの手の試験でボールペンでいきなり解答する人は少ないだろうし。

ところで、伝統的な株式や債券数理の問題なら何を勉強すればいいのかある程度イメージも沸くが、テキスト読んだだけでは何していいのか分からないのがクレジット・デリバティブと行動ファイナンス。過去問を見てみると、いくら通信教育テキストが試験範囲とは言え、そんな細かいところまで覚えてないよ…と言う問題が出ていた(ように思う)。今年はデフォルトの推移確率行列。これは確率統計ではお馴染みの概念だから、逆にクレジット・デリバティブ特有の問題ではないし、どこまでを丸暗記させて、どこを試験の現場で考えさせるのか、正直、出題する方も困っているのではないか。

参考までに、証券アナの会計分野のテキストとしては、アナリスト協会推薦図書になっている『財務会計』(斎藤静樹)よりも、別の某試験参考書に指定されている『財務会計講義』(桜井久勝)の方が分かりやすい。簿記を全く知らない人は、通信教育テキストで仕分けについて学んでからの方がいいけれど。

推薦図書の中では『国際金融論講義』(深尾光洋)も良かった。推薦図書は協会を通じて購入すると割引になるけれど、玉石混交なので、推薦されるものを何でもかんでも買うと言う事はお勧めしない。

まあ、合格通知で肩の荷がちょっと下りたが、CFAはまだまだ途中だし、別の試験も受けようと計画中だし、人生一生勉強なのです。
posted by としゆき at 21:00| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

日経電子版その2

先日、とある記事が日経新聞で報じられており、印刷しようと電子版にアクセスしてみた。ところが、記事中の図表が記事本文にかぶってしまい、印刷するとうまく読めない(つまりWYSIWYG=What You See Is What You Getになってない)。Internet ExplorerとかExcelではたまにそういう問題があるが、直接プリンターに出そうが、一度PDF化しようが解決しないので、しかたなくヘルプを探す。そこには「よくある質問」というリンクがあり、検索機能もあるのだが、たとえば「印刷」で検索をかけても

1 電子版で小説は読めますか
2 紙面ビューアーの記事を保存、印刷できますか
3 海外で日経Wプランを利用できますか

という3つしか出てこない。ほとんど使い物にならないので、仕方なく質問の新規作成([新しい(よくあるご質問にない)お問い合わせはこちらから] )に頼ることにする。

会員登録をして、IDまでしっかり管理しているくせに、氏名、フリガナ、メールアドレス、郵便番号、連絡先電話、をわざわざ入力させる。使い勝手が悪いことこの上ない上に、メールでの連絡を待たなければいけない。朝一番(8時38分)で質問を送り、返事が来たのは3時過ぎ。

----------回答内容ここから
●回答日時
  2011-07-01 15:04:20
●回答
電子版をご利用いただき、ありがとうございます。

まず、下記のヘルプセンター「パソコン向けサービスの利用環境」をご確認いただきますようお願いいたします。
http://www.nikkei.com/info/computer.html

利用環境に問題がないようでしたら改めてお調べいたしますので、恐れ入りますが、具体的な記事のタイトルおよび、URLをお知らせいただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。
----------回答内容ここまで

よくもまあ、ここまで人を小馬鹿にした返事が(しかもこんなに時間かけて)出来るものだと呆れてしまう。こんなチェックはとっくにすんでるし、記事のURLを送ろうにも長すぎて文字制限にひっかかる。bit.lyとかで短縮URLにしてあげようかとも思ったがそこまで手間をかけるのもどうかと思い、 今すぐ電話連絡を、と返信。返信と言っても、メールで届いたこの回答には返信出来ず、再度ヘルプのページから入力しなければいけない。当然、氏名、フリガナ、メールアドレス、郵便番号、連絡先電話は必須。やっとのことで返事が来たのは16時29分。どの記事ですか?と聞かれるが、時間が経ち過ぎて既にポータルには見出しリンクが存在せず。その旨を伝えると、先方曰く「検索して下さい」。さて、日経電子版の記事検索は有料(月25件までは無料だが)ではなかったか?

さらに先ほどの「利用環境を確認」しろと繰り返すので、それについては返信(という名の手間暇かけた再入力)でも書いたように確認済みだ、と伝えると、もう一度調べてみますと言う、ガキの使いの様な返答。一度電話を切り、再度かかってきたのが17時57分。回答は「担当部署に修正させました」…。

実際、印刷はきちんと出来るようになったのだが、これだけのために丸一日。日経電子版のヘルプ担当は随分とお気楽極楽な職場らしい。ヘルプのページを良く見たら『2010-08-12 08:28 お電話でのお問い合わせはこちらへ』といって番号が載っている。と言う訳で、今後日経電子版で質問がある方は、(よほど暇な時以外は)全く使い物にならないweb入力のヘルプ等使わず、ガンガン電話をかけましょう。
posted by としゆき at 21:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする