2018年07月01日

ハムレイズ

ロンドン出張2017』、
ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)』の続き。

金曜日に一日だけオフィスへ。知ってる人を探してフロアをうろうろしてたら、最近日本から転勤したばかりの後輩に出会う。こちらで会って話したい人が何人かいたのだが、事前にアポ取ってなかったので、彼に紹介してもらえて随分と助かった。余談だが、家の車の買い替えでディーラーと話していたら、彼も同じ営業が担当していると言うことを最近知ったばかりで、世の中思ったより狭いねーと笑う。今回の出張は、仕事メインというよりも、研修中心だったので、そういうプログラムに関心のある彼と夕方から話し込んでいたら、いつの間にか夜7時過ぎになってしまい、周りの人が誰もいなくなっていた。

この日も遠出せず、ホテル近くでご飯でも食べようと思って、googleマップで見つけたドイツ料理屋さんに行ってみたら、レストランというよりもビアガーデンっぽい雰囲気で、わいわいがやがやとうるさいので止めることにする。こっちの人はグループ・ディスカッションとかでも声が大きい気がする。それが先程書いた積極性の現われかもしれないが…。お店を探すのも疲れちゃったので、道中見つけたチェーン店のピザ・エクスプレスで簡単に済ませることにする。その代わり、ホテル併設のパブで一人ギネスを堪能し、今回の出張の疲れを癒す。

土曜日はもう帰国なので、家族向けのお土産を物色することに。まずは地下鉄で、デパートのハロッズに向かい、前回来た時も買って行って好評だったハロッズ・オリジナルのバッグを探す。…のだが、デザインの回転がはやいのか、前回と同じ柄が残念ながら見当たらず、似たデザインのもので手を打つ。そのままピカデリー・サーカス駅に向かい、歩いてWAGAMAMA(ワガママ)でラーメン…って、これ、よく考えたら前回来たときの最終日と同じパターンだ(『ロンドン・ラーメン事情』参照)。

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この日も小雨で肌寒く、止むを得ずにピカデリーのGAPに入ってセーター買い、その場で着ることに。寒さ対策をした上で、ロンドン市内最大のおもちゃ屋さん、ハムレイズへと向かう。『衛兵交代』に書いたとおり、5月に来た時にニアミスしたものの、行くことの出来なかったお店だ。

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長男に、きかんしゃトーマスの電車でもと思ったのだが、我が家が買い揃えている木製トーマスない。店員さんに聞いてみると、昨今ではロンドンでも(多少安い?)プラスチック製の方が売れるとかで、在庫がおいてないのだ。日本でもプラレールで集めている子も多いしね。

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一応店員さんに尋ねると「もしかして、近くにあるデパートのジョン・ルイスならあるかも?」とアドバイスされ、行ってみる事にするが…残念ながらこちらにも置いてなかった。本場でも買いにくいとなると、日本で欲しいものがあったらすぐに買っておかなきゃいけないのかなぁ等と思わせる。ちなみに、ジョン・ルイスに行く途中に、渋谷を参考にしたというオックスフォード・サーカスのスクランブル交差点があるのだが…外国人観光客にも人気の渋谷と違って、こちらはずいぶんとこじんまり(道が狭いせいもあるのだが)。

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トーマスも手に入らず特に予定もなくなったので、地下鉄のセントラル・ラインでリバプール・ストリート駅に向かい、ホテルで荷物を受け取って、そのままタクシーに乗り、パディントン駅から、ヒースロー・エクスプレスで空港へ。やっぱりホテル変わらなければ良かったと再度後悔…。でも帰りの道は、思ったより交通も接続もよく、空港に早く着きすぎてしまって、チェックインのカウンターも開いてない状態になってしまった(19時15分発で、カウンターは出発3時間前からなのに、3時過ぎに着いてしまった)。結構ロンドン来るとき、この時間帯のフライトは良く使うので、ちゃんと最終日の行動計画を立てねばと思った出張最終日なのであった。
posted by としゆき at 18:03| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月15日

ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)

ロンドン出張2017』の続き。

10日の月曜日。朝4時頃に目が覚めてしまい、そのまま研修資料読み込みの続き。前の日早く寝たからか、時差ぼけなのか(?)、あまり眠くない。地下鉄でベイカー・ストリート駅に移動し、歩いてLBSへ向かう。半円形の階段教室みたいな講義室での研修だが、昨年の香港研修でも一緒だったインド支店の女の子や、東京からの参加となる株式調査部の同僚もすぐ目の前の席。東京からはもう一人参加なのだが、グローバルに全部で150人いる参加者を3つのコーホートに分けており、彼は別の日程での参加であった。僕にとっては全3回の研修でこれが最初だが、一足先に女性限定の研修セッションがあったため、女性陣はみんな既に顔見知り。僕も名前だけ知ってるけれど初対面の人や、僕の上司のことを知ってるよ、という参加者もいたりして、こういうネットワーキングの機会は本当にありがたい。しかも今回の研修は、部署にかかわらず、フロント・オフィスからバック・オフィスまで、本当に幅広いプールから参加しているので、ランチやディナーのときの会話でも、まったく知らない会社の様子が知れたりして、刺激的なのであった。

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LBSはいろいろな会社のスポンサーがいるらしく、こんな看板もあった。

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研修も、LBSの教授たち(一人はうちの会社のOGだったり)の授業で内容も非常に面白いのだが、とにかく英語が大変。一対一じゃなくて、集団に向かって話しているのでまだ聞きやすいのだが、講師も興が乗ってきて早口モードになると聞き取れないし、聞くだけじゃなくて参加者間での自由討論みたいになると、もっときつい。夜は翌日に向けてまた少し資料を読んで、また早めに寝る。

翌朝、ホテルで朝食を取ろうとすると、開店が遅れて待たされ、行列が出来てしまう。実は前日も待たされたのだが、この辺はホテルがスペイン系だから、ラテンのノリで適当なんだろうか?この日は天気予報も雨で少し肌寒い。研修での英語も、少し慣れ始めたのか昨日ほどではないが、集中し続けていると、やっぱり頭が疲れる。言葉の面でのハンデ(?)もそうだが、こちらの人たちは偉い人のプレゼンとかでも、がんがん遠慮せずに質問をぶつけていく。この日も取締役会からゲスト・スピーカーが来たのだが、びしびし突っ込みを入れてたりして、やっぱりその積極性には脱帽。

その積極性は、授業中もだけれど、お昼の間も、そこかしこで議論が始まってたりする。彼らも全員顔見知りというわけじゃないはずなのだが、こういう機会を生かそうとする姿勢は見習わないと。この日はLBSのお庭でサンドイッチをつまみながらのランチだったが、僕なんかはもっぱら、みんなの意見の聞き役になってしまったのだった。そうこうしてたら、すごい大雨になって部屋に戻れなくなってしまう(庭の屋根つき東屋みたいなところにいたので、濡れずにはすんだのだが)。小降りになったときになんとか走って建物に逃げ込む。

午後は小さなグループに別れてワークショップ。よくある360度フィードバックと違って、同僚、家族、友人等に依頼して、本人の「ポジティブなところ」だけを聞くというアンケート結果に基づいた議論。"Point Positive"と言って、どういう場面で、その人がもっとも輝いている(いた)か、という内容。自分にとって良いことを書いてもらうのは気分の良いものだが、要は、その"positive"な面・要素を、他の(仕事の)場面で「活用・応用する」にはどうしたらよいか、というお題。これはなかなか難しい質問で、結構みんな悩んでいたようだった。

そして夜は料理教室みたいなところに全員で移動して、自分で料理して食べる感じのイベント。僕もファヒータ、お寿司、ハンバーガーを作って食べました。お昼に同じグループで議論してた在パリの営業と話しこんでいて、その後帰ることにするも、外はまだ大雨。タクシーで帰るが、何故かカードの暗証番号効かず、泣く泣く現金払いとなってしまう。今回、5月に使い残した£50くらいしか現金を持ってきていなくて、あとは出来るだけカードで…と思っていたのだが、このままいくとなけなしの現金がなくなっちゃうかも。

この日は周囲の積極性に気圧されるは、英語の実力不足を痛感するは、雨に降られるは、手元不如意になるは…で、なんだかんだとメンタルに疲れた一日。仕事もだけれど、心構えの面でも、もっともっと頑張らないといけないと痛感させられたのであった。

だからと言うわけでもないが、水曜日はちょっと寝坊して、少し遅れて朝食に行ったら、団体さんにぶつかってしまって激混み。相席みたいになったが、相手はたまたま同じ研修の参加者で、今日はどうやって移動しようか?という話になる。というのも、この日のプログラムはちょっと毛色が変わり、会場も会社近くのコンベンション・センターのようなところで丸一日、「偉い人のお話」。頭取はじめ、取締役メンバーがずらりなので、偉い人中の偉い人たちであり、人事からは「この機会を最大限に活用せよ!」との号令が下る。地下鉄だとちょっと面倒だなーと思ってたので、朝食一緒に食べた人が呼んであったタクシーに便乗させてもらう。他には、UBERみたいなのを呼んでる人も多かったようだ。実際、帰りは地下鉄で帰ったら、かなり時間もかかってしまったので、朝乗せてもらえてよかったかも。

翌木曜日は研修の最終日。この日も少し目新しい内容で、最近流行りのFinTechとか、超長寿社会とかについて、考えさせるのがテーマ。LBS内部の小部屋を順番に回りながら、2100年(?)に過去を振り返って物語る老人だの、ネット送金のスタート・アップの若者達の会話だの、小芝居を見せられて、あとでみんなで議論する、という内容。内容はともかく、形式が(文字通り)芝居がかってたせいか、参加者にはいまいち不評なようだった。ともあれ、4日間のラップアップの後、秋以降の第2回、第3回へ向けて「宿題」も出て、研修は無事に打ち上げ。この日に帰国する人も多く、みんなが泊まっていたMelia White HuseからLBSまで荷物を持ってきてくれていた。僕は金曜日にはオフィスに行くから、会社近くのいつものホテルに移動だったのだが、よく考えたらどうせ一日しか出勤しないのだし、空港も近いのだから、ホテルもそのまま連泊にしてしまえばよかったと後悔。
posted by としゆき at 13:32| 東京 ☔| Comment(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月15日

ロンドン出張2017

2016年にはリージョナルで行われた研修プログラム(『香港出張』、『香港上陸』参照)に参加したが、2017年度に、グローバルで行われる、また別の研修プログラムに参加することになった。第1回目がロンドンで行われ、その後各リージョンで第2、3回目が行われるという、約1年通してのプログラム。

研修は月曜開始なので、普通なら日曜発のフライトなのだが、前日の土曜日入りするとなんと、ホテルの宿泊代を考えてもトータルで安いということで、半強制的に(?)土曜日出発。やはりビジネス客は夜便やら日帰りやらのニーズが多いからか、逆に余裕を持った日程の方が需要が少ない!?というわけで、7月8日の土曜日に出発。『ロンドン父子二人旅』のゴールデンウィーク旅行時のスーツケースに、トラベルグッズがそのまま詰めっ放しだったりするので、それを流用して荷造りも順調。

ひどい渋滞の中、羽田空港につくと、チケット安いとはいえ空港も混んでいる。ビジネスですら長蛇の列で、エコノミーのチェックインカウンターにいたっては気が遠くなるほどの混み具合だった。今回はお昼の便なので、かねてからの念願であった自動化ゲート登録をしてみることにする。登録待ちでも行列で待たされたのだが、一度登録してしまえば次回からは快適(なはず)。ただ、パスポートへの出入国スタンプがデフォルトではなくなってしまうので、寂しくてわざわざ窓口で押してもらう。

羽田空港へ来ると、いつも出国審査を出たところにある六厘舎が気になっていたのだが、出張の時はラウンジでご飯食べちゃうことが多いから食べられずにいた。が、今回は会社の秘書さんから羽田空港の株主優待券を頂いたので、初めて食べてみることにする。

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とか言いながら、ラウンジに着いたら着いたで、やっぱりカレーライスとか食べちゃって、いきなり満腹状態での出国。

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ロンドン出張は約2年振りで、久々のフルフラットシートで寛ぎながら、未見だった映画の「君の名は。」とか見て過ごす。昼便ということもあって、あんまり眠れないままロンドン到着。羽田も酷かったけれど、ヒースローの入国審査も相変わらず凄い列。そう言えば、過去に一度だけファスト・トラック・パスをもらえたが、それ以外はいつも長時間待たされる。ベビーカーの子連れも結構いて、5月に来たとき、よく長男が飽きずに耐えてくれたと改めて思う(その時は、もうちょっとすいていた様な気もするけれど)。なんか掲示してあったポスターを見ると、Registered Travellerという制度があって、UK/EUパスポートのレーンを通れたり、ICチップ入りなら自動化ゲートを通ってあっというまに入国できる…らしい。どうやって登録するんだと思ったら、ビザ所有か、過去24ヶ月以内に4回以上入国していること…うーん、結構ハードル高いぞ。

Registered Traveller: faster entry through the UK border

なんとか入国して、ヒースロー・エクスプレスで市内へ。5月は雨だったけれど、今回は良いお天気。ロンドンはいつも服装で失敗するけど、今回は日本から着てきた夏服のままで大丈夫かな。今回の研修は会社じゃなくて、ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)のキャンパスで行われる。ので、宿泊先としてはいつもの会社近くのホテルじゃなくて、LBS近くのMelia White Houseというホテルを現地の人事が指定してきてた(コストは東京持ちなんだけれど…)。ここは初めてだったけど、なかなか小奇麗なホテル。最近増えてる、行きたい階数を押すと乗るエレベーター指定される仕組み。日本でももっと普及すればいいのに。

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土曜日で特に予定もなく、ロンドンに来たら恒例行事(?)のラーメン・ツアー(『ロンドン・ラーメン事情』参照)という事で、ウォーレン・ストリート近くのバス停から金田家に向かう。この日はロンドン・プライド2017のパレードか何かあったらしく、バスの運行が不規則らしい。Googleマップでもちゃんとその旨が表示されてる。それなので、少し手前でバスを降ろされてしまい、徒歩でお店へと向かう。ちなみにGoogleマップ見てたら、『ロンドン・グルメ』に出てきた、中華料理のHakkasanのHanway Palace店が近くにあった。今回は行けなかったけれど、また今度来たら食べに行きたいな。あと、Googleマップといえば、金田家を検索すると同名のお店が出てきて、偽物かと思ったらいつのまにかピカデリー・サーカスに2号店が出来てたらしい。

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会社の元後輩には、「ロンドンまで来て、なんでわざわざ金田家行ってるんですか」と突っ込みを受けてしまった。

翌日は日曜日。ホテルはビュッフェの朝食付きなのだが、味は…うーん。目玉焼きも出来合いだし。この日は、5月に結婚式に参加した会社の後輩夫妻とランチの約束が入ってた。彼が取ってくれたお店が、宿泊先にも近いベーカー・ストリート近くのロイヤル・チャイナ・クラブ。年末にはお子さんも生まれるという報告もあって、まことにめでたい。このお店もなかなか美味しいので、ロンドンに来たときのレストラン候補がまた一つ増えた。

帰りに、オイスター・カードを2枚持っていたので、一枚リファンドすることにする。でも、調べてもらったら、古い方のカードはなぜか残額マイナス£1.5、だからこちらから支払って精算するか、そのまま捨てちゃってくれ…と言われる。デポジットの最低額は割り込んでるかもとはと思ったけど、一体全体、どうやったらマイナスになったんだ?

そしてホテルの部屋に戻り、昨日から部屋のテレビの調子が悪いのでレセプションで修理を依頼する。すると、後で誰か送ると言うから、わざわざ外出もせずに待ってたけど誰も来ない。3時間程して誰か来たと思ったら、全然伝わってなくて「何か問題ありますか?」。テレビがおかしいと言うと、いきなり「ホテルは満室だし、スタッフは大勢休み取ってるし、誰も働きたがらないし、自分も11時間以上働いてる!」と愚痴って帰っていく。その後やって来たエンジニアも「やれることは何もない!」と逆切れ。テレビは諦めて、研修の資料を読み込んでいたら、いつの間にやら夜7時。もったいない時間の使い方してしまったけれど、ルームサービスで夕飯を済ませて、翌日以降に備えて早めに寝ることにする。
posted by としゆき at 22:58| 東京 ☁| Comment(0) | ロンドン出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月02日

Brexit

香港上陸』の続き。

翌23日は朝から研修プログラム。最初は偉い人のお話が続く。彼ら・彼女らのプレゼンを見るといつも思うのだが、パワーポイントなんかに頼らず、一時間でも二時間でもメモもほとんど見ないで話し続けて、質疑応答にも臨機応変に応じるスキルはとてもまねできない。僕なんかは一時間何か話せといわれたら、使い切れないほどのパワーポイントを用意して、「こういう質問が来るかもしれないから、そのときはこのページを…」とか準備しすぎてしまうのだが、せっかく用意したのだから話さなきゃ損とばかりに、早口でどんどん喋ってしまって、聴衆を置いていくという悪い癖がある…反省。仕事の仕方とか、中身だけじゃなくて、こういうスキルも身につけたいものだ(今回の研修でも実際、効果的なスピーチ用の姿勢や仕草(!)なんてセッションもあったりした)。

ランチはお寿司。日本人からすると、多少は何ちゃってなんだけれど、お味はなかなか。なぜかフォークがついてきたりする。そして夜はリッツ・カールトン118階にある、「世界で一番高いところにあるバー」である「OZONE(オゾン)」でウェルカム・ドリンク。お店の一角を貸しきって会社の偉い人も沢山来て立ち飲みなのだが、酔っ払った他の参加者から(英語で)仕事の愚痴を聞かされたりしてちょっとお疲れモード。お店のテラスに出て夜風に当たりながら夜景を眺めたら、さすがに118階からの景色は絶景。

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さて、この2016年6月23日は、イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が行われた日であり、翌24日のアジア時間には、どんどん開票が進む予定だった。事前の予想では、Brexit(=Britainとexitの合成語。ギリシャ危機でギリシャがEU離脱かと騒がれたときに、Greece+exitでGrexitと言う言葉が流行ったが、その派生系)にはならず、無事にBremain(=Britain+remain、EU残留)という声が大勢だったのだが、どんどん進む開票状況を見ていると…あれあれ、なにやらきな臭い。Bremainのためには落としちゃいけない地区を落としたり、接線と予想された地区で大敗だったりして、だんだんBrexitの恐怖が高まってくる。研修は11時からだったので、その前の時間はブルームバーグでリアルタイムでニュースや相場を眺めていたのが、だんだん楽観的なコメントが減ってきて、もしかしたら!?みたいなトーンになってくる。

それでも、日経平均のチャートなんかを見てみると、一度落ちてもまた戻したり、はじめのうちはまだ疑心暗鬼だったのだが、お昼休みを挟むと後場はギャップ・ダウンで下げ一色。高値16,389.17円→安値14,864.01円と約9.3%下落。

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為替を見てみると、ドル円はBremain気分で106.84円をつけたところから、一気に99.02円まで約7.3%下落し、英ポンドにいたっては、対ドル1.5018→1.3229となんと約11.9%の下落。朝方に高値をつけているところからも、いかに事前の世論調査でBremainが確実視されていたかが分かる。

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刻一刻と雰囲気が悪くなり、午前中にミーティングが入っていて、一緒に会議室で話してても、PCの前にいてマーケット確認しないと不安で仕方がないといった感じで、相手も落ち着かない様子。トレーディング・フロアでは、「イギリス人は何て馬鹿なんだ!」(意訳…原語ではちょっと書けません)なんて怒号まで聞こえる。こんな状態で果たして研修なんてやってられるんだろうか。とはいえ、僕は東京オフィスにいないし、こちらにいても何かすぐ出来る訳でもなく、上司と緊急に電話で相談した結果、とりあえずは研修に出ることにする。そういえば、この年の1月末、たまたまお休みをもらってた日に、日銀がまさかのマイナス金利を導入し、出先から会社と電話で緊急会談したりしたこともあったなーと思い出す。昔から、チームの誰かが出張すると相場が荒れるという変なジンクスがあったが、マイナス金利だのBrexitだのは、ちょっと心臓に悪いので勘弁して欲しい。

研修に向かっても、やはり、特に香港ベースの人の参加率が極端に悪く、昨日に比べても人数が少ない。先程書いた「効果的なスピーチについて」の研修とかはこの日に行われたのだが、少人数でみっちりやってもらえたのはケガの巧妙か。それでも、当面の方向性が見えてきた午後になると研修に復帰する地元組も増えてきて、いくつかのグループに分かれて行われていた研修も全員でラップアップ。早速学んだ「効果的なスピーチ」技法を試してみたりしたけれど…うーん、効果のほどはどうかな!?

予想外のBrexitで慌てたりもしたけれど、2日間の研修も無事に終了。夜は東京組でペニンシュラ・ホテルでの中華ディナー。「半島酒店」と書いた紙をタクシーの運転手に渡してみんなで移動。早めの時間スタートだったからお店もすいていたし、中華はやっぱり丸テーブルで大人数だと楽しめる。研修も終わったしこのままマカオでカジノでも…なんて声も出たりしたけれど、さすがにそれは止めておいて、「香港の六本木」の異名を取る(?)ランカイフォンに出てみんなで飲み直し。ローカルだけじゃなくて欧米からのエクスパットも大勢見受けられ、「六本木」ってのは言い得て妙な感じ。

翌朝は帰国に備えて、みんなでゆっくりホテルでの朝食。窓からの眺めがすばらしく、目の前をヘリコプターが飛んでたりする。僕の泊まっている部屋は、会社の契約レートで安く泊まっているのであんまり眺めが絶景なわけじゃなかったのだが、一緒に来た同僚はなぜかアップグレードされたそうで、泊まった部屋からもこんな景色らしく、ちょっと羨ましい。みんな同じくらいの年齢の子持ちだったので、子連れ旅行の話とかいろいろ聞けて、東京だとなかなかこういう機会もすくないなーと思いながら、研修出張最後の朝をのんびり過ごしたのだった。
posted by としゆき at 22:00| 東京 🌁| Comment(0) | 香港出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月01日

香港上陸

香港出張』で触れた、2016年6月の香港出張について。最近、会社でタイトルの上から下まで研修を充実させようという動きがあり、日本でもこれに合わせていろいろな研修プログラムが用意されているが、丸一日とか、何日間にも渡って集中的に、というのは何気に難しく、逆に海外に「缶詰」された方がそういう「集中講義」は受けやすかったりする。このときもAPAC(= Asia Pacific、アジア太平洋地域)の人を香港に集めて2日間の研修が開かれることとなって、東京からもいろいろなチームの人が何人も集まるので、参加のオファーを喜んで受けたのだった。香港に行くのは学生時代に行って以来、約20年ぶり2回目、仕事では初めての香港。当時はまだ中国返還前だったなーと感慨にふける。

6月22日の水曜日、朝5時過ぎに起きて、6時にはタクシーに乗って羽田空港へ。出かけるときは長男はまだ寝ていたのだが、羽田への道中、携帯に電話がかかってきて、目覚めた長男がパパを捜し求めて泣いていたという報告に、早くもホームシック気分…。8時55分発で8時前には出国ゲート通っちゃうので、この年1月のシンガポール出張に続いて、自動化ゲート登録はまたの機会に(『マリーナ・ベイ・サンズ』参照)。ラウンジで朝食として定番のカレーライスを食べていると、今回一緒に参加する同僚に出会ったり、機内で席につくとまた別の後輩も同じフライトだった。

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香港には予定より早く12時10分着。ATMで現金を引き出したら50香港ドル紙幣2枚が出てきて、大きすぎて電車の券売機で使えない。仕方がないのでいきなり後輩にお金借りることになってしまった。クレジットカードは券売機でなく窓口でないと使えないらしく、だからあんなに行列が出来てたのかと納得。空港からエアポート・エクスプレスに20分も乗ると、電車は九竜駅に到着。駅にはICC(=International Commerce Centre)ビルが直結で、今回の宿泊先であるリッツ・カールトンも、研修会場となる会社オフィスもこの上にあるので、とっても便利。ホテルにチェックインすると、お部屋ももう準備が出来ている。ウェルカム・スイーツのマカロンがうれしい。

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この時点で午後1時半。スーツに着替えて午後2時からのミーティングに出るべくオフィスに向かうのだが、よく考えたら早めに到着してこのギリギリなスケジュールってことは、もし定刻通りの到着だったら一体どうなってたんだろう?ICCのオフィス棟はエレベーターが複雑で、いくつかのフロアがブロックにまとまり、それぞれ別のラウンジフロアがあり、初め何も考えずに乗ったら間違えてしまって下まで降りるはめになった。8階→49階→56階→61階と乗り継いでやっと会社に辿り着く。無事にミーティングにも間に合い、初日は無事に終了。

夜はこちらで働いている会社の元同期と夕食の予定があったので、ICCの下にあるショッピングモールで待ち合わせて、マルコ・ポーロというホテル内にあるミシュラン2つ星の「夜上海」へと向かう。『香港研修』でも書いたが、「日本から知り合いが来た時も多用するし、家族でも利用する、外れのないレストラン」。久々の再開を祝いながら思い出話に花が咲く。いまだに会社に入ったときの最初の新人研修の時のエピソードで盛り上がるのもお約束。何年も香港に住んでいたが、日本への帰国が決まったということで、前祝いも兼ねて食とお酒が進む。

その後、これまたお客さんが来ると定番というバー「アクア」で飲みなおし。チムサーチョイのライトアップされた景色もきれいだが、このお店、証明が暗すぎて、メニューを読むのも一苦労…。

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その後良い覚ましに散歩しながら、ホテルへの帰路につくのだった。

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posted by としゆき at 22:30| 東京 🌁| Comment(0) | 香港出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする