2010年11月21日

ミュンヘン最終日

独逸』、

フランクフルト』、

フランクフルト2』、

ハイデルベルク』、

ヴュルツブルク』、

ライン川〜ローテンブルク』、

白鳥の城〜草原の教会』、

パレード〜サッカー〜HB』、

ミュンヘン市内散策』、

鷲の巣〜GAP』、

オクトーバーフェスト』の続き。

ドイツ11日目。もう今日は帰国便に乗らないといけない。ドイツ料理もいろいろ食べたのだが、まだ食べてないのがミュンヘン名物ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)。焼いたものもあるが、茹でた物が美味しい。ちゃんと皮をむいて甘辛いマスタードをつけて食べるのが定番。僕はいつもは薬味系は使わないのだが、郷に入っては郷に従え。試してみた甘口の辛子(Suesser Senf)の味は…とっても美味。辛味は消してきつくなく、ソーセージのお肉の味を引きたてる。ザウアークラウトも普段日本では絶対に食べないが、こちらで食べたものは美味しかった。やっぱり食べ物は地元が一番。

ところでお店の人はプレッツェルをしつこく薦めてくる。いわく、ヴァイスヴルストにはプレッツェルが定番だ、と。そうなのかもしれないが、こっちはヴァイスヴルストに加えてお肉も頼んで、もうこれ以上食べられないのだった。お昼なのでビールは遠慮してソフトドリンクにしたのだが、やっぱりビールにすれば良かったとちょっとだけ後悔。ちなみにこちらのグラスは、"0,5ℓ"等と目盛りがついていて、厳格なドイツ人っぽい。

11時からマリエン広場のラートハウスの仕掛け時計を見る。馬上槍試合を模した等身大(!)の人形が音楽とともにくるくる動き回り、最後には青と白のマント(バイエルンの州旗でしたね)を身にまとったバイエルン側の騎士の勝利に終わる。広場に集まる大勢の観光客からは、勝負がついた瞬間に大歓声が上がるのだった。

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その後、昨日も訪れたミヒャエル教会へ。地下の墓所にはルードヴィッヒ2世の棺が置かれている。

Michaerlskirche.JPG

さて、いよいよ時間も迫ってきたのでホテルから空港へ向かう。この空港は内部が分かりにくくなっていて、チェックイン・カウンターがどこにあるか分からない。帰りは折角マイルで取ったファースト・クラスなんだから、並ばずにチェックインしたい…と思ってみてみると、ファーストの表示がどこにもない。途方にくれてうろうろしていると、なんと全く別の場所にある個室がチェックイン・カウンターだった。特別扱いしすぎ。

ちなみにチェックイン受付のお姉さんもオクトーバー・フェスト仕様だったのは言うまでもなく。

LufthansaCheckin.JPG

さて、この空港の分かりにくさはさらに続く。ラウンジで休んでお土産でも買おうと思ったのだが、まずその前にパスポート・コントロールがある。と言うわけで一旦出国してみると、ラウンジは…どこにもない。係員に聞くと、ラウンジは違う場所にあるのだが、そのためには再度パスポート・コントロールを通過(すなわち、ドイツに再入国)する必要がある。「行ってもいい?」と聞くと「それはお前のパスポートによる」との由。まあ、菊の御紋はここでも威力を発揮し、何の問題もなく再入国出来たのだが、分かりにくい事この上ない。さらにラウンジに着くと、パスポートを一旦預けないといけないらしい。ラウンジの出口にパスポート・コントロールが付設しており、ゲートに向かう際はそこから出て行く。

一旦落ち着いた後、買い物に行こうと思ってパスポートを返してもらおうとすると、「この空港ではパスポート見せなくても免税で買えるわよ」と言われる。本当か?と思いながら買い物に行ってみると、案の定売ってくれない。しぶしぶラウンジに戻ってパスポートを取り返す。「2件行って、2件ともパスポート求められたぞ」と言うと、「ルールが今日から変わったのかしら」…。

まあ、最後にそんな事もありながら今回のドイツ旅行も無事終了。南ドイツの人々の優しさや風光明媚な景観、何よりオクトーバーフェストを始めとするとビール文化を満喫して帰国の途に着く。次回ドイツに来るときは、北ドイツにも行ってみたい。
posted by としゆき at 12:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツ紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月07日

オクトーバーフェスト

独逸』、

フランクフルト』、

フランクフルト2』、

ハイデルベルク』、

ヴュルツブルク』、

ライン川〜ローテンブルク』、

白鳥の城〜草原の教会』、

パレード〜サッカー〜HB』、

ミュンヘン市内散策』、

鷲の巣〜GAP』の続き。

ドイツ10日目。明日の午後には帰国の途につくから、全日でいられるのは今日が最後。連日歩き続けで体力的にも限界に近いので、今朝は温泉で汗を流す事にする。ドイツには「バーデン・バーデン」を始めとして「バーデン」と言う名前のついた町が数多く存在するが、その多くは温泉保養地だ。以前、ヨーロッパ有数の温泉大国ハンガリーに行ったとき、やはり地元の温泉にも行ってみたが、日本人にはぬるめのお湯で、温水プールと言う方が近かった。もっとも、プールで「温泉」に浸かりながらチェスを楽しんだだりする人がいて、見ていて微笑ましいものがあったが。

今回訪れたのはミュンヘン東部にあるテルメ・エアディング。ここも「温泉」プールだったが、プールでもサウナでもドイツでは混浴がお約束。老若男女(老にバイアスがかかるけど…)が晴天の下でくつろいでいる。サウナでは、集団で部屋を占拠して、何ダースものビールを持ち込んで大騒ぎしている人たちがいたりして、やっぱり楽しそう。

一汗かいてくつろいだところで、今度はまたSバーンを逆に東から西に乗って一路ダッハウへ。ここにはナチスによる、ドイツ最初の強制収容所があり、その跡地に復元されたバラック小屋や、ガス室・焼却炉が保存された記念館となっている。以前、『アウシュビッツとヴィエリチカ』で書いたアウシュビッツ収容所跡(ポーランド)でも見られた"ARBEI MACHAT FREI"の文字が痛々しい。

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ダッハウ駅からバスに乗って向かうのだが、ちょうど英語版のドキュメンタリー映画の上映時間に間に合った。ドイツに行く直前に、スティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスによるHBOのミニ・シリーズ「バンド・オブ・ブラザーズ」の再放送を見ていたので、そこに出てきた強制収容所の様子が思い起こされた(ちなみにこのドラマでは、『鷲の巣〜GAP』でも書いたヒトラーの山荘「鷲の巣」も登場していた)。連合軍が収容所を解放してからも、内臓が弱っているために食事を自由に与える事が出来なかったり、衛生面の配慮から、暫くは収容所内に留まらせる必要があり、ドイツ語通訳をしていたドイツ系アメリカ人の兵が泣きながらユダヤ人「囚人」達に伝達する場面を思い出した。

ミュンヘン東部テルメから、ミュンヘン西部ダッハウまで移動し、再びSバーンでミュンヘン中心部に戻る。まだ午後早い時間なのだが、既に民族衣装を着込んだ人々がオクトーバーフェストに向かっている。中には車内でビール瓶を手にした人も。こんな早い時間から飲んでたら、そりゃ夜遅く行っても席ないよね…と実感。

カールス門から歩行者天国のノイハウザー通りに入り、マリエン広場へと向かう。

Karlstor.JPG

ルードヴィッヒ2世の棺が眠るミヒャエル教会(遅い時間で閉鎖後…)、2本の塔のタマネギ型屋根がミュンヘンのランドマークとなっているフラウエン教会(残念ながら片方は工事中)を横目に見ながら、マリエン広場に到着。ちなみに観光地での修復工事は冬季などのオフシーズンに行われる事が多いが、ドイツの冬は寒すぎて工事もままならないと言う事で、こうしたハイシーズンでも躊躇なく工事が進行するのだった。その後、マリエン広場の市庁舎からペーター教会、旧市庁舎、精霊教会と見て周り、一旦ホテルに帰って荷物を減らす。さあ、今夜こそはオクトーバーフェストで飲み明かすぞ!

3度目となる会場ヴィーズンに到着する。やっぱりテントの中は既に人で一杯なのだが、予約不要テーブルのエリアの周りを見て回っていると、グラスもあけて帰ろうとしていた老夫婦を発見。周囲の人々に引き止められながらも、呂律が回っていない様子だったので暫く近くで待つこと10分、何とか空いた席に滑り込む事に成功。

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バンドの演奏に合わせて、皆飲みまくり、歌いまくり、踊りまくりのテント内。ホーフブロイハウスに行ったときと同様、一人で来て飲んでる見知らぬ僕にも気軽に声をかけてくれて、一体何度乾杯でグラスを合わせたことか(ちなみに、グラスを割らないようにドイツでの乾杯はビールジョッキの底の部分を合わせるので注意)。一人ロックバンドを結成する人も(ちなみに、このギターはビニールで出来たおもちゃです)。

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例のジンジャーブレッドを首からかけているのもお約束。

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みんな気さくで、カメラを向けても満面の笑みで応えてくれる。

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もっとも、羽目を外しすぎてこんな事にならないように…。

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ドイツ人は余りお酒に酔わない、と聞いていたのだが、オクトーバーフェストだけは別枠なのだろう。会場内でもすっかり上機嫌の人々を大勢見たものだ。それでもこの日はまだ水曜日。夜10時ともなると帰り始める人たちも多く、足を運ぶ事3回目にしてやっとテント内の座席を確保でき、世界最大のビール祭りを満喫した僕も、会場を後にするのだった。

ビール党を自認する人には、是非ともオクトーバーフェストを訪れて欲しい。
posted by としゆき at 22:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドイツ紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月01日

鷲の巣〜GAP

独逸』、

フランクフルト』、

フランクフルト2』、

ハイデルベルク』、

ヴュルツブルク』、

ライン川〜ローテンブルク』、

白鳥の城〜草原の教会』、

パレード〜サッカー〜HB』、

ミュンヘン市内散策』の続き。

ドイツ8日目。本日はホテルで申し込んだオプショナル・ツアーで、ベルヒテスガーデンへと向かう。ところがホテルのコンシェルジュから渡されたクーポンには「ノイシュバンシュタイン城ツアー」と書いてある。不思議に思いながら、ホテル前に迎えに来たバスに乗ると、中央駅前の観光バス乗り場で下ろされる。他の乗客と一緒に並んでバスを乗り換えようとすると…明らかに"Castle tour"と書いてある。「僕が行きたいのはベルヒテスガーデンなんだけど…」と言うと、やっぱり違うバスだった。気付かなければ、もう行ったノイシュバンシュタイン城に連れて行かれてしまうところだった。ちなみにチェックアウト時の明細でもツアー代金が間違っていたので、完全にコンシェルジュのミスだと思われる。

ベルヒテスガーデン自体はアルペン街道の終点、オーストリアとの国境近くの街だ。オーストリアのザルツブルクからも近く、以前ザルツブルクを訪れたときも見学したかったのだが、残念ながら日程の都合で来られなかった。ツアーの目的は、何よりもその近くに位置するアドルフ・ヒトラーの別荘、ケールシュタインハウス、別名、"Eagle's nest"(鷲の巣)。まずはナチスについて展示された博物館を見学。残念ながらドイツ語による展示中心で、日本語や英語の説明が書かれた紙が一枚渡されるだけ。それでも防空壕跡地や、発電施設の跡なんかも見られる。博物館の庭からは南ドイツの山々の景色が美しく眺められる。昨日までの天気が嘘の様に晴れ渡っていた。

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昼食後、専用シャトルバスに乗り換えて一路「鷲の巣」へ。ヒトラーも使用したと言う黄金張りのエレベーターで昇ること55秒、到着した山頂にはその山荘が建っていた。

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ヒトラー50歳の誕生日にナチス幹部から送られたというこの山荘は、現在ではレストランとして利用されている。レストランで使用されている調度のいくつかは当時のオリジナルだし、ムッソリーニから送られたという暖炉も残っている。

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この暖炉もレストラン内部にあるので、最初どこにあるのか分からなかった。同じバスで乗ってきた人たちも「見るべきものはどこにあるんだ!?」なんて探してたので、「レストランの中に入ったらあったよ」と教えてあげたところ、とっても感謝されたのだった。

夕方、ベルヒテスガーデンを後にしてミュンヘンに戻る。そのまま、オクトーバーフェストの会場に乗り込んでみる。会場はもう既に凄い人出。広い会場には移動遊園地(?)みたいな遊戯施設も揃っており、親子連れなんかも多数見られる。オクトーバーフェストにはよく、テントが立ち並ぶ…等と言われるが、テントといいながらもそれは立派な建物であり、最初に聞いて想像するような、ちゃちな建物では全然ない。

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ざっと内部を見て回ったのだが、テーブルは予約席だし、一部の予約不要の座席も既に満席で、相当に出来上がった人たちで溢れている。この日は散歩にとどめ、後日のリベンジを期してホテルに帰る事にする。帰りの地下鉄で地元の人に声をかけられて話していたら、娘さんはオクトーバーフェストが嫌いで毎年この時期は遠出するのだと言う。麻布十番祭りの時に、混雑を嫌った地元住民が脱出するようなものか。何しろこのオクトーバーフェスト、あのノイシュバンシュタイン城が年間100万人の観光客なのに対して、たった2週間で600万人が訪れると言う。消費されるビールは670万リットル。それだけの人がミュンヘン市内に集まるのだから、その気持ちも分からなくもない。

翌日、この日は再びミュンヘンから電車で南へと向かい、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンへと向かう。1936年冬季五輪が開催されたこの街は、ガルミッシュとパルテンキルヒェンが合併して出来た街であり、地元では"GAP"と略称される。GAPの街自体は素通りして、登山鉄道、ロープウェーを乗り継ぎ、ドイツ最高峰のツークシュピッツェへ。既に紅葉の見られ始めた山からは、アイプ湖も見られる。山の天気を心配していたが、昨日に引き続き快晴で登山にはもってこい。

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高さ2962メートルのツークシュピッツェだが、2000メートルの高さを一気に10分程で上るロープウェーのおかげで、あっという間に山頂に到着。

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この近代建築のような展望台エリアには、「ドイツで最も高い場所にあるパン入り焼きソーセージ」が売っていた。お値段4ユーロなり。

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実際の最高地点は、展望台から目と鼻の先にある岩山の上の金の十字架部分(実際は、そのすぐ隣の岩場の方が高いように感じたのだが…)。ところが、そこに辿り着くまでが一苦労。ここから先は危険です、と書いてあるのだが、文字通り足を踏み外したら命がなさそう。大勢が訪れるため滑りやすくなった岩場を、スニーカーで歩くのはさすがに怖い。

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這うようにして岩山を登って往復する事小一時間。僕が降りてくると、4、5歳の子供が「登りた〜い」と言ってる場面に出くわしたが、自分の子供だったら怖くてとても連れて行けない…と言うか、自分自身もちょっとだけ後悔するくらい怖いんだもの。それでも氷河の残る山頂からの景色は絶景の一言。ツークシュピッツェはもっと日本人観光客に来て欲しいそうで、日本語の案内や看板も多い。ミュンヘンに行く人は是非どうぞ。

帰りの電車を駅で待っていると、ディアンドルを来た女の子を発見。「もしかしてオクトーバーフェストですか?」と聞いてみたら、やっぱりそうで、きさくに写真撮影にも応じてくれたのだった(その上、この写真を撮って"Danke!"と言うと、「なんで一緒に撮らないの!?」と向こうから2ショットを誘ってくれた)。

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と言うわけで僕もオクトーバーフェストに向かうものの、やはりテントの中は満席で座る事ができず。昨日は飲まずに帰ったけれど、せっかくだからテント外のビアガーデン席で飲んで帰ることにする。テントの中では音楽の演奏をしていたり、お客さんも飲めや歌えやの大騒ぎだが、屋外のこの席は割合静かに飲んでいる人が多くてちょっと残念。

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明日こそテントで飲むぞ!と誓って帰路につくのだった。
posted by としゆき at 22:29| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | ドイツ紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする