2011年02月26日

スーパーカップ制覇

本日は、昨日の暖かさもどこへやら、寒空の中を新横浜の日産スタジアムへ。Jリーグ覇者と天皇杯王者が対決する、毎年恒例の富士ゼロックス、スーパーカップ観戦へ。『グランパス優勝』に書いたとおり、Jリーグ覇者は名古屋グランパス、そして天皇杯王者は、名古屋にとって天敵とも言える鹿島アントラーズ。前日の記者会見でもストイコビッチ監督が言及していたが、2010年一度も勝てなかった相手だけに、びしっと勝利して新しいシーズンを迎えたいところ。

赤色を基調とするユニフォームの両チームだけに、ゴール裏応援席は徐々に赤色に染まっていく

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(鹿島側が暗いのは単に逆光なせいで、撮影者の他意はありません)。

久々に訪れた日産スタジアムでは、歴代ワールドカップの使用球が展示されていたり、先頃日本が優勝したアジアカップと記念撮影できるコーナーに行列が出来ていたり、座席クッションが無料配布されていたり、サービス精神旺盛。フェースペイント(もどきのシール)が無料サービスされていたので、僕もグランパス君を右頬に。

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試合はグランパスが意外にも(?)、かなりコンパクトな陣形で鹿島の攻撃を防ぎ、見ていて安心感もあった。鹿島に対する苦手意識も特に感じず、前半は0対0で折り返す。そして後半、得意のセットプレーから増川のヘディングで先制。勝利に大きく前進するも、鹿島に同じくフリーキックを直接ゴールされ同点に。西日がきつくて、楢崎大変そうだな〜等と考えていたら点を取られてしまった。

その後、両チーム惜しい場面がいくつかありながらも、得点のないままタイムアップ。ここで帰ろうとしていた観客も多かったのだが、今大会は同点終了の場合は…PK戦で決着をつけるのだった。そのアナウンスを聞いて慌てて席に戻る人も多数。

南アフリカでのワールドカップも、カタールでのアジアカップでも、ドラマのあったPK戦。選手はもちろんだが、見ているこちらも緊張感が高まってくる。

グランパス最初のキッカー、ケネディが外してしまい、またもや鹿島には…と言う不安がよぎったが、守護神・楢崎も同じくPKをブロック。二人目は両チーム決めるも、3人目、4人目と楢崎がPKを止めて見事、3対1でグランパスの勝利。3人目なんて弾くんじゃなくて、キャッチングで完璧に止めてしまった楢崎は、やはり名古屋の頼れる守護神。2010年JリーグMVPは伊達じゃない!

と言うわけで、宿敵鹿島を打ち破り、幸先よくシーズン開幕を迎えた名古屋グランパス。今年はACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)も控えているし、昨年以上の活躍を!
posted by としゆき at 23:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月15日

ウォール・ストリート

映画「ウォール・ストリート」を見てきた。いわずと知れたオリバー・ストーン監督の映画で、1987年公開(舞台は1985年)の「ウォール街」の続編に当たる。映画にあわせて、旧「ウォール街」もレンタルで復習。随分と久々に見たけれど、なかなかに面白かった。

新旧どちらも原題は"Wall Street"(ただし2011年版は副題として"Money Never Sleeps"が付く。このセリフ自体は旧作にも登場)。個人的にはカタカナ邦題じゃなくて、再度「ウォール街」でも良かった気がする。副題の訳は難しいけれど…。「現ナマは眠らない」だと、ちょっと古いセンスだし、デリバティブやITっで武装した現代金融における「マネー」の概念とはちょっと違うか。旧「ウォール街」でも、「コンピュータ化がどんどん進んでいくのに付いていけない」と言った不満の台詞が出てきたが、そんなコンピュータ世代の新人類として描かれたバド・フォックス(チャーリー・シーン)が、自宅で使っているPCは、今から見ればおもちゃみたいな代物だった。今回、ニューヨークの夜景の中を株価や為替のティッカーがどんどん流れていく映像があったが、高度情報化産業と化したグローバル市場のイメージを描いていて悪くない。

おもちゃみたい、と言えば、旧作中、海辺のリゾート地からバドに取引の指示を出す、マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーは、30〜40センチはあろうかと言う携帯電話で会話していた。新作のオープニングではインサイダー取引の罪で収監されていたゴードンの出所シーンから始まるが、私物が返還されるときに出てきたのはこの「巨大」な携帯電話だった。この辺りは時間の経過・時代の変化を端的に示すと共に、旧作と続けて見た人には楽しいおまけ。

その旧作ではゴードンの息子が出てくるが、新作では彼は亡くなっており、収監中でその死に立ち会えなかったゴードンを娘のウィニー(キャリー・マリガン)は嫌悪している。そのウィニーの恋人であるジェイコブ(シャイア・ラブーフ)は投資銀行KZIに勤めるが、粉飾決算の噂を機にKZIは倒産、ジェイコブの師で恩人でもあるルーは自殺してしまう。おそらくこの会社のモデルは、2008年9月15日に破綻したリーマン・ブラザーズ。六本木ヒルズのTOHOシネマズで映画を見ていたので、感慨深いものもあった(日本のリーマンは六本木ヒルズ内にオフィスがあった)。

その後、KZI倒産の裏側にチャーチル・シュワルツのブレトン・ジェームズが噛んでいる事をつかみ、ジェイコブは彼に一泡吹かせる計画を立てるが、その程度のダメージは大した事はなく、逆にその才能を変われブレトンにスカウトされる。

一線を退いたと思わせながら、娘とその恋人をも欺き、怪しく華麗に復活を遂げるゲッコー。ブレトンと決別し再度打倒へと向かうジェイコブ。父親に対する愛蔵半ばする感情をもてあますウィニー。3人の思惑が絡み合いながら物語は進んでいく。

KZI破綻後も、さらなる金融危機の泥沼の中でブレトンが失脚、ゲッコーは元手を11倍にする。おそらくブレトンに投影されているのはゴールドマン・サックス(ちなみにオフィスは六本木ヒルズ)。ゲッコーの大稼ぎのエピソードは、サブプライムで名を上げたジョン・ポールソン(『史上最大のボロ儲け』に良く描かれている。ちなみにこの本、原題は"The Greatest Trade Ever"。この邦題、ちょっと品位が…)だろう。AIG関係のエピソードはないのかな?と思ったが、映画パンフレットによるとオリバー・ストーン監督はカットしたらしい。

金融マンには、ああ、これはあの事か、これはあの人か、と言った楽しみ方も出来るが、全般的に詰め込み過ぎな感があり、映画(エンタテインメント)としての面白さはもう少しかな?という気もする。業界関係者じゃない人の感想をいろいろと聞いてみたい。

それから、CDS(=Credit Default Swap)関係の字幕が混乱気味で、意味の通らない部分があった(ように見えた、字幕なので記録が残っていないのだけれど)。映画の最後に見てみると、字幕は悪名高き戸田奈津子。これから見に行く人は注意して見てみて下さい。
posted by としゆき at 20:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする