2018年01月14日

幼稚園受験結果

幼稚園受験開始』、

幼稚園受験佳境』の続き。

11月1日(水)

SC幼稚園の試験日。待合室に向かうと、前の時間枠の親御さんが何か必死に記入してるのが見え、他の幼稚園ではあるとかいう即興アンケート???子どもだけの考査→面接の人と、逆の順番の人がいて、我が家は考査が先。

待合室に先生方が迎えに来て、子ども達を動物のぬいぐるみ等で巧みに誘っていて、「うまいなー」と思った。泣いて母子分離出来ない子もいたが、うちの長男は大丈夫でまずは一安心。その間やはり書かされることになったアンケートは「教育方針の違う家族や園児がいたらどうするか」。これを20分で。面接での想定問題にあったので、その場で妻と要点だけ確認して作文できたが、それでも時間はギリギリ。予想外のテーマだったら時間全然足らない。

そうこうすると電車ごっこをしながら帰ってくる子供たち。それ用に予め、廊下にテープで線路が作ってあって、用意周到だな、と思う。全体的に子どもの扱いはとても上手。長男に子ども考査で何をしたか聞くと、「イチゴを4つ作って、3つ先生にあげて、ひとつは僕!」だの「アンパンマンで遊びたかったから、(それが入った)箱を開けて欲しいと先生にお願いしたけれど、だめだと言われた。」と、いまひとつ考査の内容や出来については要領を得ず。

続いての親子面接は、僕たちの前の親子が非常に長い時間かかっていて、部屋の外に笑い声まで聞こえてくる(つまり、非常にうまく行っている)。2名の面接官で、園長先生(?)から質問があり、もう一人はメモを取る。子どもに名前と年齢を聞いた後は、もっぱら親向けの質問だが、「この幼稚園をどのように知ったか?」→「知人のオススメ」と答えてしまい、見学会での発見について伝えられず。また、「カトリック系であることについて」→事前に、この手の質問が来たときは、カトリック系幼小出身の妻が答えるようにと話していたのだが、僕が突然緊張のあまり、取り留めのない事を語り始めてしまう。先方もあまり腑に落ちてない様子だったが、最後の最後に「妻がカトリック出身で…」とパス。園長先生も「あら、そうだったんですか?」と、気を取り直して、事前に考えていた、妻自身の経験を通して学んだカトリックの良さみたいなものを何とか伝える。手ごたえは△〜×?子どもも面接が後になってしまって、少し疲れたのか足をブラブラしてしまったりという時間帯もあり、この面接は敗北を覚悟…。

AI幼稚園が本命だが、SC幼稚園は近所(徒歩圏内)のアドバンテージもあるし、滑り止めというか、受かって欲しいな、と思っていたので、この日の不出来具合に一気に意気消沈。翌日の試験をAI幼稚園ではなくRZ幼稚園にしておけばよかったか…という話も出たが、時既に遅し…。また、この日はSN幼稚園の願書提出だったが、結局いろいろ考えて提出せず。近場の園で勝負することになった。

11月2日(木)

AI幼稚園の子供考査。母親のみの参加(両親で来る家族もいたが、会場に入れるのは1名のみで、もう一方は控室で待たされたらしい)。ちなみにここは、親が普段と違う「お受験服」等着てくると、子どもが萎縮してしまうので、普段着で来るように強く言われた(見学会でも)。

朝、3人でバスで向かい、僕は近くの公園で別れて考査が終わるのを待つ。1時間ほどすると、妻から「終わった…いろいろな意味で…」と連絡。一体全体何が起こったのだと思って話を聞いてみると、長男は、自由遊びで、一人だけ先生たちに「見て、見て、これが○○で、これが○○で、これが○○!」とか喋り続けていたらしい。他の受験用に訓練された子供たちは終始無言で黙々と遊ぶ中では悪目立ちしたようだ。

また、電車のおもちゃで遊んでいたら、他の子が「邪魔しないで!」と言ってきて小競り合いになりかけ、妻は仲裁に入ろうかと悩んでいたら長男が「じゃあ、どうすればいいの?」と聞いて、先生から「向こうで遊びましょう」と促されたらしい(もう一人の子の親は介入してたらしい)。これは介入しないほうが良かったのでは?という気もするが(子ども自身でどうやって対応するかも見られるだろうから)、さらに終わり際、ぶどうのおもちゃを置きっぱなしにして、先生に指摘されていたり、お片づけのときに、みんなすぐ片付け始めたのに、長男は遊び忘れたとかで、おままごとを「ジュージュー」などと開始し、先生に片づけを促されたようだ。

妻はこれを受けて茫然自失だが、かたや長男は「僕、今日すごく良い子だったよ!」と満面の笑み。喫茶店で報告を受けた僕も茫然自失になり、長男に「パパ、今日お話してくれないよ〜?」と言われたりしてしまった(今思えば随分とかわいそうなことをしてしまった)。前日の「失敗」もあって、今日は何とか無事に終わって欲しかったが、「撃沈」の報告を受けて、一気に暗くなる。こんなことならRZ幼稚園にすればよかったか?とか、SN幼稚園も願書出すべきだったか、とか、次から次へと後悔の念が…。

11月3日(金、祝)

MT幼稚園。次男を見ててもらうためのシッターさんが家に来て、長男は興奮してしまう。前日、前々日の手ごたえが今ひとつだったので、なだめすかし、何とかおとなしくするように伝える。

幼稚園の玄関で靴を抜いで上履きに履き替える。僕が思わず手伝ってしまって、後で妻に怒られる。待合室では、願書のコピーとか、(面接用の?)メモを必死に読んでる人がいたり、外国人の親御さんもちらほら。仕事の都合なのか、待合室まで来ながら、面接前に抜けてしまう父親もいた。先生方が子ども達を迎えに来て、長男は母子分離OK。隣室で大きな声で遊んでいる声が聞こえてくる。「新幹線で岐阜に行くよー」(電車遊び?)は良いとして、「パパは手が器用じゃないの」発言は何故???

面接は、事前に聞いていたとおり、その場で園長が願書を見て、ほとんど質問もない。通っている幼児教室について聞かれたのと、「行事(の見学)もたくさんきて頂いて…」というほとんど独り言。途中、長男の考査の結果(?)が紙で届けられてきて、「よく出来て優秀ですね」の一言をもらい、安心するも、僕たちはほとんど発言していない。子供しか見ないという噂は本当らしい。園長の横にいた若い面接官は何も喋らなかったが、いったい何のためにいたのだろう。

手ごたえも何もなかったが、子どもの自由遊びの様子は合格点だったのではないか、という事で、まずは全日程終了。近くのホテルまで歩いていき、3人でお茶しながらほっと一息。そして家に帰ると、SC幼稚園から分厚い封筒が届いており、入園に関係したいろいろな書類が入っていると予想して、妻は開封前から合格を確信。おもむろに部屋に帰って開けてみると…無事合格!とりあえず安心。面接で失敗した気もしたけれど、子どもの考査の評価が良かったのか、最後に妻にパスしたのが効いたのか…。

前日の考査後は、幼稚園浪人も頭をよぎったくらいだったので、これは本当にうれしかった。僕自身はSC幼稚園も悪くないと感じていたし、この時点ではもう、制服を着て通っている長男の姿を思い浮かべていたりした。

11月4日(土)

ここで面接疲れなのか、精神的にもきつかったのか、夫婦二人とも風邪でダウン。妻はここ数日喉の調子が悪かったが、この日はついに声が出なくなっていたのだった。結局1日に願書を出しに行かなかったため、この日試験のSN幼稚園は受けられないのだが、予め試験用に頼んでおいたシッターさんに子供の面倒を見てもらって休むことに。子供を公園に連れて行ってもらって助かった。

AI幼稚園から封筒が届いていたが、やけに薄いので、SC幼稚園の経験から不安になるも、開けてみると…合格!補欠が待ってるから、辞退なら早く連絡して欲しいとのこと。同日、MT幼稚園からも合格通知が届いており、そのやけに「上から目線」の文章に苦笑(落ちたときもそうらしい)。

というわけで、終わってみれば3戦3勝で、この後、逆にどこに行くべきかでさんざん悩むことになるのだが、今思えば贅沢な悩み。翌5日朝のフライトで僕はシンガポール出張だったので、最終的な意思決定・必要な入園手続き等々、妻に任せることになったのだが、出張最初の月曜にあった歓迎ディナーの席上でも、妻と携帯のチャットで相談するという追い込まれようだった。

それもこれも、今となってはこうして思い出話だが、試験直前や面接・考査当日のプレッシャー、合格後もひたすら悩んだり、この一ヶ月程は相当タフな日々だった。直前になって相談に乗ってもらえた知人たち(自分たちの受験時に用意した想定問題をシェアしてくれたり、実際の幼稚園の様子を教えてもらったり、本当に感謝!)、懸命に頑張ってくれた妻、そして何より、当事者の長男に「ありがとう」と伝えたい気持ちでいっぱいだ。そんなわけで、この春からは長男も晴れて幼稚園生の予定だが、次の「受験戦争」はいつやってくるのやら…できれば少し先が良いのだけれど…。
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2018年01月12日

幼稚園受験佳境

幼稚園受験開始』の続き。

8月30日(水)

AI幼稚園の説明会・見学会電話予約。受付開始日は全く電話が繋がらず、昔のチケットぴあ状態だったらしい。妻が一時間半かけ続けてやっと繋がった時にはもう受付番号は150番台。見学会当日は、子ども達が委縮しないように紺のお受験スーツは辞めるように指導があった。

このAI幼稚園の願書はボリュームもあり、提出時期も早く、面接もその内容にそって行われるということだったので、夫婦でもっとも時間をかけて推敲を重ねる。長男が通っている幼児教室で願書の添削をしてもらえるという事だったのでお願いしたのだが、その幼児教室の名前を出すとプラスですと言われるも半信半疑で、最後の最後まで入れるか入れないかで迷ったりする。最終的には入れたのだが、そんな些細な事にまで気を使って、幼稚園の願書作成は、かなり精神的に大変な作業だと実感。所詮3歳児だから、考査当日全てが分かるわけでもなく、願書の内容や、面接での親の様子・対応が大きなファクターになると言われており、長男が力不足ならまだしも、自分のせいで幼稚園に落ちたとなったら申し訳ないというプレッシャーが結構きつかった。

10月11日(水)

AI幼稚園の願書提出。まだ暗い内から列になるという噂で、妻が20分程度前に到着して受付は30番台。園側から強く、早朝から並ばないで下さいと言われていた事がある程度効いたか(受付順は合否に関係ありません、との貼り紙までされていたらしい)。ここは親のみの面接が先に入るのだが、その日程が10月21日(土)。そして子供考査が11月2日(木)。11月1〜3日に試験は集中するから、他の幼稚園と重なると一気に選択肢が狭まってしまう。また、AI幼稚園は面接だけ早くて、志望度の低いSK幼稚園を練習台にしようと思っていたのだが、日程が重なってしまい、結局SK幼稚園とはご縁がなかったことに(練習台とか言ってる時点で、ご縁も何もない気もするけれど)。

10月17日(火)

RZ幼稚園願書提出。近いので僕が職場から。

10月20日(金)

SC幼稚園願書提出。こちらも、近所迷惑にならないよう早朝には並ぶなとのお達しあり。ただ、ここは先着で試験日の希望を出せることもあり、50分程度前で受付30番台。無事に11月1日(水)をゲット。当日はとても寒い日だったが、30分前には園内に案内され、待ち時間はクリスマス会の映像などを見ながら教室内で待たせてもらえたとの事。

10月21日(土)

AI幼稚園の母親面接(子どもの考査とは別日程)。母親面接は両親でも可と言うことで、当日の印象としては半々くらい?しばらく廊下に並んだ椅子で待った後、面接が始まる。時間は15分程度で、事前に提出した面接資料に沿って質問が続く。面接の部屋は2つあったようで、園長との面接は厳しいと聞いていたが、僕たちは主任の人(?)が担当。特に父親がお休みのときにどう接しているかを尋ねられ、「休日は普段行けない遠目の、たとえば子どもが好きな新宿御苑などに連れて行く」と答えると、主任さんが満面の笑顔で「うんうん、新宿御苑気持ちいいですよね〜♪」と終始和やかな雰囲気。願書みっちり書かされて、それに対する質問が来ると聞いていたので、ある程度準備できた。「怪我をして帰ってきたら?」とかの質問は予想していたので、淀みなく答えられた。

ただ、大きな失敗もしていないが、一生懸命準備して、前日も夫婦で認識をすり合わせたりしていたので、不完全燃焼間も。イメージで言うと、用意したもののうち70%は出せたけれど…というところ。11月2日に子供考査だが、試験がRZ幼稚園と重なっているので、どちらを受けるか迷いどころ。AI幼稚園のほうが倍率も高く難しいと予想される一方、RZ幼稚園の運動会を見学したが、運営がいまひとつグダグダな印象だったので、ここは当初の志望順位通り、AI幼稚園に賭けてみることにする。

10月30日(月)

MT幼稚園願書提出。噂では、前日から行列し、先着何名かは当確みたいな話もあったが、他の幼稚園とかぶらないよう、敢えて遅く提出。受験日は提出順で決まるので、午後ギリギリに提出で試験は無事に11月3日をゲット。これで11月1、2、3日と別々の幼稚園を受けられることになった。
posted by としゆき at 21:44| 東京 ☀| Comment(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

幼稚園受験開始

早いもので長男ももう3歳。今年4月からは幼稚園(3年保育)の学齢になった。

うちの近所は幼稚園の定員が少ないのか、毎年すごい競争率になったり、幼稚園難民になって他の区の遠い幼稚園に通うことを余儀なくされたり、諦めて2年保育を目指して幼稚園浪人するケースまであると聞く。おおよそ、11月上旬に私立幼稚園の入試があり、下旬に区立なのだが、区立は抽選で落とされたりするので、まずは私立で確保しようという動きが強まり、結果的にさらに(見かけ上だとしても)競争率が上がるという悪循環となっているらしい。

いろいろと本を買ってみたり、すでに幼稚園に入れている知り合いの話を聞いたり、夫婦でどんな幼稚園がいいか、というか、そもそも論的に、子供にどういう教育をしていきたいのか、あるいはどんな人間に育って欲しいのか…という話をし始めた。いわゆる大学までエスカレーター式で行けるような附属の幼稚園を受けることは全く考えていなかったのだが、いわゆる「お受験本」も読んでみたりした(この辺は、就職活動において「面接の達人」をとりあえずは読んでおく、みたいなノリに近いかも)。いくつもの本で強調されていたのは、結局は付け焼刃じゃなくて普段の家庭での親子の接し方が結果となって現れるのだ、ということと、受験をきっかけに家族で子供の教育や将来について話し合っておくことはとても大切なことだ、ということ。どちらも納得できる話だし、我が家も折に触れてそうした話題がなかった訳ではないけれど、改めて深く話し合うことが出来たのは有意義だった。

幼稚園の候補としては、まずは近場。母親が登降園は付き添うことになるから、(幼稚園が許せば)車も可だけれど、出来れば徒歩、もしくは電車・バスで一本で通えるところ。先に書いたとおり、エスカレーター幼稚園は受けないけれど、卒園後どうしたいのかも考えないといけない。地方の公立上がりの僕でも、都内で子育てするなら、本人が望めば中学受験(中高一貫校)も視野に入れたいし、最近では中学入試を視野にした受験対策小学校なんてものまであるらしい。そこまで行かなくても、最近だと公立でも小中一貫校なんてのがあったり、でもそうすると高校は(超激戦の私立高校編入じゃなくて)都立だなぁ、とか、気が早いといえば早いけれど、何にも考えないで高校くらいまでは上がっていった自分のケースとも違うだろうし…悩みどころ。

各幼稚園は見学会を開催したり、運動会・バザーなどを公開していたりするので、もっぱら妻が見学して雰囲気を見てきた。子供たちの様子や、展示されている製作物、先生方の説明などを通じて、それぞれの特徴や考え方が分かり、あえて受けないことにした幼稚園もある。思ってた以上に幼稚園毎の違いがあるし、説明会等の機会は絶対に行ったほうがいい。

最終的に受験に向けて願書をもらってきたのが、

AI幼稚園…第一志望。バスで一本。子供らしく、たっぷりと遊ばせてくれる。通っていた知り合いいわく「のびのび。悪く言えばけじめがない」。

SC幼稚園…徒歩(もっとも家から近い)。カトリック系で、躾的な指導もあるようで「坊ちゃん、嬢ちゃんの雰囲気」。9月の説明会はかなりの人数で会場に入れない人も(音声のみ飛ばして、別室にて聞く)。

MT幼稚園…やや家から遠いのだが、直通バスがあることを発見して急浮上。仏教系。非常にバランスが良い。預かり保育あり。

SK幼稚園…徒歩。親のコミットを求め、「子供天国、親地獄」の評判も。

SN幼稚園…ここは他区で車通園になってしまうが、いくつかある同系列幼稚園の中では好印象だった模様。

RZ幼稚園…地下鉄一本。僕の会社からもなんとか徒歩圏内で、いざというとき安心。プロテスタント系。

宗教的には特に強い拘りもなく、こうしてみるとある意味節操がなく見えるが、必ずしも信者になるわけじゃないし、気にしないことにする。こんなに受験するのかという気もするが、これでも取捨選択して絞った後だし、何より受験日程によっては受けられないケースも出てくるので、オプションは確保しておく。
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2017年04月18日

香港最終日

香港出張』、

香港研修』、

香港の週末』の続き。

昼食後、歩いてマークス&スペンサーまで戻り、アドミラルティ(金鐘)まで行き、パシフィック・プレイスのモールへ。このモールもかなり大きくていろいろなお店が入っているが、先日書いたように、食べに行ったのとは別の夜上海でXO醤とチョコを買う。

その後、モールからタクシーで移動しようとしたところで、妻がクレジット・カードなんかも入れていた携帯電話をケースごとなくしたことに気付き、慌てて中に戻る。子供のおむつを交換したトイレや、座って休んでいたベンチ周辺を探すも見つからない。そろそろ焦ってきたとき、ふと思い立って僕が妻の携帯に電話してみると、いきなり誰かが出て、他でもない「パシフィック・プレイスで持って待っている」みたいなことを言う。どうも誰かが拾って届けてくれたらしい。コンシェルジュに行く途中で、モールの係員に会ったら、「もしかしてiPhoneの人?」みたいな感じで話しかけられる。なくした携帯が戻ってくるなんて、香港は素晴らしい。会社の名刺しか英語での身分証明書が手元になかったが、とりあえずそれで返してくれた。

携帯紛失事件も無事解決し、改めてタクシーでビクトリア・ピークに向かう。20年近く前に初めて香港に来たときは、確か天気が悪くて何にも見えなかったんだよな…等と思い出しながら、展望台に行こうとしたら、隣のショッピング・ビルの無料展望台に上ってしまい、まあ眺めはそれなりにいいし、そこで妥協することに。逆に展望台自体の建物が見られた。

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展望台からの帰りのタクシーは、道が大変混んでいる。工事で片側通行の場所があり、行きは人がマニュアルで(?)信号を切り替えていたが、帰りは誰もおらず自動信号。ところが、路線バスが信号手前の変な場所に停まっていて、僕らのタクシー運転手がその前にさっと車を入れる。すると、僕たちの後ろから来ていた車が自分も入ろうとしたのだが、隙間が足りず、反対車線にはみ出てしまう。そのため、信号変わって下からやって来る車(特に大型バス)がスムースに通り抜けられず、大渋滞。信号が変わっても、上ってくる車で道がふさがり、僕らは全く動けず、そのやらかした車は大顰蹙。

5分くらいしたらやっと人が降りてきて、何度もハンドルを切り替えながら、なんとか無理やり車体を狭いスペースにねじ込んでいた。タイミングはここしかないと判断したのか、信号が変わると同時に僕たちのタクシーの運転手は、クラクションをけたたましく鳴らしながら片側通行を猛スピードで急行の荒業に出る。ヒヤッとしたが、何とか無事に通過。たしかにこうでもしなければ、あの渋滞から抜け出すのにどれくらいかかったことやら。

ビクトリア・ピークを無事下り、朝から買い物等で荷物も多かったので、一度ホテルに戻って部屋に置いてくることにした。そして部屋についた時に、なんとカメラなくしたことに気が付く。携帯の次はカメラ…。

ホテルのコンシェルジュに相談すると、警察署に行くようアドバイスされる。「タクシーのカーナンバーは?」と聞かれるが、こちらは日本と違って余りレシートももらえないし、そんなの分からない…と思っていた矢先、突然頭に「EU110」という文字が閃く。信号で渋滞してるときに、タクシーの中に書いてあったナンバーが何気なく目に入り、特徴ある番号なので覚えるともなく覚えていたのだ!

確かEU110のはずだ、とコンシェルジュに伝えると、僕の断言に”Are you sure?”と聞かれるが、この時点では確信に変わっていた。コンシェルジュがいろいろ問い合わせて、しばらくすると無事に運転手が見つかり、カメラも車内に忘れ物であった、という連絡が入る。その時は他のお客さんを乗せているので、その後にホテルに来てもらうことになって、カメラを無事取り戻す。

喜び勇んでそのまま同じタクシーに乗り込んで、ペニンシュラ・ホテルに行ってもらう。運転手は気さくないいおじさん。信号待ちの時に櫛で前髪をとかしていたり、フロントにミニカーを飾っていて、子供が欲しがったりしていた(こちらのタクシーの運転手は、車内に小物を置いてる人が多い)。

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香港初日にもペニンシュラでアフタヌーン・ティーでも…と狙っていたが、大雨でかなわず、この日もカメラ紛失事件のせいで到着が6時頃になってしまい、結局諦めてホテル内のショップを見るだけにした。その後、インター・コンチネンタル・ホテルまで歩いて、ラウンジで軽食のつもりだったが、下の階に見えたビュッフェがなんとなく良さげで移動してみる。料理はかなり美味しくて大満足だったのだが、お値段を見ないで入ってしまったので、食後に価格もかなりのものだったことに気付かされる…。

そして、夜8時からのシンフォニー・オブ・ライツを見に、そこからさらに歩いてチムサーチョイの波止場に行く。6月に来たときは、会社の元同期とどこかのバーみたいなところから眺めていたのだが、今回は直接見に行った方が見ごたえがあると言うことで、こちらへ。既に人も大勢集まって混んでいたが、ギネス・ブックにも載っているというこの15分間のショーはなかなか。

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帰り道は人でごった返すが、細い道に看板が出っ張っている、いかにも香港ぽい写真を撮りたいということで、ネイザンロード北上していく。結構歩くが、狙っていたような構図は今一つ見つからず。
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子供も道中寝てしまったし、女人街とかへ行く元気もなくなったので、中華デパートに行き、刺繍みたいなお土産を買う。このデパートは本当にローカルで、店内に英語が一才見当たらない。多分、本当に現地の人たちのためのデパートなのだろう。

そのままタクシーで帰ろうとしたが、なかなか捕まらないで困っていたら、またまた親切な地元の人が捕まえてくれた。携帯といい、カメラと言い、香港人はいい人が多い。

そして最終日の23日。この日はいよいよ帰国だが、前日疲れてしまってそのまま寝てしまったので、荷造りしてなくて朝はゆっくりと過ごす。そのままホテル地下のモールにあるエアポート・エクスプレスの九龍駅で、フライトのチェックインを先に済ませて、荷物を預けてしまう(ちなみに出発1時間半前まで預けられる)。

その後、ペニンシュラ・ホテルを再訪し、アフタヌーン・ティーも適わなかったから、せめてお土産にスコーンを買おうとするが、販売するのはお昼から。仕方がないので、昼食に(以前、日本にも店舗があった)福臨門に行き、飲茶を楽しむ。ペニンシュラからタクシーに乗り込む際、ベルボーイが、タクシーの番号の書いてある紙片を渡してきて、そのサービスに感動(特にカメラ紛失事件の後だけに…)。

先ほど、ペニンシュラでちょっと良さげなカシミアのお店を見つけていたのだが、妻の友人から、「香港行ったならあのお店のカシミアはマスト・バイ」等と言う情報が入ったらしく、急遽タクシーでペニンシュラに舞い戻ることを決意。今度はお昼過ぎなので、スコーンも無事にゲット。

九龍駅までタクシーで帰ろうとするが、そろそろ初日に両替した手持ち現金が足りるか不安になってくる頃で、運転手に50香港ドルで九龍駅まで行けるか聞くと、無問題とのことで、乗せてもらう。スコーン買う時に現金を使ってしまって、残りが本当に少なかったのだ。

帰りの飛行機内でスコーンを食し、ペニンシュラのティー・バッグにお茶を入れてもらって、お手製アフタヌーン・ティーと洒落込む。帰りの座席は家族で3席並びで、子供の世話もできる。

海外出張に家族と一緒に行ったのは初めてだったが、香港くらいの大きさであれば、別行動していても安心だし、いざとなれば英語も通じるので、最初に行くにはいい選択肢だったかもしれない。研修が日程変更されてたらキャンセルだったので直前には冷や冷やもさせられたが、なかなか出来ないいい経験だった。

posted by としゆき at 20:40| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月28日

香港の週末

香港出張』、

香港研修』の続き。

翌日21日は金曜日。恐れていた通り、台風警報はシグナル8で、外は横殴りの雨と物凄い風。お部屋の窓から外を眺めても煙っていて遠くが見渡せない。会社に行ってみたものの、朝一番に東京とのビデオ会議に一緒に入る予定だった相手がお休み。大きな2つのアポのうちの1つがキャンセルとなってしまった。もう一つのアポの相手は、前日夜に「台風が来るといけないから、(金曜じゃなくて)今から時間あるか?」と言うメールが来ていたのだが、あいにく気付くのが遅れてちゃんと話せてなかった。やっぱり会社には来ていなくて、会えなくて残念だとメールしたところ、「え、会社に来てる?じゃあ、時間は確約できないけど、今から行くよ…」と言う返事が届き、申し訳ない気分になりながらも、お昼くらいに本当に出社してくれて、結局2時間以上もミーティングが出来た。人もまばらなオフィスで、お互いに特にやることもないから、ゆっくりと深い話が出来て非常に充実。他にも会いたい人が何人かいたのだが、泣くこと台風には勝てないと言うことで、次の機会にリスケすることにする。以前はアジア内なら間違いなくシンガポール出張だったが、香港とコミュニケーションを取る機会も増えてきたから、また近いうちにやって来られることを期待しよう。

以前東京で働いていた後輩が転勤でこちらに来ているので、お昼を一緒に取り、午後は香港天文台のサイトで台風情報をチェックしたり、読めずに溜まっていたリサーチ資料を読み込んで過ごす。会社で僕が座っていたデスクはICCの61階だったのだが、窓の外の風が凄いことになっていて、すぐ目の前に見える雲の動く速さもとんでもないし、正直少し怖いくらいだった。少ないながらも出社していた現地の社員も、時折外を不安げに眺めていたくらいなので、やはり大きな台風だったのだろう。

家族はこの日は地下鉄で行ける範囲と言うことで、香港島側のIFCモールに行ってきたようだが、お店もほとんど閉まっており、相変わらずIFCモールでもベビーカーの移動に苦労し、することもないまま、唯一やっていたスーパーでパンだけ買ってホテルに舞い戻ったという(惣菜屋さんのRF1とか、リトル・マーメイドのパン屋さんがあったそうなので、日系資本?)。

僕は結局、6時頃会社を出て、家族と合流後、地下のモールにあるお粥屋さん(正斗麺粥専科)で夕食。スタバでのんびりとお茶をしてホテルに戻った。

翌22日の土曜日は、文字通り台風一過。家族3人で地下鉄に乗り香港島へ。マークス&スペンサーを覗いたりしていたら、うちの子供の大好きな、きかんしゃトーマスの洋服が売っているのを目ざとく見つけて大喜びしていた。そのまま歩いてヒルサイド・エスカレーターへ。香港は坂が多い街だが、延々と続くエスカレーターはかなり壮観。

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隣接するビルの2階や3階なんて丸見えだし、写真にあるように、アジアでよく見る竹で組んだ工事の足場を見て、こっちの足がすくんだりもしながら、妻が行きたがっていた雑貨屋さんを目指す。地図を見ながら、エスカレーターを降りるも、今一つ方角が分からずに迷っていたら、「板長寿司」という服を着た日本人が親切にも助けて案内してくれる。残念ながら目指した雑貨屋さんはまだ閉まっており、仕方がないのでその近くのお店でエッグタルトを食べたり、キャンドル屋さんを冷かしたり、ガイドブックなんかにも載っているクッキー屋さん(奇華餅家)でお土産を買ったりしていたらお昼近くに。せっかくなので、道案内のお礼がてら板長寿司で食べてあげようと思って行ってみたら、その日本人は店内に見当たらない。香港人の店員さんに「日本人の店員さんは?」と聞いても、ここにはいない、。上の店じゃない?とか言われたが、板長寿司の上に店などないのであった。
posted by としゆき at 21:49| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする